3年1組。
綾香は飛び跳ねながら喜んだ。ポニーテールの髪がぽわんぽわんしてるよ?w
「よし、じゃあ行こうか!」
私は綾香の手をつかんで廊下に出た。
保健室から職員室までは30mぐらいなので、保健室を出て歩いたら
すぐ職員室だ・・・。
「松元先生に用があってきました。失礼します。」
私と綾香は職員室に入った。3年部の先生方の席は・・・廊下側か!
私たちが職員室に入ったとたん、先生方が何人かこっちを見た。
学級委員長と思っているのだろう。残念ながら私は教師という生き物が嫌いだ。綾香は知らんが・・・。いや、知ってのとおりですけどねw
「先生、教室に持っていく教科書ってこれですか?」
「ん?あ、あぁ。これこれ。全教科あるからすごく重いんだ・・・。
少しずつでいいから運んでくれないか?先生はクラスの学活があるから、 教室にいなきゃいけないし・・・。あとでほかの男子とかに助けに来るように 言っとくから。じゃ これ全部よろしく!☆」
そう言って先生は、10冊ずつ束ねてある教科書を2つ持って出て行った。
「え・・・ちょ・・・先生・・・?」
ひどい・・・。か弱い女の子にこんな重たいものを・・・!か弱いのに!
ふと綾香を見ると綾香はまた顔を真っ赤に火照らせていた。
熱があるようにも見える・・・。大丈夫か?
「綾香、頭痛い?熱ある?顔真っ赤!」
小声で言ったら綾香はさらに顔を真っ赤にして、
「ううん。大丈夫!ちょっとかっこよかっただけ。」
と小声で言った。ちょっとでそんなに赤くなるなよって思った。
先生方が私たちを見ている。『良い生徒』って言うのと綾香の顔のせいで。
私は教師という生き物が嫌いだ。(2回目)
私は教師という生き物が嫌いだ。(3回目)
先生方の注目の的になり、私も顔が赤くなる。お願いだから見ないでー!
「よ、よし、きょうし、しつに、ははは、はこぶか、か、か!」
え、ちょ、綾香?大丈夫かい?あんたおかしいよ!?
「ととと、とりあえずぅ、こ、これを、き、ききき切、っって・・・」
「ああああーーーーーーー!何切ってんの!?
縛ったまま教室に運ぶんだよ!?持ちにくいじゃん!」
綾香は、教科書を縛ってある紐をジョキンジョキン切っていた。
「あ・・・。あ、あははははあああ!うちってば 馬鹿だねー!
あはははははー!」
綾香が元に戻ったかも。よかったぁ!
とりあえず切っちゃった教科書から持っていこっかな・・・って、、え・・・?
下手ですがよろしく。