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#持ち物検査(涼子 vs 玲央風イケメン)

校門前、

5月の高い空。

初夏を感じさせる、少し汗ばむ陽射し。


その中で――

軽いノリの男子生徒がいた。


玲央風イケメン。


にかっと笑いながら、

無駄に爽やかに鞄を差し出す。


「俺っち問題ないっしょ~?」


冷たい無表情で迎えたのは――涼子だった。


ぱらぱらと鞄を開き、

無駄なくチェック。


そして、

涼子の手が止まる。


取り出されたのは――

ポケットサイズのミニゲーム機。


瞬間、空気が張り詰めた。


イケメンくん、慌てる。


「い、インテリアっすよ!?マジで!」


涼子、きっぱりと告げた。


「……持ち込み禁止物、没収。」


イケメンくん、焦りまくる。


「え、俺イケメン枠っすよ!?ワンチャン……!」


だが、涼子の表情は変わらない。


「イケメンでも、アウトはアウトです。」


その一言で、全てが終わった。


イケメンくん、魂抜けた顔で列から離れる。


周囲、生徒たち(ざわざわ)


(……イケメンでもダメなんだ……!)


列の緊張が、一気に高まった。

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