オープニングフェイズ2
PC2、八部江のオープニングです。
GM「じゃあ次のオープニングはPC2の八部江です」
八部江「お、出ました」
GM「えーっと……。これも、回想からスタートします。半年前です。あ、いやその前にシーンインのダイス振って」
侵蝕率上昇
八部江:34→40
GM「半年前の回想です。場所は破壊されたあとのUGNの研究所。瓦礫が転がる施設内、死体こそすでに回収されましたが、まだ乾いた血の跡も残ったままです」
八部江「何だこれは……!」
GM「そんな研究所の通路で、一人の男性が立っています。彼は血の跡が残った場所を、暗い表情で見つめています。その男性は八部江の知り合いで、永見孝三といいます。あなたにレネゲイドの使い方を教えてくれた、いわゆる師匠というか……うーん。指導員? みたいな人です」
八部江「大先輩ですな」
GM「大先輩です」
ナツキ「ヤガミ?」
GM「ナガミ。永見孝三さんです」
ナツキ「ああ、よかった。矢神って聞こえたから(笑)」
GM「矢神は前の人だな(笑)」
八部江「……何をしているんですか、ここで」
GM「八部江が声をかけると、永見孝三は八部江に気がついて振り返ります。『……やぁ、八部江君か。……ここでね、昴が――私の娘が殺されたんだ。たまたま研究報告の為に外に出ていた私が助かるなんて……』」
八部江「『本当ですか……!?』……あー、何喋ったらいいんだろう」
GM「では永見孝三さんが暗い表情のまま続けます。『……どうせなら、私が死んで娘が助かれば良かったのに』」
八部江「そ、そんなこと言わないでください、先輩!」
GM「せ、先輩かなぁ……?(笑)」
ジバシ「ああ、先輩だとジバシと被るから(笑)」
八部江「そっか。なら師匠とかにしておこう(笑)」
八部江「そんなこと言わないでください、師匠! 師匠が死んだら、僕は……!」
GM「ありがとう、八部江君。だが、今は少し、一人にしてほしいんだ……」
八部江「……分かりました。僕は失礼します」
GM「では、八部江はこうしてこの場を立ち去ります。が、その立ち去るときに、永見孝三の呟きが耳に入ります。『……私は昴を取り戻す。普通なら不可能かもしれん。だが、レネゲイドの力を使えば、きっと……!』と、何かを決意するような、そんな呟きです」
八部江「Bio hazard……!」(ネイティブめいた小声)
ナツキ「いやそれはないだろ(笑)」
全員「(笑)」
GM「では。これもまた回想シーンなので、舞台は現在、半年後の今に戻ってきます。ある日、八部江の家にUGNの連絡員の人が訪ねてきました。ピンポーンと」
八部江「ほうほう。ガチャっと」(ドア開けモーション)
GM「八部江さん、ですね。私はUGNの者です。あなたに、報告とお届け物をお持ちしました」
八部江「『あ、お疲れ様です』と言って受け取ります」
GM「渡されたのは一通の手紙です。UGNの連絡員さんはこう言います。『永見孝三さんをご存じですね? かつて、あなたの訓練を担当した男です』」
八部江「私の師匠です」
GM「彼が、殺害されました。……まだ犯人は捕まっていませんが、FHエージェントの手によるものだと推測されます」
八部江「そ、そんな……! 仇は、オレガ、ウツ!」
全員「(笑)」
ジバシ「棒読み感がヤバい(笑)」
GM「その手紙は、永見孝三さんがあなた宛てに遺した手紙です」
八部江「開けます」
GM「開けました。手紙にはこう書いてあります。
『親愛なる八部江君へ。君がこの手紙を読んでいるとき、私はすでに殺されているだろう。昴を失って以来、私は彼女を蘇らせるために心血を注いできた。そして、ついに私はその手段を手に入れた。だがその研究がFHに目をつけられてしまった。昴が奴らに捕まれば、人体実験の材料にされるだろう。私は手遅れになる前に、一番近くにいる味方となりえる人物、N市にいるジバシ君のもとへ昴を向かわせることにした。そして八部江君。昴を守るために、君にも力を貸してほしい。身勝手だと思うが、最期の言葉だと思って聞き届けてくれないだろうか?』」
八部江「師匠の言葉なら、命に代えて、マモリマスッ!」
全員「さっきからテンションどうした(笑)」
GM「というところでシーン終了です。……お前等、あの、録音してるからか急にキャラ濃くなったな(笑) どうしたの、面白いぞ?(笑)」
八部江「キャラは大事だからな(笑)」
ジバシ「そう、大事大事(笑)」
GM「まぁ、大事だけど(笑)」