いよいよゲーム内へ
いまだに使い方わからない
数分後チャイムがなった。
「はいはーい」
俺は玄関に行き扉を開けた。
「おっまたせー。」
「入って机の上の説明書読んどいて」
「はーい」
俺はキッチンへ行きお茶を二人分入れて部屋に向かった。
「覚えたか?」
「ばっちりー!」
流石、本の虫だな。
「それにしても、凛の部屋久しぶりに入ったねー」
「そうだっけ?」
え?でも昨日来てたよな?
ピンポーン
「お、飛鳥が来たな」
「飛鳥ちゃんもなんだー」
俺は「あたりまえ」とだけいい玄関に向かった。
「はいってはいって」
「・・・お邪魔します」
よしこれで3人そろった!
ようやくゲームスタートだな。
「よし、全員リストバンドつけたな?」
俺は飛鳥に一通り説明をして今は机を囲んで座っていた。
そして全員リストバンドをつけバーコードを読み込みコンタクトをつけた。
すると視界が歪み目を開けると電脳空間みたいなところだった。
頭上から声が聞こえた。
『ようこそ【Serect☆Would】へ。まずユーザーネームを登録してください』
と、いわれると俺の目の前に透けているキーボードが現れた。
「えっとユーザーネームは」
普段ゲームをする時はariceだけど
「まあ、凛でいいか、
『ユーザーネームは【凛】でよろしいですね?』
俺はyesと言うボタンを押した。
『登録しました。次は職業を選んでください』
俺は表示されていたページを下にスクロールして行った。
何があるんだろうな。
えーっと、いくつか項目が分かれてるな
俺はファンタジーと言う項目に触れた。
セイバー、ランサー、アーチャー、キャスター、バーサーカー。
バーサーカー?
俺がバーサーカーの文字に触れると説明が流れた。
バーサーカーは攻撃力は強いが敵味方関係なく攻撃を仕掛ける。
ソロプレイヤー向け。
なるほど
ん?現代?
なんだこの項目
えーっと、歩兵、偵察兵、特攻兵、狙撃手、指揮官か。
決まった。俺は狙撃兵になる。
『職業【狙撃手】でよろしいですか?』
yesっと。
『狙撃手のアイテムをお受けとりください』
俺の腰にポーチが巻きついた。
『あと少しですがんばってください。アバターをセットしてください』
アバターかこのままでいいや。
俺は服装だけ変更して決定を押した。
『登録完了です。お疲れ様でした』
そして、また視界がぼやけて目を開けると自分の部屋に居た。
優奈達はまだか。
今のうちにポーチの中見とくか。
机の上にポーチの中身を出して確認した。
マガジンが8個、色が違うのが2つずつか。後は、双眼鏡にスモークが3個か。
まあ、こんなもんだな。
ふと顔をあげると優奈達が帰ってきていた。
「い、いつの間に」
「いまだよ?」
「・・・優奈・・その格好は?」
なんで迷彩服?
「どお?かっこいいでしょー」
「・・・びみょー」
「それはいいからとりあえず俺らでフレンド登録して後は職業と手持ちのアイテム教えてくれ」
まずは優奈か。
「私はねー指揮官だよ」
だと、思った。
指揮官は味方に指示を出す役割だ。
「持ち物は、ハンドガン二丁とマガジンが8個、後は薬品が数種類だねー」
まあ、優奈は頭良いからな妥当な判断だな。
「次、飛鳥行ってみようか」
「・・・私はキャスター」
やっぱりな。飛鳥はあるゲームでの世界ランカーだ。それも魔法使いのソロで世界ランク2位と言う生粋のゲーマーだ。
「・・・持ち物は・・薬品が数種類と・・・本」
本?
「ちょっとみして」
「・・・はい」
魔法の名前が書いてあんのか全くわからん。
俺は飛鳥に本を返して立ち上がった。
「とりあえず町に出てみるか。」
俺たちのレベルはまだ1レベなるべく高レベルのプレイヤーに会うのはだめだな。
「この辺回ってみよっかー」
「・・・覚えた魔法使う」
え?もう覚えたの?
「流石だねー」
「・・・サーチ」
飛鳥の周りから紙の鳥が羽ばたいて行った。
「・・・見つけた。・・・人数は2人レベルは一人が6、もう一人は1」
6か・・・。
「何mくらいだ?」
「・・・およそ200m位。」
たったの200mか。
俺は足元のMAR-7を手に持ち窓からターゲットの居る方向を狙った。
「でたでた。天使の輪一の狙撃手」
天使の輪と言うのは俺の所属しているサバゲーチームの事。
もちろん、優奈も飛鳥も所属している。
「みーっけ」
俺はニヤリと笑い引き金を引いた。
レベル6の方の頭を打ち抜いた。
1の方はいきなりでうろたえてるな。
そして再度引き金を引きレベル1のやつを打ち抜いた。
「・・・あたりにプレイヤーは居ない」
「なら、今だね」
俺たちは仕留めた奴の所に走っていった。
もうちょっと軽量化しとくべきだったな。
そして、プレイヤーの元にたどり着いた。
「撃ったのは誰だ?」
「俺だが?」
「兄ちゃんやるな!さあ、killするか選べよ。」
「どうする?指揮官さん」
俺は優奈に問いかけた。
「そーだねー。」
考えている素振りを見せながら何かを見ている用だった。
あ、コマンダーには相手のステータス見る事ができるんだっけか。
「凛、helpで」
「りょーかい」
俺は、helpのボタンを押した。
「何で?」
[今の貴方のレベルだと奪ってもほとんどこっちのレベルが上がらないのとアイテムもいいの無い、お金もそんなに持ってない後、貴方位のレベルでも大して苦戦しないからかなー」
「じょ、壌ちゃんなかなか言うね」
お、何かゲットした。
「薬草・・・」
いらねーーーー!!!!
最初だしまあいっか。