3年1組。
「ガタ、、ん~・・・。あれ、、、茜?いる?」
綾香が起きた!ちょっと大きい声で笑いすぎたかな・・・。ごめんね。
綾香はカーテンをめくって、目をこすりながらスタスタと歩いてきた。
「おはよう綾香。いい夢見れた?」
「ううん、ぐっすりレム睡眠だったよ・・・。いい夢見たかった・・・。」
綾香はまだ先生に気づいていない・・・。気づいたらどんな反応するんだろう。
また倒れたら困るなーなんて。考えると楽しくなっちゃう!
綾香が自分で先生に気づいてほしい!だから先生は静かにしておいて欲しいと願う願う願う!
「・・・・・・・・・」
先生は何も喋らない。コーヒーをゆっくりと口へ運ぶだけだった。
「もう一回寝て、いい夢みようk・・・。」
綾香が先生に気づいた!どうなるんだろう・・・!?わくわく♪
「あぁ、うちいい夢見れてるわぁ。茜~、時間ギッリギリになったら
起こして♪それまで夢で遊んでてもいいでしょ~?ね、先生!」
綾香はどうやら、まだ夢の中にいると思っているらしい・・・。
自由に遊ばせてやりたいが学活まであと5分弱しかないので残念ながら・・・。
「よく眠れたかい?3年1組担当の松元です。1年間よろしくね。
いっぱいお話したいけど後5分で授業始まるから、もう教室に・・と言いた い所だが、もって行かなきゃいけない教科書などがあるので一緒に運んで 欲しいなー。」
先生は私と綾香にそういって、コーヒーを飲み干した。先生ののど仏が大きくて綾香が見とれてる。
「いいよ!手伝うよ!先生のためなら何でもするよ~!夢でもね~♪」
綾香はまだ現実だと気づいていない・・・。いつ気づくのかを待っていたが、
これ以上綾香の口からどんな言葉が出てくるのか考えたら恐ろしく怖い。
「あyっ・・」
「はははは。それは嬉しいなぁ。じゃあ俺先に行っとくから、後で来て。」
先生はコーヒーの入ってたマグカップをもって保健室を出て行った。
180ぐらいある大きな身長だ・・・。ぷーさんの絵柄のマグカップがとても小さく見えた。
「綾香、これは夢じゃないよ。目覚めろー!」
私は綾香の髪の毛をくしゃくしゃにした。綾香は喜んでいった。
「え、じゃあ本当にうちらの担任!?やったーー!」