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画面の向こう側  作者: 阿瀬 ままれ
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第五章 勇者のお話

 しばらくの時が流れ、魔王達のステージ作りも終わり、お姫様によるテストも一段落つきました。勇者自身も新しい剣技を覚え、後は魔王がいつものようにお姫様をさらうのを待つばかりとなりました。

 しかしここで、重大な問題が発生します。問題というより、事件と言った方がいいでしょう。突如、白の世界に謎の生命体が現れたのです。

 その生命体は、スライムのようにぶよぶよした体で、全身が真っ黒の巨大な化け物。自身の体を溶かし、触れた者を誰彼構わず真っ黒に塗り替え、動けなくしてしまいます。

 そんな恐ろしい生命体について、ホワイト王国のお姫様はすぐに魔法によるテレパシーで声明を出しました。


「現在、謎の生命体が白の世界に現れ、民衆を無差別に襲撃する事件が発生しています。非常に危険な状態です。幸い、この生命体はドアや窓を閉め切った建物の中に侵入することはできないようなので、各自対策をお願いします。そして、無事が確約されるまでの間、一歩も外に出ないようにしてください。我々は謎の生命体の退治に即刻取り掛かりますので、続報をお待ちください」


 ゲームの世界において、このような意図しない存在が現れた場合、お姫様はそれらを「バグ」と総称しています。バグの退治に追われる中、お姫様の私室にて、黒電話がリンリンと鳴りました。


「お姫様、無事!?」


 電話の相手は勇者でした。騒ぎを聞きつけ、お姫様の安否を確認しに来たみたいです。


「ええ、私は無事。ただ、ホワイト城下町の住人達が既に何十人か襲われている状態です」

「そうなんだね。すぐに向かうよ! エクスカリバーを持ってきても問題ないよね?」

「お願いします。緊急事態ですから。私の方でもできる限りあの生命体の情報を集めてみます」

「うん、分かった!」


 そう言うと、勇者は急いで電話を切りました。それと同時に、私室のドアからドンドンと大きなノックが鳴りました。


「姫様、ご無事ですか!?」


 ドアを開けると、大臣が慌てて様子を確かめに来てくれました。既に定年を迎えた男性で、よく国政のお手伝いをしてくれる心強い存在です。しかし、あのバグが相手ではさすがに為す術がないみたいです。

 勇者に対してと同様に無事だと答えると、大臣は思わぬ情報を伝えてくれました。


「どうかお気を付けください。衛兵から聞いたのですが、あの化け物は『ホワイト王国の姫はどこだ』と言って捜し回っているそうなのです」

「私を捜している?」


 お姫様は驚愕しました。なぜ自分を襲おうとするのか知りたいところですが、相手は無差別に攻撃を繰り返すバグ。今は想像に任せるしかなさそうです。


「大臣、一緒に書斎へついて来て。あのバグについて、ご先祖様が何か資料を残してくれているかもしれない」

「かしこまりました!」


 お姫様は大臣と複数人の衛兵を連れて、すぐさま書斎へと向かいました。




 * * *




「ヒメ……ドコダ……。ホワイトオウコク……ヒメ……」


 謎の生命体は液体状になり、ヌメヌメとホワイト城下町の道を這ってさまよっていました。その様子を、喫茶店でレース大会の打ち合わせをしていた勇者兄とフラワー王国のお姫様が目の当たりにします。


「勇者兄さん、今の聞いた?」

「あわわ。確かに聞いたよ、姫様」


 あの生命体は、確かに「ホワイト王国の姫はどこだ」と言っていました。つまり、ホワイト王国のお姫様が危険な状態にあるということ。それが分かれば、やることはただ一つです。


「助けに行きましょう! ホワイト王国のお姫様も何か対策を講じているはずだわ。私達が戦うことで、少しでも時間稼ぎになるかもしれない」

「でも、丸腰のまま向かっても危険だよ。僕はともかく、お姫様まで危険な目に遭わせるわけには……」


 心配する勇者兄の鼻を摘みながら、フラワー王国のお姫様は言いました。


「行くったら行くの!」

「いてて……分かったよ、姫様」


 ウェイターに代金を支払い、勇者兄とフラワー王国のお姫様の二人は喫茶店を飛び出しました。

 外に出るなり、二人は上空から見下ろされる形で謎の生命体に見つかってしまいました。


「ドコダ……ヒメ……ドコダ……」


 相も変わらずホワイト王国のお姫様を捜している様子の生命体に、フラワー王国のお姫様が挑発します。


「あいにく、知っていても教えるわけにはいかないわ! 大切な友達ですもの!」


 生命体はフラワー王国のお姫様に怒り出しました。


「ユルサン……ツブシテヤル……」


 生命体から人の手のようなものがゴムのように伸び、フラワー王国のお姫様を鷲掴みにしました。勇者兄は驚くばかりで腰を抜かしてしまいます。その一方で、フラワー王国のお姫様は自身に魔法のバリアーを張ることで、接触を免れました。

 生命体がフラワー王国のお姫様を持ち上げ、バリアーごと握り潰そうとします。このままではフラワー王国のお姫様がやられてしまうのも時間の問題です。小心者の勇者兄ですが、好きなフラワー王国のお姫様には死んでほしくない。勇者兄は勇気を振り絞りました。


「放せっ!」


 勇者兄は高くジャンプして喫茶店の屋根に上り、そこからさらにジャンプして生命体に飛びかかります。そして、強烈なキックをお見舞いしました。生命体は体勢を崩し、フラワー王国のお姫様を握る手を緩めてしまいます。


「姫様!」


 隙を見逃さず、勇者兄はフラワー王国のお姫様に飛びつきます。そして、フラワー王国のお姫様を抱きかかえ、放り投げることで生命体から突き放しました。


「キサマ……!」


 生命体の怒りが込み上がります。生命体からもう一本の長い手が生え、両手で勇者兄を押し潰そうとします。空中にいた勇者兄は逃げることができず万事休すかと思いましたが、潰される寸前で突然姿が消えてしまいました。

 何事かと勇者兄が思ったときには、地面に着地していたフラワー王国のお姫様のすぐそばで寝転がっていました。どうやらフラワー王国のお姫様が、魔法によるテレポートで逃がしてくれたみたいです。

 それでも大分無茶をした様子。フラワー王国のお姫様は息を切らしています。それでも勇者兄に微笑みかけながら、フラワー王国のお姫様は言いました。


「勇者兄さん、お願いがあるの」

「な、何?」


 勇者兄が立ち上がった途端、フラワー王国のお姫様は予想だにしない行動に出ました。なんと、勇者兄の両手を握り、キスをしてきたのです。

 きっと、これ以上は戦えない彼女なりの覚悟の上での行動でしょう。顔を真っ赤にする勇者兄に対し、フラワー王国のお姫様は決然たる顔で言いました。


「一緒に死んでくれる?」


 勇者兄は呆然としましたが、すぐに真剣な顔に戻り、力強くうなずきました。

 生命体が両手を伸ばして襲って来ます。勇者兄が身構え、フラワー王国のお姫様が魔法を放とうとしたその時、またしても予想だにしないことが起こりました。突然火の玉が飛んで来て、生命体の両手に直撃したのです。


「グオオ……!」


 生命体は大きく体勢を崩しました。生命体が倒れかけている間、突然一人の人物が上空から降り、勇者兄とフラワー王国のお姫様の前に着地しました。現れたのは、なんと魔王でした。


「よく持ちこたえたな、二人共。後は勇者が来てくれるまで、私に任せてほしい」

「あ……ありがとう、魔王!」


 勇者兄は礼を言い、フラワー王国のお姫様の手を引っ張ってその場から離れました。


「キサマ……マオウ……ダナ……」


 生命体が立ち上がり、不気味な小さい目で魔王を睨み付けながら言いました。


「ほう? 私のことを知ってもらえているとは光栄だな」


 魔王は臆することなく言葉を返しました。生命体が話を続けます。


「ワレ、ハカイノカギリヲツクスモノ……。ホワイトオウコクノヒメ、マリョク、ウバエバ、ハカイモタヤスクナル……。キサマノ、セカイセイフクノヤボウ、ジツゲンデキル……。ドウダ、ワレト、テヲクマナイカ……?」


 聞き取り辛かったですが、どうやら生命体はホワイト王国のお姫様の魔力を奪い、破壊の限りを尽くそうとしているようです。そして、世界征服の野望を持つ魔王と手を組もうとしている様子。勇者兄とフラワー王国のお姫様は息を呑みました。

 しかし、それを聞いた魔王はいつもの調子で笑い、言いました。


「ハッハッハ! どうやら私の思想までは分かっていないようだな。かわいそうな奴め、教えてやる!

 私は白の世界が好きだ。自然豊かな大地、美味しい食事、そして私達魔物のことも温かく受け入れてくれる人間達が好きだ。

 私は黒の世界が好きだ。魔物にとって住み心地の良い土地、そして私のことを慕ってくれる魔物達が好きだ。

 あえてゲーム上の設定で私の夢を教えてやろう。私の夢は白の世界と黒の世界の両方を征服し、この愛すべき世界を自らの手で守ることだ! 破壊することしか能のないお前とは相容れない! この世界を破壊するというのなら、この魔王、命を懸けて貴様を倒してやる!」


 魔王は巨大な緑のドラゴンに変身し、咆哮を轟かせました。その後ろ姿のなんと頼もしいことか。勇者兄は思わず「いけ、魔王!」と叫んでしまいました。

 生命体が魔王に掴みにかかります。魔王は両手でそれを受け止めました。触れた者を真っ黒にしてしまう生命体の攻撃ですが、ドラゴンに変身した魔王にはそれが通用しない様子。魔王と生命体の一進一退の攻防が続きます。




 * * *




 勇者兄や魔王が奮闘している中、ホワイト王国のお姫様は大臣と一緒に、突如現れたバグについて調べるため、書斎部屋で書物を読み漁っていました。あれでもない、これでもないとページをめくっていく中、ついにお姫様が全く同じバグの内容を見つけます。


「見つけた……あのスライムみたいな姿と瓜二つだわ!」


 大臣も顔を近づけながら、二人でそのページを読みました。

 ――ヌル。スライムのような見た目をした巨大なバグだが、元々は害はない存在。人間や魔物の腹黒い感情を敏感に察知し、取り込んでしまうことで、害をなす存在と変わり果ててしまう。腹黒い感情を取り込めば取り込むほど、その姿は膨張し、より危険な存在となる――。


「元々は害はない……ですって?」


 お姫様と大臣は目を疑いました。この書物に書いてある限りでは、あのバグは存在そのものが危険ではなく、自分達の悪い感情が危険にさせたとのことなのです。


「姫様、どのように対策を?」


 大臣の問いに対し、お姫様は難しい顔をしました。勇者や魔王に頼んでヌルを倒してもらえば、万事解決することでしょう。しかし、他にヌルを救う道はないのかと考えるようになったのです。

 しばらく悩んだ末、お姫様は仕方なしに答えました。


「ヌルは非常に危険な存在となっています。倒せる可能性があるのは、恐らく魔王かエクスカリバーを手にした勇者くらいでしょう。民がこれ以上危険に晒されるのであれば、二人に頼んでヌルを倒してもらいます」

「しかし……勇者殿の方は、エクスカリバーを取りに行くとなると、ホワイト王国に来るまでかなり時間を要するのでは」


 大臣が不安な色を浮かべます。大臣の言う通り、エクスカリバーは強力な剣であるが故、白の世界の巨大な森の奥に封印されています。その封印を解いてからホワイト王国に向かうとなると、かなり回り道をしてしまうことになります。勇者は魔法によるテレポートを使えないのです。


「今となっては、ヌルを食い止めるのは魔王に頼るしか……」


 そうお姫様が言いかけたときでした。


「お姫様、来たよ!」


 突然、書斎部屋の扉から勇者が姿を見せました。その手にはエクスカリバーが確かに握られています。思っていたよりもかなり早い登場に、お姫様達は驚きを隠せませんでした。


「勇者、どうやってここまで来たのです?」


 お姫様が問うと、勇者はにこりと笑って答えました。


「魔王息子くんが、私を抱えて飛んで、ここまで運んでくれたの!」


 勇者の言葉と同時に、魔王息子が姿を現しました。魔王息子は魔王と途中まで行動を共にしていたため、状況を理解してくれていたのでしょう。何はともあれ、勇者が逸早く駆けつけて来てくれたことに、お姫様達は安堵しました。


「魔王息子殿、我々にご協力いただけるのですかな?」


 大臣が問うと、魔王息子はむっとした顔になりました。どうやら、彼は本心では悪役のままでいたいようです。


「協力なんかじゃない。あの化け物に姫を横取りされるのが気に食わないだけ。だから、今から姫をさらってやる!」

「えっ?」


 お姫様は目を丸くしますが、魔王息子に悪意はない様子です。


「というわけで、姫の部屋に避難させ……いや、閉じ込めるからな! どこに部屋があるか、案内しろ!」

「は……はい、分かりました!」


 大臣は慌てて返事し、先に書斎部屋を飛び出してお姫様の私室へと向かいました。魔王息子がお姫様の手を引っ張り、その後を追います。


「勇者、あの化け物の方、頼んだぞ!」


 すれ違いざまに、魔王息子が勇者に言いました。勇者は力強くうなずいてみせました。

 勇者が書斎部屋を飛び出し、すぐ近くにあるルーフバルコニーへと向かいます。そこから外を見渡すと、今まさに魔王と化け物が戦闘をしている最中でした。

 しかし、戦闘は大分長引いた様子。勇者がすぐ近くまで駆け付けると、お互いに満身創痍であることが分かりました。


「ハッハッハ! 勇者ではないか!」


 魔王はドラゴンから元の姿に戻り、体中が黒ずんで苦しそうにしながら、いつものように笑って言いました。


「この私をここまで追い詰めるとは、なかなか手強い化け物だ。だが、相手ももう瀕死の状態だ。後は勇者の一撃で倒せるはずだ!」


 勇者が化け物の方に目を向けます。化け物はスライムのようにぶよぶよした巨大な生命体で、そして透き通った体から黒く汚いものがドロドロと流れ落ちていました。


「イタイ……クルシイ……ツライ……カナシイ……」


 化け物が辛そうに呟きます。好機だと思った魔王が、勇者に呼びかけました。


「さあ、必殺技であの化け物を倒すのだ! 勇者!」

「待って!」


 勇者が魔王を呼び止めました。魔王が目を丸くし、「なぜだ?」と問い詰めると、勇者は心苦しそうに答えました。


「だって、見てよ……。すごく辛そうで、悲しそうにしているもん。あんなの、化け物とは思えない」

「しかしだな……」


 魔王が反論しようとしたとき、突然お姫様の声が二人の頭に直接聞こえてきました。どうやら魔法によるテレパシーで話しかけているみたいです。


「勇者、魔王、聞こえますか?」


 お姫様の問いかけに対し、勇者と魔王はこくりとうなずきます。


「あの生命体は勇者の言う通り、化け物なんかではありません。私達の腹黒い感情を取り込んだ成れの果てで、元々は害のない存在なんです。どうか、私達の手であの子を助けてあげたい。手伝ってくれますか?」


 勇者は「もちろん!」と力強くうなずきました。魔王は呆然としていましたが、襲ってくる気配のない目の前の生命体を見て、遅れながらもうなずいてくれました。


「まずは、諸悪の根源である黒い液体を消し去ってください!」

「うん、分かった!」


 お姫様の指示に返事し、勇者がエクスカリバーに力を込めます。


「悪よ、消え去れ! 『ライトニングブラスト』!」


 勇者がエクスカリバーを黒いドロドロに突き付けると、その先端から強力な光の波動が噴き出しました。光の波動が黒いドロドロを突き破ると、怨念のようなものの雄叫びが聞こえ、やがて黒いドロドロは消滅しました。


「クルシイ……タスケテ……クルシイ……」


 生命体が呻き声を上げます。魔王がお姫様に聞こえるよう大きな声を上げて尋ねました。


「次は、この生命体に何をすればいい!」


 お姫様がテレパシーで答えました。


「その生命体はヌルと言います。ヌルは人間や魔物の感情を取り込みます。ならば、私達の優しい感情を取り込ませれば、そのヌルは改心してくれるはずです。

 今から勇者の言葉を、全ての人間と魔物にテレパシーで届けます。どうか、ヌルを助けてあげてほしいと呼びかけるのです!」


 勇者はこくりとうなずき、静かに口を開きました。


「みんな、聞いて。私達の友達が今苦しんでいる。助けを求めている。私達はあなたの味方だって、友達に呼びかけてほしいの。心の声で伝えてほしいの。私達の力で、ヌルを救おう!」


 勇者が両手を頭上に掲げました。魔王も、近くで見守っていた勇者兄とフラワー王国のお姫様も、大臣も、魔王息子も、そしてホワイト王国のお姫様も。他の人間達や魔物達も外に出て、この想いよ届けと言わんばかりに両手を掲げてくれます。

 すると、皆の両手から、温かな光が発され、ヌルの体内へ次々に取り込まれていきました。まるで流れ星のように綺麗な光景でした。全ての光を取り込み終えると、ヌルの体は真っ白な光に――皆の優しさに包まれました。


「アタタカイ……アリガトウ……ホントニ……アリガトウ……」


 ヌルは精一杯礼を言いました。そして、自分が通って来た城下町の道を引き返し、遠くの彼方へ去っていきました。道中の黒く動けなくなってしまっていた人々は、ヌルが通りかかったときに元の色を取り戻し、再び動けるようになるまで回復しました。


「皆、ありがとう! 友達は無事に救われたよ!」


 勇者が大きな声で叫び、テレパシーで皆に伝わりました。白の世界と黒の世界は歓声の渦に包まれました。

 突然肩を叩かれ、勇者が振り向くと、魔王がお互いの健闘を称えるように手を差し伸べてきました。勇者はにこりと笑い、差し出された手をぎゅっと握り返しました。

 近くにいた勇者兄は、フラワー王国のお姫様に歓喜のあまり抱きつかれて、顔を真っ赤にしながら困惑しています。ホワイト王国のお姫様と大臣も、二人をさらった魔王息子と共に、笑い合いました。

 歓声が鳴り止まない周囲を見渡しながら、勇者は強く感じました。勇者兄とフラワー王国のお姫様、魔王がヌルに立ち向かってくれたおかげで、被害を抑えることができた。魔王息子がホワイト王国まで運んでくれたおかげで、救援に間に合うことができた。お姫様がテレパシーで皆に呼びかけてくれたおかげで、ヌルを救うことができた。皆の支えがあるからこそ、自分は勇者として世界を救うことができるのだと、勇者はありがたみが身に染みました。

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