第4話サークル
魔法の師匠テミィーとロアスは王城の庭で魔法の練習をすることになっていた。
お父さんは
『ロアスは俺の息子なんだ!緊張なんかしないで堂々とやってこい!』と、いつもながらに暑苦しく言っていたが、お母さんは優しく
「ロアス?テミィーさんに失礼のないようにね?それと怪我にはきをつけてね?あ、あと昼食ちゃんと食べるのよ?あ、あとあとつらくなったらすぐお母さんに言いなさいね?あ、あとあとあと、、、』
などと、優しいのは嬉しいのがすごく長く話されたがいつものことなので、なれてしまった。
そうして始まった魔法の授業だか、いきなり魔法を使うことなんなできるはずもないので、まずサークルというものを心臓に作る必要があるらしい。
『あのそもそもサークルってなんですか?』
『え?そこから?まぁ、いいわ。サークルというのは魔法を扱う上で重要な魔力をタンクと考えてもらえればいいわ。これが大きく作れば作るほどたくさん魔力があるからたくさん魔法を行使することができるようになるし、大魔法も使うことができるようになるわ。
サークルには1サークルから10サークルまであるとされてるの。』
『へぇ!サークルの基準とかってあるんですか?』
『そうね、普通の人は2サークルくらいね。魔法使いになると4から5サークルになると魔法使いとして名乗れるようになるの。私のような6サークルはプロの魔法使いなのよ。7サークルは魔塔の幹部クラス、8はこの世界でも3人しかいない魔塔主クラスなの。9サークルはいないとされていて、10サークルなんてものはマイヤ魔法帝国の初代皇帝以外に10サークルになったものはいないとされてるわ。』
『じゃあ師匠は魔法使いの中でもプロなんですね!さすがです!』
『ふ、ふん!そう?そうかしら?この師匠の偉大さがわかった?しかも私の師匠は8サークルの魔塔主なんだから、この師匠を信じて魔法を習うといいわ!』
『はい!わかりました!テミィー師匠!』
『よし!それじゃあさっそくサークルを作るために魔力を感じるところから始めましょう!魔力はこの世界のどこにでもあるのが普通よ。だから少し意識すれば、簡単に感じれるはず。目を閉じて周りを意識してみて?』
ロアスは言われたとうり目をとじて周りを意識してみると周りになにかあるのを確かに感じた
(確かに何か感じるな。ん?いや感じる程度じゃないぞ?お、多すぎて押しつぶされる!?)
『し、師匠!魔力に潰されそうなんですけど!これって大丈夫なやつですか!』
『え?ロアス?それ本当に言ってるの?』
『本当だからこんなに大きな声で言ってるんですよ!』
(あ、ありえない!初めて魔力を感じる時は手に何か触れたな程度のはず!なのに押しつぶされるほど感じるですって?魔力との相性がそんなにいいってこと!?いや、今はそんなことよりこのままだとロアスが危ない!)
『ロアス!ゆっくり深呼吸してなさい!』
そういうとロアスを囲んでいた魔力がなくなった気がした
『ロアス目を開けてみなさい』
ロアスは師匠の言うとおり目を開けてみると師匠に後ろから抱きつかれていた
『う、うわぁ!な、何してるんですか!師匠!』
『命の恩人に対してうわぁ!とはなんですかうわぁ!
とは。あなたが魔力に埋まっていたから私がロアスのまわりの魔力を一時的に取り込んであげたというのに。まったく。』
『あ、す、すいません...。目を開けたらいきなり抱きつかれたら誰でも驚きますよ。それよりも魔力に埋っていたと言うのはどういう意味ですか?』
そうロアスが聞くとテミィー師匠が話し出した
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