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閑話・遭難しちゃった貨客船の船長さん。

 嵐に遭ったことが無い訳じゃあない。

でも、この季節に来るなんて予想外もいいとこだったよ。

明日には目的地の中央島だったってのになぁ・・。


もう船のコントロールなんかできなかった。

ところが乗客に風魔法の達人達がいてくれたんだ.

船をまるごと結界で包んじまうなんて聞いたこともなかった。


エルフのエディ殿は普段は神殿の島で警護の仕事をしているけど

貴族・王族から特別な依頼が来るくらいの実力者として有名なんだ。

その連れだったから見かけの割に達人なのも無理ないのかもな。


舵にも異常は無い。

現在位置が分からなくなっちまったんだが彼らの一人が上空高く飛んで島を

見つけてくれた。

風魔法使いに空を飛べるヤツが居るとは聞いたことがあったんだが

実際にみると、もうビックリ仰天ってヤツだね。


結局この地方の東の外れの島だった。

あっぶねぇよなぁ・・・

この先はもう島なんか確認されてない太洋だとされてるから

マストが無事でも帰れるかどうか・・


「風魔法の結界のせいでとんでもない所まで吹き流されてしまったようです。 

すみませんでした。

嵐の大揺れで仲間が体調不良を起こしたんで揺れを緩和したかったんです。」


あー・・気にしてたのか。

あのままだったらマストはやられてただろうし船が沈んでたかもしれない。

現在位置が分かったのもこの客のオカゲだしなぁ。

むしろコッチが礼を言わないといけなかったんだ。

なので素直に礼を言っておくことにした。

謝礼までは断られたけどな。


帰路は順調で退屈したらしい連中は甲板で戦闘訓練なんかをしてた。

魔法はすごかったけど知り合いの冒険者の話だとまだやっと一人前に

なったばかりらしい。

実際、対人戦闘はどうみてもたいしたことはなかったね。

エディ殿は気に入ってるようで素人が見ても懇切丁寧な指導をしていた。

知り合いだけでなく乗ってた冒険者たちもなんだか面白がって模擬戦の相手を

してるようだったよ。


連れのちっちゃな子が応援してたのが可愛かったね。

「がんばえぇー。」

どういう一行なのかよく分からなかったけどもしかしたらあの子の護衛かも。

なんだか随分と大事にされてる子に見えたんだ。


まあ、客の事情には深入りしないのが商売の基本だ。

あの乗客たちはオレの船を危機から救ってくれたんだからな。

感謝してもしきれないくらいだよ。



 無事に中央島についてホッとしている船長さんですが着いたとたん飛竜が

襲撃してくるなんて予想もしてなかったのでした。

ちゃんと逃げられましたかねぇ?。

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