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DX3rdリプレイ「Fiction breakers」  作者: 雉里ほろろ
リプレイパート
12/23

エンディングフェイズ


GM「ではバックトラックを始めましょう。残ったロイスと侵食率はいくつですか?」


ジバシ:125 ロイス6個

八部江:105 ロイス4個

ナツキ:160 ロイス5個


GM「誰から行く?」

八部江「俺が一番低いから最初に行くよ。等倍振りで。支部長のコレは最後にやろう(笑)」


八部江のバックトラック:4D合計→38

最終侵食率:105-38=67


八部江「むしろ下がりすぎでは?(笑)」

GM「ここでこの出目(笑)。ともかく八部江、お帰りー」

ジバシ「なら俺が続くわ。俺も等倍振りでいいだろ、きっと」


ジバシのバックトラック:6D合計→38

最終侵食率:125-38=87


GM「お、ジバシはちょうど良い感じの侵食率で帰ってきたね。お帰りー」

ジバシ「ただいまー」

ナツキ「残るは俺か」

GM「支部長の場合、ロイス5個で出目が全部10でも足りないので、素直に2倍振りしましょう。それでも足りるか怪しいけど」

ナツキ「それしかないね。合計値で60……平均の出目が6か。半分を超えてるんだもんな……」

全員「帰ってこい、支部長!」

ナツキ「頼むっ!」


ナツキのバックトラック:10D合計→68

最終侵食率:160-68=92


全員「おおーっ!!!」

GM「支部長、どうにか帰還です。おめでとう、お帰り!」

ナツキ「ただいまー! やったぜ!」

八部江「奇跡だろ、これ(笑)」

ジバシ「おめでとー!」

GM「耐えたなぁ!」


GM「では、みんなちゃんと帰ってこれたのでエンディングに移ります。まずはPC3の、ナツキ支部長のエンディングからです」

ナツキ「はい」

GM「ナツキは今、N市の支部に帰ってきています。N市に侵入したFHエージェント“バンダースナッチ”はナツキや他二名の奮戦により、倒すことが出来ました」

ジバシ「支部長がほぼ全部消し飛ばしたけどな(笑)」

全員「(笑)」

GM「――しかし、ナツキには新たな敵との戦いが待ち受けていた」

ナツキ「えっ?」

GM「ナツキの前に現れた新たな敵――それは“バンダースナッチ”との戦いを通じて破壊されたUGN施設各所の補修、および事件の後処理に関連した書類の束です」

ナツキ「ああー……」

GM「ナツキの目の前にある机には、山のように書類が積み重ねられています」

ナツキ「俺、あんなに頑張ったのになぁ……」

ジバシ「での研究所の跡地を吹き飛ばしたのは支部長では?」

全員「確かに(笑)」

GM「支部長室のドアがノックされました」

ナツキ「はーい……入りたまえ」

GM「ナツキの部下が入ってきます」

ナツキ「あっ、やべ。この人とのロイス失ってるわ(笑)」

GM「なるほど(笑) ならこの部下は疲れ切った支部長に対しても無慈悲に書類を追加していくでしょう。『支部長、こちら新しい報告書になります』といって、ドンドンと書類が積み上げられていきます」

ナツキ「はぁー……。俺、頑張ったのにぃ……」

GM「ナツキは深いため息を吐いて、書類との戦いを始めました。これにてエンディングです。お疲れ様でした!」

ナツキ「お疲れー!」



GM「次はPC2の八部江のエンディングです。八部江は今、N市の外れにある墓地を訪ねていました。ここには永見孝三の墓があります。八部江くんは彼の墓前で、今回の事件のあらましや、昴を守ったことなどを報告しています」

八部江「――と、こんな感じだったんです。師匠、俺、頑張りましたよ……!」

GM「八部江は墓前で静かに手を合わせました。これで彼も安らかに眠れることでしょう。八部江くん、お疲れ様でした!」

八部江「よーし、お疲れ」



GM「最後はPC1、ジバシのエンディングです」

ジバシ「最後を全部支部長に持って行かれた主人公です(笑)」

全員「(笑)」

GM「今は朝の通学路。ジバシは自分が通う高校へ向かっています」

ジバシ「そういえば俺、高校生だった」

八部江「前回、ウチのクラスに転校してきてたな」

GM「その道中、ジバシの後ろから声がかけられます」

ジバシ「振り返ります」

GM「小走りで近づいてきたのは永見昴ちゃんです。彼女も、ジバシと同じ高校の制服を着ています。手を振りながらやってきて、ジバシの隣に並んで歩き始めました。『……こうして学校に通える日がくるなんて。ありがとう、ジバシのおかげだよ』」

ジバシ「いや、支部長のおかげでは?(笑)」

GM「まぁ手回しは支部長がやってくれたんだろうけど、助けたきっかけはジバシだからね。ジバシ達によって助けられた昴はUGNの監視下に置かれました。ですが本人に危険な思想が見られないことから、昴はこのN市での生活を認められ、昴の希望からジバシと同じ高校に通うことになりました。昴の監視役としてジバシが選ばれています」

ジバシ「……支部長に感謝しないとな」

GM「あたしは確かに永見昴本人じゃないけど、死んでしまった彼女と私を助けてくれた孝三の二人のために、これからは自分らしく生きていこうと思うんだ。――ジバシ、君も手伝ってくれるかな?」

ジバシ「ふふ、勿論だ」

八部江「めっちゃにやけてる(笑)」

GM「『ありがとう、ジバシ! あたし、ジバシに会えて本当によかった!』そういって満面の笑みを浮かべます」

ジバシ「良し、好感度稼ぎきったぁ!」

全員「(笑)」

GM「二人は仲良く並んで、学校への通学路を歩き出します。これにてエンディング終了、お疲れ様!」

ジバシ「お疲れ様!」

GM「これにてシナリオ『Truth or Fiction』終了です!」

全員「お疲れ様でしたー!」


これにてリプレイパートは終了です。

ありがとうございました。

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