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8・ヘタレな勇者はスネている。

 三週間したら魔術師はお役御免になった。

オレはどうやら魔法使いから魔術師レベルになったらしい。

先生ありがとうございましたぁ。


ということで魔術師先生の紹介で来た魔導師大先生。

魔導師のくせに筋肉モリモリってどういうことなんだ?

あー・・脳筋魔導師だと判明しましたよ。

ともかくスパルタ!なんでもスパルタ!魔法だけじゃなく

格闘とか杖術まで教えたがるハッキリ言って変態野郎だった!。


ヒィヒィ言ってたら勇者が笑ってやがった。

この前笑われてたのはお前だったのに!コノヤロー!

覚えとけよ!次はお前がヒィヒィ言う番だからな!!!。


だけど大先生のオカゲで上級の魔法が使えるようになった。

勇者の道場「体育館」で見た上級魔法にはまだ及ばないけど。

回復魔法も他の魔法のレベルに引きずられるように上がった。

ムフフ・・・オレの事を賢者さまと呼んでもいいぜ。

誰もまだ認定してくれてないけどな。


勇者の魔法は進歩が遅い。

進歩してない訳じゃないんだけど・・。

オレのレベルアップを見て焦りが出たらしい。

熱心さが上がって来たんだがちょっと空回り気味だな。


オレはココに来る前から魔法ができたから勇者のお前より

先にスタートしてるようなもんだ。

周回遅れを一気に解消しようと思うなよ。


そー言って慰めたんだが・・・

かえってスネちゃったんだよ。


でもやる気がなくなったわけじゃあないようだ。

寝る前に目立たない風魔法とか水魔法で魔力切れ寸前まで

使うのを教えたんだ。

魔力切れを起こすと魔力は増えるけど体と心にダメージが

入ったりする。

寸前で止めるとダメージは少なく魔力も増やせる。

魔力切れの時ほどじゃあないけどね。


レベル次第でできる回数は限られるんだけど。


コイツはコントロールさえできれば魔法の威力はソレナリだ。

当らないとどうしようもないんだが、、


実戦の見学をさせれば少しは違うかもしれない。

また頭を下げるくらいはしないとイケナイかもしれない。

まあ・・オレの頭なんぞ安い代物なんだけどな。

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