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DX3rdリプレイ「Fiction breakers」  作者: 雉里ほろろ
リプレイパート
9/23

ミドルフェイズ6&7-1

今回は情報収集の残りと、ミドル戦闘手前までです。


GM「今できるイベントが一通り終わったので、情報収集の二回目に入りましょうか」

全員「はーい」

ナツキ「残ってるのはバンダースナッチについてだけ?」

GM「バンダースナッチについて、〈情報:UGN〉難易度8だね。情報収集をする人は侵食率を上げよう」

八部江「八部江待機でいい?」

ナツキ「俺は参加したい」

ジバシ「念のため俺も参加で」


侵蝕率上昇

 ジバシ:64→66

 ナツキ:72→80


八部江「八部江は家でゲームでもしておくわ」

GM「綾瀬さんとデートしなくていいの?」

ジバシ「おいコラ八部江、俺の綾瀬さんを!」

GM「いや、お前のではねぇよ!?(笑)」

ナツキ「何のゲームをするの?」

八部江「モン○ン」

GM「これはダブルクロスかな?(笑)」

全員「(笑)」


GM「行動値的にはナツキの方が先だっけ?」

ナツキ「そうだね。じゃあダイス振るわ」


ナツキの〈情報:UGN〉:6D+1(C値10)→7+1=8


GM「ギリギリ達成か! おめでとう!」

八部江「ギリギリを攻めていく男、ナツキ」

ナツキ「支部長はHPもギリギリなんだけど」

ジバシ「今のHP、4点か」

GM「傷がまだ完治してない状態でもパソコン弄ってたんだな」

ナツキ「格好良い」

GM「いや、それ格好良いか?(笑)」


GM「では、バンダースナッチの情報を開示します。

 FHエージェント、“バンダースナッチ”。本名は千木良明仁ちぎらあきひと。……難しい名字してるな」

ジバシ「チギラッチョね、覚えた」

全員「(笑)」

GM「チギラッチョって呼ぶのか(笑)。前回もシューラヴァラを修羅場って呼んだりしてたし……(笑)」


GM「続きです。元、UGNエージェントだったが、組織を裏切ってFHへ加わった男。UGN時代は命令違反を繰り返しており再三の警告を受けていたが、半年前にUGNの研究所を壊滅させてUGNを抜けた」

全員「……あぁん?」

GM「千木良が壊滅させたのはお察しのとおり、ジバシや永見親子がいた研究所です。昴を殺害した犯人もバンダースナッチだと思われる。現在は永見孝三の研究を我が物とするために娘の昴を捕らえようとN市で活動している。ブラム=ストーカーのオーヴァードであり、複数の従者を操っての集団戦を得意としている」

全員「なるほど……」


ナツキ「そういえば、ロイスを結びたいんだけど良い?」

GM「いいよー。誰と?」

ナツキ「ジバシとロイスを結んでおきたい。俺、死ぬ予定あるからさ(笑)」

ジバシ「あ、それなら俺も死ぬ予定があるからチギラッチョのロイス欲しい(笑)」

GM「“バンダースナッチ”ね(笑)。はい、ロイス取っていいよ」

八部江「俺もチギラッチョのロイス欲しい。感情とか自分で決めて良いんだっけ?」

GM「うん。感情は自分で決めても、ダイス振っても良いよ」

ジバシ「チギラッチョ、チギラッチョ♪」

GM「……でもジバシ、そんなチギラッチョは昴ちゃんを殺した仇だぜ?」

ジバシ「あ、そっか……。なら感情はN:殺害対象にしておこっかな」

GM「……憎悪とかにしておかない? 殺意MAXかよ(笑)」

ジバシ「いやもう、思いっきりコロコロしてやろうと」

GM「やっぱりジバシのサイコパス度、めっちゃ高いよな。前回セッションから300%増はしてるぞ(笑)」

全員「(笑)」

八部江「犯罪係数高そう」

GM「……P:殺害対象、N:殺害対象ってオイ(笑)」

ナツキ「ほんとサイコパス(笑)」

GM「ジバシの身に一体何があったんだよ(笑)」

ナツキ「いやもう、昴ちゃんを失った悲しみから復讐の鬼と化したんだよ」


 その後各自、欲しいロイスを獲得しました。


ロイス獲得

・ジバシ「バンダースナッチ」 P:殺害対象 ○N:殺害対象

「永見孝三」 ○P:義父 N:鬱陶しい

・八部江「バンダースナッチ」 ○P:強い N:不快

「永見昴」 ○P:可愛い N:悲しい

・ナツキ「ジバシ」 ○P:愛情(部下的) N:脅威

「資料を持ってきた部下」 ○P:友情 N:無能


GM「……うん。ツッコミどころが多いけど、まぁいいや。ロイスが取れたらこの辺りで一度シーンを切っておこう。ナツキが情報を一通り調べ終えたタイミングで、ナツキの携帯電話に連絡が入ります。そこでシーン終了です」




GM「次のシーン行きます。皆さんが一通り情報収集を終えたタイミングで、ナツキの元に緊急の連絡が入ります。昴を保護している病院に、再び襲撃者が現れたとのことです」

全員「おいおいおい!」

ジバシ「おかしいなぁ!?」

GM「病院を警備している部下から、支部長に応援要請が来てます」

ナツキ「何……!? ガン○ムで出る!」

全員「(笑)」

GM「ピュアモルフェウスかよ(笑)」

ナツキ「とりあえず、八部江とジバシの二人に病院まで駆けつけるように連絡しよう」

ジバシ「俺、昴ちゃんのお見舞いの後だからもしかしたらまだ病院いるかもじゃない?」

GM「あ、確かに」

ナツキ「なら、ジバシが応戦していて俺に連絡してきたとか良くない?」

GM&ジバシ「それ有り」

ジバシ「支部長、病院に襲撃が!」

ナツキ「休暇は終わりだそうだ。八部江、来い!」

八部江「分かりました、支部長!」


侵蝕率上昇

 ジバシ:66→75

 八部江:70→71

 ナツキ:80→89


ジバシ&ナツキ「めっちゃ上がったっ!」

八部江「俺は1だけで済んだわ」


GM「既に病院では戦闘が開始されています。ジバシが敵のエージェントをばっさばっさと切り捨て、戦っていると、八部江とナツキの二人が応援に駆けつけました」

ナツキ「ジバシ、無事か!」

ジバシ「支部長、助かります!」

GM「そうして二人も戦闘に加わると、敵方に見覚えのある男の姿が現れます」

ジバシ「チギラッチョ?」

GM「チギラッチョです。チギラッチョこと“バンダースナッチ”は既に従者の狼を連れて、他のUGNエージェントを攻撃しています。『どうした、UGN? もっと抵抗してくれないと面白くないぜぇ?』」

ジバシ「うるせぇチギラッチョ!(笑)」

全員「(笑)」

GM「“バンダースナッチ”は八部江とナツキの二人が応援に駆けつけたことに気がつくと、短く舌打ちをします。『チッ、やっぱり来やがったか。まぁいい、少しは面白くなってきたぜ!』」

ジバシ「頭大丈夫か……?」

GM「割と精神が不安定な戦闘狂というか、サイコパスというか……」

ジバシ「まぁ、ジバシもあんまり人のこと言えないけどさ」

全員「(笑)」

GM「そーだよ! ジバシも半分ジャームに落ちそうな性格してるからな!?(笑)」

八部江「危ない、ジャーム落ちしないように(笑)」


GM「“バンダースナッチ”は皆さんの顔を見て、小馬鹿にしたような笑いを浮かべます。『しっかし、テメェらも物好きなやつだよな。何であんな奴を守ろうとするんだ? 所詮、死んだ人間に擬態しただけのバケモノだっていうのによ』」

ジバシ「黙れ!」

GM「お前が守ろうとしている、永見昴って女は半年前に死んだんだ。FHに入るための手土産として、あいつが居た研究所をぶっ潰したのは俺なんだからな。間違いねぇよ」

ジバシ「調べたからもう知ってたな(笑)」

ナツキ「やめてやれ(笑)」

ジバシ「まぁ、睨んでおきます」

GM「今のあいつは所詮、偽物だ。永見孝三が研究の中で偶然生み出したレネゲイドビーイングって奴だ。そいつが、永見孝三の記憶を頼りに擬態しているだけなのさ。あの女の記憶には、欠陥があるはずだ。……その原因は簡単だ。『永見昴』本人じゃなく、『永見昴』のことを知っている周りの人間の記憶を元に擬態しているから、不完全な記憶しかないのさ。それでもどうやら本人は、永見孝三の娘だって完璧に思い込んでいるみたいで、自分がレネゲイドビーイングだってことすら忘れているみたいだがな」

ジバシ「めっちゃ情報提供してくれる(笑)」

GM「まぁ、戦いの前に悪役がペラペラ喋るのはお約束だから(笑)」

八部江「情報提供あざーす(笑)」

全員「あざーす(笑)」

GM「それに、永見孝三も大概な奴だったよ。あのバケモノを本物の娘扱いしていたな。笑えるだろ? 痛い目に遭わせてやったが、何も詳しいことは話さなかった。結局死んじまって、永遠に黙ることになっちまったがなぁ」

ジバシ「……確かに昴とは違うかもしれない。けど……! あの大きな胸は本物だ……(笑)」

全員「(笑)」

GM「お前は一体何を口走っているんだ(笑)」

八部江「ゲスい(笑)」


GM「そのときです。三人の後ろで物音がします」

全員「振り返ります」

GM「そこには呆然とした表情で立ち尽くす、永見昴がいました。彼女の顔は青ざめています」

ジバシ「あー、ここで本人にバレるパターンか」

八部江「さっきの胸の下り、聞かれたのでは?」

ジバシ「…………やばい、やらかしたぁ!?(笑)」

全員「(笑)」

GM「では、ジバシの言っていた言葉は呆然としていて耳に入っていなかったことにしておきましょう」

ジバシ「良かった……!」

GM「ですがバンダースナッチが明かした自らの真実に、強い衝撃を受けています。『そんな、あたしが、偽物……? 嘘……!』と、頭を抱えています」

八部江「いいや、あんたは昴だ! あんたが昴なんだっ!」

ジバシ「ちょ、待て八部江! 良いところの台詞持っていくな!(笑)」


GM「では八部江が昴を正気に戻そうと声をかけましたが、昴は悲鳴を上げます。そして昴の体から、バンダースナッチが連れている血液で出来た従者と同じものが生まれます。それを見てバンダースナッチは大声で笑いました。『ははっ! まさか、俺の能力を取り込んだのか!? 他人の記憶を頼りに擬態し、さらに能力まで取り込む、そんなことが本当に出来るなんてなぁ! こいつは上手く弄ってやれば、全シンドロームを操れる最強のバケモノに出来るかもしれない! あぁ、たまらなく欲しいぜぇ!』」

ジバシ「変態か?(笑)」

八部江「変態だなぁ」

GM「昴は悲鳴を上げ、駆け出してどこかへ逃げてしまいます」

ナツキ「え、追いかけたいんだけど」

GM「ではナツキは昴の後を追いかけようとしますが、バンダースナッチが作り出した従者、さらに昴の体から生まれた従者の二体がその行く手を阻みます。“バンダースナッチ”本人は昴の後を追いかけていってしまいました」

ナツキ「待って~!」

八部江「置き土産やめてくれ(笑)」

ジバシ「いや、『この距離、俺なら届く!』ってバンダースナッチを追いかけてぶった切りたいんだけど」

GM「なら、ジバシが素早い動きでバンダースナッチに追いつき、背中を切りました。ですが、またしてもこのバンダースナッチは偽物でした」

ジバシ「またかよ(笑)」


GM「二体の狼は三人に襲いかかってきます。戦闘開始です」


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