第10話飛翔
魔塔主様に言われたとうりに念力の扱い方の練習をして3ヶ月がたった。
その練習は理論はとても簡単だ。
ただ魔力に意志をつたえながらそれをまとめてそれを浮かせたい物体にあてるだけ。
そうすると魔力はその意志にしたがって物体を浮かせたり潰したりたど色んなことができるらしい。
俺もその練習をしてきたが、最初はなかなかできなかった。魔力が離れてくれないのである。
意志をつたえることはできたのだが、俺から離れてくれない。だから魔力に浮かせてと伝えるとそのまま俺を浮かせてしまうのだ。
それを魔塔主様に相談すると、
『飛行魔法は自分を浮かされたらいいからそれでいいんじゃないか?』
と、なんかテキトーに答えられたが、俺も早く飛びたかったのでそうすることにした。
そうして自分を浮かせることの練習はすぐにできるようになった。
が、問題はまだあった。曲がったりできないのだ。
浮くだけなら魔力に
『浮け!』と念じるだけでできるのだが、曲がるにはどっちにどれだけ曲がらないといけないだとか魔力はあまひ頭がよくないのかなかなかできなかったが、
テミィー師匠が言うには、
『魔力は人間と一緒なの。怒られてやる人なんていないでしょ?だから優しくお願いするのよ?』
そのアドバイスを受けて残りの時間で曲がることもできるようになり、飛行魔法はほぼ完璧になった。
『うわぁ、見て!テミィー師匠!僕完璧に食べるようになったよ!』
『すごいわ!普通はそんな急転回なんてできないのに、飛行技術がプロ並みね!’
そうして俺の飛行魔法の練習は終わった。
すると魔塔主は
『次は雷魔法だな。と言ってもこっちはほぼ完璧だが、威力の調整だけできるようになっておこうう。』
そうして雷魔法の練習もしたがこっちも飛行魔法の時と同じで魔力に命令ではなくお願いをするという要領を掴んでいたので威力を調整することができるようになったので1週間も必要なかった。
そうして魔法の授業は終わり、ついに旅に出る日が近づいていた。
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