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HUMAN VS HUMAROIDO  作者: 風凪漆黒
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~人とヒューマロイドの戦い~

「新型モデル【ヒューマロイド】こちらです!」

新型モデル発表会見にはたくさんの人が集まり、世界が注目している。

そして、今モニターには新型モデル【ヒューマロイド】の姿が映し出されている。

『2050年に発売された旧ヒューマロイド。30年の時を超えて更に進化をしました。そのヒューマロイドがこちらです』

モニターには人なのかヒューマロイドなのか見分けがつきにくいぐらいの完成度。

それにそこにいた人達は皆が立ち上がり拍手をする。

この会見は世界のメディアにもとりあげられた。

「皆さん、初めまして。【ヒューマロイド】代表取締役社長の永瀬です」

永瀬は挨拶をする。

「今回この新型モデル発表会見に参加して頂きありがとうございます。早速ですが、この【ヒューマロイド】について説明していきます。」

永瀬はスライドを使い説明していく。

「モニターにもら出てる通り、人にそっくりです。むしろ見分けがつきません。なぜこのようにそっくりにしたかと言うと、人とAIの共存です。現在超少子化の影響で人手不足というのが課題にあります。人とAIの共存で、AIをロボットだという認識をなくそうということです。でも、あくまでもロボットです。以上が【ヒューマロイド】の説明です。」

永瀬はモニターを閉じる。

「詳しくは自社のHPまたはお問い合わせセンターまでご連絡ください」


そして、新型モデル『ヒューマロイド』発表会見は幕を閉じた。



あの会見から約3年が過ぎようとしている現在。

【ヒューマロイド】が東京を中心として日本を支配している。

これにより日本が3つに別れてしまった。

北海道、東北地方。関東地方と中部地方。近畿地方、中国・四国地方、九州・沖縄地方。

比較的安全なとこは、近畿地方、中国・四国地方、九州・沖縄地方。

そして、危険区域が中部地方。

人間進入禁止エリアが関東地方。


遡ること1年前。

日本は【ヒューマロイド】に人権を与える、ヒューマロイド人権法を作った。

これが悪夢の始まりだった。

そして、ある事件が起こる。

その事件は人間が【ヒューマロイド】を殺すという事件だった。

殺すより壊すが正しいのかもしれない。

この事件をきっかけに【ヒューマロイド】がデモを始めてた。

「我々、【ヒューマロイド】にも人権がある」と。

他にも多数の事件が起きている。

そして、これに怒りを覚えた、【ヒューマロイド】は人間を殺し始めた。

人間も【ヒューマロイド】を壊し始めた。

人間と【ヒューマロイド】の戦争。

でも勝ったのは、【ヒューマロイド】だった。

人間が10に対し、【ヒューマロイド】が1。

この戦争で【ヒューマロイド】には敵わない、と思い始めた人間は戦地だった、関東を抜け出し、遠くに逃げた。

そして、関東は【ヒューマロイド】の領地となっている。



と言うのが、歴史だ。

先生は説明を終えた。


「な、准、今日学校終わったら、遊び行かねぇ?」

隣に座っていた八雲が言った。

「行こうぜ」

コソコソ喋っていた2人は先生に「ほら、そこうるさいぞ」と言われた。

「すんません」

准が謝ると、また授業を再開する。


そして、放課後。

「行くぞ!准!」

「どこ行く?」

「ゲーセンな!」

2人はゲーセンに向かう。

「メダルゲームな」

准が言うと、

「いいぜ!勝負だ、准!」

八雲はノリノリで乗ってくれた。


「よっしゃっ!」

准がガッツポーズをした。

勝ったのは准。八雲はへこんでいた。

「もうこんな時間だ、帰るか」

准が言うと、八雲も「そうだな」と言って帰る。

「それじゃあな」

「おう」

2人は別れた。

准は住宅街の道を歩いていると、人が電柱のそばに倒れていた。

「大丈夫ですか?」

准は女の人に話しかけた。

すると首もとには、【ヒューマロイド】のマークがあった。

「【ヒューマロイド】だ・・・」

准はそう言うと、【ヒューマロイド】が動き出した。

「あなたは?」

【ヒューマロイド】の問いに准が答える。

「俺はただ君を見つけただけ」

准は言った。すると、【ヒューマロイド】はこう言った。


「一緒にこの世界を変えない?」


これが准とアイリスとの出会いだった。

その後、准はなんとなく「うん」と答えた。

『この世界を一緒に変える』とアイリスと契約をした。


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