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Serect☆World  作者: arice
3/12

初クエスト

やっと使い方わかったよ。

俺たちは特典があるのを忘れていた為部屋に戻ることにした。


部屋に戻ると3つの箱が有り箱には俺たちの名前が書かれていた。


「これ、凛のじゃないー?」


ほんとだしっかり鈴宮 凛って書かれている。


「・・・あけてみて」


俺は、ガムテープを外し箱を開けるとカプセルとまた違う色のマガジンが入っていた。


「この、カプセルなんだろな」


「説明書あるよー」


俺は、優奈から説明書を受け取り中身を見た。


「サイキックの力を得ることができる。だってさ」


正直いらない。


「すごいじゃん!!のみなよー」


「いや、いらねー。あげる」


といい優奈にカプセルを渡した。


スナイパーに超能力なんていらねーよ。


「じゃあ、もらっとこー」


と、いい優奈はカプセルを飲んだ。


「・・・変化は?」


「どうだろまだわかんない。それより私たちのもあけよー」


優奈はガムテープを外し箱を開けた。


「携帯?」


優奈は箱からスマホを取り出した。


「・・・多分マップといろいろ機能あると思う」


流石は、漆黒の魔女。


あ、飛鳥の通り名な。


「これだけみたいだねー」


説明書も何もなしか


「・・開ける」


飛鳥は箱を開けた。


「・・・杖?」


そこには、先端に紫のクリスタルがついている杖が入っていた。


「なんの意味があるんだよ」


「・・・使える魔法の種類が増えた」


飛鳥が杖を地面にコツンと当てると緑の光が俺たちを包んだ。


「回復魔法だねー」


これは、心強い。


「とりあえず、これからどうしようか」


「ねえ、さっきこのスマホでマップ開いたら近くにギルド登録所みたいな所あったんだけどー」


ギルドか。自分たちで作るのはまだ無理だと思うけど。


「いちおう、行ってみるか。飛鳥もいいか?」


「・・・任せる」


なら、決まりだな。


「飛鳥ちゃんは常にサーチして辺りを警戒。凜はMHR-7を連射タイプにして他プレイヤーに会ったら狙撃でなるべく普通の弾でよろしく」


流石、戦場の制圧者。


飛鳥はゲーム内で呼ばれているだけだが優奈はサバゲープレイヤーから呼ばれている。


優奈が采配してサバゲーで負けたことが無い。


「了解。行くぞ。」


一番前が飛鳥で一番後ろが俺と言う編成で目的地まで移動した。


「ここが、登録所か。」


「後、パーティーメンバーも募集できるみたいだねー」


そっか、PVPだけじゃ無かったな。


クエストもあるんだっけか。


俺たちは登録所の扉を開け中に入った。


へー結構人居るんだな。


受付はあそこか


「すいません」


「いらっしゃいませ。どのようなご用件で?」


この人NPCか。


「えっとギルド作るにはどうしたら」


「すいません。チーム作るのはレベルが20以上で資金が20万円必要です。」


やっぱりか。


「ありがとうございます」


一度頭を下げ優奈達の元に戻って行った。


「どうだったー?」


「あんの上無理だったわ」


「・・・帰ろう。お腹へった」


あーそういや昼まだだったか。


「そうだな、一度ログアウトするか」


俺たちがログアウトしようとすると一人の男が話しかけてきた。


「なあ、あんた狙撃手か?」


「あ、ああそうだが?」


いきなり声をかけられて声が裏返ってしまった。


男の方を振り向くと男は土下座していた。


「え、ちょっいきなりどうした」


「頼む。力を貸してくれ!」


えっと、どうしたら。


俺は助けを求めるように優奈を見た。


優奈は、はぁ、とため息をつきながらこちらに歩いてきた。


「おじさん、とりあえず顔を上げてこちらに来てください。」


男は顔を上げ俺たちは外に出た。


「それで、頼みと言うのはー?」


「あるクエストを手伝ってほしいんや」


あるクエスト?


「それは俺じゃ無いとだめなのか?」


「参加条件がパーティーに狙撃手が居ることなんや」


「それだったらこんな初心者じゃなくてもっと他に居るだろう」


まあ、狙撃なら負けないがな。


「おらんのや」


は?


「どうゆうことだ?」


「・・・狙撃手、このゲーム内に凛を入れて・・・5人しか居ない」


5人!?


「しかも、あんさん以外は全員レベルが800越えの強者共や。ワイの頼みなんかきいてくれへんねん」


うーん、どうしよう。


俺が考えていると横から優奈が出てきた。


「それじゃ、貴方の職業と武器を教えて?」


俺は小声で


「お前、見えてるんじゃねーの?」


と、問いかけた。


「おそらくジャマー系のアイテムで妨害してる。」


そんなもんもあるのか。


「教えてくれるのが協力する条件だよ?」


あ、こいつ制圧者モードに入ってる。


優奈は制圧者モードになると語尾が伸びなくなる。


「ワイの職業はアーチャーでレベルは14や」


14・・・なかなか強いな。


ちなみに俺らのステータスは


俺がレベル3、優奈は2、飛鳥は2といったところだ。


どうやらパーティーを組んでると経験地が分配されるみたいだ最後に倒した奴には少し多めに入るみたいだがな。


「わかりました。手伝いましょう」


「ほんまか!?おおきに!ほな、パーティー申請送っとくな」


と、言うと俺の前に加入申請が送られてきた。


承認っと。


「ほな、少し待っといてやー」


名前は竜さんか。竜さんは建物の中に消えていった。


そして、待つこと数分


「待たせたのー」


竜さんの手には紙が握られていた。


「それは、なんですか?」


「これは、移動の紙って言ってなこれを破ると目的地に飛べるってもんや」


竜さんが紙を破ると周りの景色が変わりどこかの洞窟についた。


「・・・目標は?」


「ガンドラゴンの討伐や」


ガンドラゴン?


「体が銃でできたドラゴンだね」


優奈はスマホの画面を見せてきた。


「・・・報酬は?」


「ミストレンって言う弓矢や」


なるほど。


「飛鳥探せるか?」


「・・・もち」


飛鳥の周りから紙の鳥が飛び立った。


「すごいのー」


「・・・居た。近い」


俺たちは飛鳥の後について行った。


「・・・とまって」


近くの岩場に姿を隠し周りを見渡した。


真っ暗で何も見えないな。


「じゃあ指示をだすよ?」


「おう」


「飛鳥はここで待機して敵の姿を探って。凜はあの岩の上から暗視スコープで監視発見次第撃ってよし。竜さんは、飛鳥の護衛。私は、試したい事があるから向こうで待機。以上解散」


俺はなるべく足音を立てずに岩の上に移動した。


そして、岩の上で寝転びスコープを切り替えて敵を探した。


居た。寝てるのか。


そうだ黄色の弾丸試してみよう。


俺は、弾丸を入れ替えて狙撃した。


するとドラゴンの体が硬直した。


麻痺弾か。すばやく赤色の弾丸に切り替え狙撃した。


弾がドラゴンに当たった瞬間弾が破裂して中から、小さい刃物が飛び出した。


炸裂弾。じゃあ次は銀色だな。


また、すばやくマガジンを変えて狙撃した。


次の瞬間弾が爆発した。


爆裂弾。とりあえずこれでいいだろう。


俺は、立ち上がり場所を移動した。


ん?あれは・・・


ドラゴンの頭上に緑のバーが出ていた。


HPゲージか。後、三分の一ってとこか。


俺が狙撃しようとすると洞窟の奥から無数の岩が飛んできた。


俺はギリギリで横に転がって避けた。


あ、あぶねーーーー!


死ぬかと思った。


ドラゴンは岩の下敷きになり粒子となり消えていった。


洞窟が明るくなり空にクエストクリア!と、言う文字が浮かんでいた。


以外にあっけなかったな。


「りーん。大丈夫ー」


「まさかあの岩」


「私がやったーちゃんと超能力使えるかためしてたのー」


俺は、ため息をつきながら飛鳥の元へ行った。


「そういやこれどやってもどんの?」


「時間が経てば勝手に戻るんや」


そっか。そういえばレベル上がったな。


えーと、俺が5、優奈が5、飛鳥は4、竜さんは14のままか。


視界が変わり俺たちは建物に戻ってきた。


「ほんま、ありがとうな!また、縁が会ったらあいまひょ」


と、言い竜さんは建物に消えていった。


「今度こそ、ログアウトするか」


「だねー」


「・・・お腹減った」


俺たちはコンタクトを外しログアウトした。



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