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この感情を魔術的に証明する  作者: 嘉味田 慎也
【第一章】音海由依 編
3/9

3話 和泉愛斗

「おかえりぃ。うわっ、派手にやったなぁ。」

神威は細い路地裏から出て、すぐ側にあるワゴン車に乗った。リアカーは後ろに詰めた。

「愛斗、早くこの町を出よう。傀儡師を1人壊した。」

助手席から名を呼ばれた和泉愛斗は運転席で首を傾げる

「壊した?殺した、だろ?」

「やつは自分の体は傀儡で出来てたんだ。人の肉を持った、いや、纏った傀儡だったんだよ。」

「あー、山本さんか。本名は山本亜美。多分、今頃身体の再生を始めてるな。彼女は再生人形。いわゆる、ほぼ不死身の体をもった傀儡師だね。確かに色々と長居は危険だ。すぐに家に帰ろう。」

愛斗は神威に説明をしつつ、アクセルを踏み込んだ。

「再生?キモっ!」

「言っとくけど、お前の方が気持ち悪い再生の仕方だからね!3Dエロアニメの触手みたいに再生するくせに興奮要素ゼロだから!」

「なんちゅう汚い例え方してくれてんだよ。まぁ、触手レ○プ嫌いじゃないけど。」

「俺も嫌いじゃないんだ、、、でも高校生の会話ってこんなに生々しくていいのかね!もっとあるじゃん。あの子のおっぱいの形よくね?とかさ!」

「それじゃレベルが低すぎね?見るべき所は太ももじゃね?あの子の太ももエッチだな!とかだよな」



「そろそろそのロクでもない会話を辞めて貰えないかしら。」

後ろの座席から女性の声がする。

「「やあ山本さん」」

山本愛海、キョトンとした。

「あれ、驚きはないのかしら」

「愛斗、魔術行使を許可する。」

「あざす」

その瞬間、亜美は柔軟木の根で拘束される。

亜美は動けない。愛斗が呟く。

この木、触手っぽいな、、、自分から縛っといてなんだけど、山本さん、凄くいいよ。」

「あんた、常時発情期なの?」

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