ミドルフェイズ4&5
GM「まずは目を覚ました昴ちゃんに会いに行くシーンから。参加したい人は侵食率を上げてねー」
侵蝕率上昇
ジバシ:62→64
GM「昴が目を覚ましたという報告を受けて、ジバシはまた昴の病室までやってきました」
ジバシ「『昴、元気か?』と呼びかけながら中に入ります」
GM「はい。では昴はベッドから体を起こして、ジバシを迎えてくれます。『あ、ジバシ! 来てくれたんだ!』」
ジバシ「ああ、来たよ」
GM「ねぇジバシ。良かったら、ちょっとお話しない? 一人で病室にいると退屈なの」
ジバシ「『ああ、良いよ』……個人的には真花ちゃんとお喋りしたかったなぁ」
GM「ま、真花ちゃんは前回のヒロインだから! 今はきっと八部江といちゃいちゃしてるから(笑)」
ジバシ「だって真花ちゃん巨乳だったもん(笑)」(中の人は昴よりイラストが好みだったらしい)
八部江「やばい、ヒロイン奪われる」
GM「昴ちゃんもそこそこ大きくないか?」(イラストを確認しながら)
ナツキ「うん。大きいと思う」
八部江「満足出来ない男、ジバシ(笑)」
ジバシ「(イラスト再確認)……いや、マジか? 思ってたより大きいなぁ!?」
ナツキ「テンション上がってる(笑)」
ジバシ「ジバシはここで昴を守り抜くことを堅く決意しました」
GM「はい(笑)。ではそんな下世話な話は置いておいて。昴ちゃんはジバシに問いかけます。『そうだ。ジバシはさ、今、お父さんがどうしてるか知ってる?』」
ジバシ「……それは、今俺の上司のナツキ支部長が調べてくれているよ」
ナツキ「お? 誤魔化していくのか」
ジバシ「ん? ……あ、そっか。孝三さんはもう死んでるのか。忘れてた。まぁいいや、誤魔化しておこう」
GM「そっか……。お父さんに、ジバシのところに行けって言われたときにお父さんも一緒に行こう、って言ったんだけどね。お父さんはやることがあるから、って言って、そこから別行動になっちゃったんだ。……お父さん、何だか妙に焦ってたし、連絡もつかなくなるし……。何だか嫌な予感がしてさ……」
ジバシ「……大丈夫だよ。それに、何かあっても俺が側にいるから」
GM「おぉ、イケメンムーブ(笑)。ならジバシの男らしい言葉を受けて昴ちゃんは少し照れます」
ジバシ「よっしゃぁ(笑)」
GM「では昴ちゃんは照れて言葉に詰まり、首から提げたペンダントをもじもじとしながら弄ります」
全員「可愛い(笑)」
GM「ロケットペンダントを弄って――あ、首から提げているのはロケットです。中に写真が入っているタイプのペンダントね。あれを開けたり閉めたりして、恥ずかしくなったのか手で弄っていたロケットペンダントのことに話題を変えてきます。
『あっ、そうだ。その、これね!』と。ロケットを開けて、中に入っている写真をジバシに見せてくれます。入っていたのは、遊園地で撮った昴とお父さんのツーショット写真です。『これ、前にお父さんと一緒に遊園地に行ったときに撮った写真なんだ。……何だか今は大変なことになっているけど、落ち着いたらまたお父さんと一緒に遊園地に行きたいなぁ……』」
ジバシ「……うぉぁ。辛いなぁ」
GM「ここでジバシ君。難易度8の〈知覚〉判定をお願いします」
ジバシ「〈知覚〉!?」
GM「〈知覚〉です。【感覚】のダイスを振ってね」
ジバシの〈知覚〉判定:2D(C値10)→9
全員「おおー!」
GM「この成功は大きいな! ではジバシは、そのロケットペンダントの写真が不自然に膨らんでいて、写真の下にもう一つ何か入っているのではないかと気付きました」
ジバシ「あー! なるほどね! 『昴、ちょっとそのペンダント、見せてくれないか?』」
GM「『え? いいけど……』とペンダントを素直に渡してくれます」
ジバシ「確認します」
GM「写真の下から、小さく折りたたまれた一枚の紙が出てきます」
ジバシ「紙を見ま――の前に見て良いか昴ちゃんに聞きます」
GM「『何その紙? あたし、そんなの入れてないよ? お父さんが入れたのかな?』」
ジバシ「それなら開いて確認します」
GM「確認しました。中には『Pleiades』という文字が書いてありました」
八部江「プレアデス星団の?」
GM「それそれ」
ナツキ「星座なの?」
八部江「え、スバルじゃない? 星の方の」
GM「大正解」
ジバシ「すげぇ、よく知ってるな!」
八部江「ドヤァ……! まぁ、八部江はこのシーンに出てないんだけどね(笑)」
GM「そのプレアデス、という単語が出てきます。ジバシがペンダントの秘密に気がついたところで、シーン終了です」
GM「次のイベントは、研究データを調べるイベントかな」
ジバシ「情報収集?」
GM「あー、情報収集とはまたちょっと違うイベントシーンになるかな。データバンクに研究データがあるかも、って分かった後、続けてパソコンに向き合っているイベントシーン」
八部江「なるほど。俺は帰宅しておこう」
GM「八部江は自宅待機か」
ナツキ「なら支部長が情報収集の延長で参加しよう」
侵蝕率上昇
ナツキ:71→72
GM「ナツキは地下の支部長室で、パソコンに向かい、UGNのデータベースにアクセスしています」
ナツキ「カタカタ、ッターン!」
GM「永見孝三の研究データはデータベースに残されており、ナツキはすぐに見つけることが出来ました。しかしそのファイルを閲覧しようとすると、パスワード入力が要求されます」
ナツキ&ジバシ「……おいおいおいおい」
ナツキ「さっきジバシが見つけたやつじゃないのか?(笑)」
ジバシ「これ、さっきのメモの事をメールか何かで支部長に連絡してても良い?」
GM「別に良いよー。それならこのタイミングでナツキのケータイが震えます」
ナツキ「パスワード……困ったな」
ジバシ「プルプルー」
ナツキ「電話か? もしもし」
ジバシ「支部長、昴のことについて報告が。昴が持っていたペンダントから『Pleiades』と書かれたメモが出てきました」
ナツキ「何だって? ……なるほど、でかしたぞジバシ!」
ジバシ「何だかよく分かりませんが……報告は以上です」
ナツキ「ジバシからの電話を切って、パスワードに『Pleiades』と打ち込みます」
GM「では、ロックが解除されてファイルが閲覧できるようになりました」
全員「いえーい!」
ジバシ「俺のおかげだからな、感謝してくれよ!(笑)」
GM「確かにあの成功は大きかったな。アレが成功するまでストーリーが進まなかったから。どうも、〈知覚〉判定が成功するまで昴ちゃんのお見舞いを繰り返すことになるみたいなんだよね」
全員「マジか(笑)」
ナツキ「一発成功はグッジョブだな!」
ジバシ「成功するまで毎日昴ちゃんにお見舞いして侵食率を上げることになるのか(笑)」
ナツキ「……私は優秀な部下を持ったな」
GM「ではロックが解除されて永見孝三の研究データの詳細を閲覧できるようになりました。その研究内容をみると、永見孝三は死者の蘇生に関する研究をしていたようですが、研究が未完成のままだということが分かります」
全員「ん……?」
GM「さらに、研究データと共に永見孝三が書いたと思われる日記のファイルが見つかります」
ナツキ「それも見ます」
GM「では内容を読み上げます。
『○月×日
死んだ昴を蘇らせるためにレネゲイドの研究を続けてきたが、完全に行き詰まってしまった。やはり、死者の復活など人間の手には余る所行なのだろうか……?
△月□日
研究中に異常発生。アレは一体何だ? あんなものが存在しうるのか? レネゲイドウイルスが知性を持つなど……。
□月○日
レネゲイドそのものが知性を持つことはあり得ることのようだ。それは『レネゲイドビーイング』と呼ばれる新たな種とされるらしい。知人の研究者からその詳細を聞くことが出来た。さらに彼女との意思疎通にも成功。彼女はどうやら他の生物の記憶やレネゲイドを取り込み、それらを元に擬態する能力を持っているようだ。……あの力を使えば、新たな昴を生み出すことが出来るかもしれない。
×月○日
彼女から、新たな昴を生み出す計画について同意を得られた。私は昴を、彼女は確固たる自我を欲している。おたがいの利益のために協力関係を築くことが出来そうだ。
×月□日
FHが彼女の存在に気付いた。私では彼女を守り切る事が出来ない。計画を前倒しにするしかなさそうだ。彼女をジバシ君の元へ向かわせることにする』
日記はここで終わっています」
ナツキ「つまり、レネゲイドウイルスから出来た新しい生き物が居るってこと?」
GM「レネゲイドビーイング、と呼ばれる存在が最近見つかりました。えっと、一応ルールブック2の方を使えばプレイヤーとしても作れるみたい。今まではレネゲイドウイルスが人間に感染して、オーヴァードになって、っていう流れだったんだけど。例えば動物がレネゲイドウイルスに感染した結果、人間の言葉を喋り始めたとか。武器が感染した結果、意思を持った武器が出来たとか」
全員「あぁー」
GM「そういうのが最近見つかって、レネゲイドビーイングと総称されています。レネゲイドウイルスそのものが知性を持ち始めることが起きているみたいです」
八部江「えっ、じゃあ昴ちゃんだと思ったらウイルスみたいな?」
GM「そういうこと……なのかもしれないね! きな臭くなってきたね!」(良い笑顔)
ジバシ「俺のヒロイン、ウイルスかもしれないのかよ。何かちょっと空しさを覚えた」
全員「(笑)」
ナツキ「ひとまず、全員にメールで情報共有かな」
GM「ではナツキは他の二人に、調べた内容を教えました。そんな辺りでシーン終了かな」