あらすじの書き方を人気作品から学ぼう!
早速ですが質問です。小説家になろうで多くの人に読んでいただくために何が大切だと思いますか?
そう、タイトルとあらすじです。そんな話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
店に例えるならタイトルは看板、あらすじはメニュー。どのようなものが読めるのか、そこで興味を持てないのなら読者は帰ってしまうことでしょう。
そこで今回はあらすじについて勉強していこうと思います。タイトルは作者によってこだわりもあるでしょうし、自分でなんとかして下さい(投げやり)。
しかし、あらすじは大切とはよく言われますが、いいあらすじというものを知っている方は少ないのではないでしょうか?
駄目なあらすじは分かりますがね……。
(作中独特の知らない単語の羅列や、無意味に長くて中身がよく分からないものなど……)
ということで、実際に人気がある作品から学んでみましょう。
人気がある作品はあらすじがしっかりしていることが多いです!
今回具体例として紹介するのは、青山つばささんの人気小説、「のじゃ姫! 信長様と天下布武~現代知識で歴史を変えろ~(本編完結)」
です!
歴史ジャンルという、なろうでは本来読まれにくい小説にも関わらず絶大な人気がある小説ですね。
勿論中身が面白いので人気があるのですが、その素晴らしいあらすじも人気に火が点いた理由の一つでしょう。
それがこちらです!
織田家に仕官したら、信長様が美少女な姫だった。
歴史好き大学生カズマは、気づけば1545年の尾張で浪人になっていた。出会ったのは少年時代の織田信長。後の重臣、滝川左近一益として仕官に成功する。ところが、授業で習ってきた戦国時代なのに、信長だけが男の格好をしていながら、語尾に『のじゃ』を付ける姫であることが発覚。
信長と天下統一を目指す、左近の現代知識は、戦国時代に通用するのか!?
政略結婚、桶狭間、将軍との対立、武田家との決戦、本能寺など試練やフラグを乗り越えろ。
史実で不遇な滝川左近と、のじゃ姫信長のニッポン変革物語が開幕する!
何回読んでも素晴らしいですねー。最初に読んだときの衝撃はとてつもなかったです!
ではポイントを解説しますね!
その一、一行目が大切!
あらすじで大切なのは一行目です! 面白くない、よく分からないと判断されれば、その一文だけで帰ってしまうかもしれません。
思わず読みたくなるようなインパクトを残しましょう。繰り返し言いますが、自分の小説に酔ってしまい、伝わらない文章が一番駄目ですよ!
信長が美少女の姫、という一文はとても良いお手本ですね。
その二、どんな内容か分かりやすく!
世界観を書くのは大切です。しかし、あなたのあらすじは設定を書いているだけになっていませんか?
軽くでいいので小説の流れを書きましょう。あくまで混乱しない程度に情報量は抑えつつ、この先どうなるんだろう? という期待を持てるように! ですよ。
その三、主人公の情報も!
ほんのちょっとでいいのです。一言だけで十分なので、主人公を紹介しましょう。
主人公は物語のまさに中心。どのように展開するのかはどんな主人公か、ということで変わってきます。
ここで言う、歴史好き大学生という部分ですね。天然、力なし知恵なし、なども良いでしょう。
その四、文量の多すぎに注意!
文章が多すぎるとまず読みません。百文字から二百文字程度が目安です。少なくしようとしすぎてここまでの条件を破るのはいけませんよ。
以上が私が発見したあらすじのポイントです。
最後にまとめます。
その一、一行目が大切!
その二、どんな内容か分かりやすく!
その三、主人公の情報も!
その四、文量の多すぎに注意!
あくまで個人の考え、参考程度に受け止めていただきたいですが、今回のエッセイであらすじを書き直してみようかなと思っていただけると幸いです。
皆様の素晴らしい小説がより多くの人に読まれることを願っております。
(自分の小説も読まれるといいなぁ……)
最後まで読んでいただきありがとうございました。