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閑話・ギルマスと受付嬢の対話。

ギルドマスタールドルフ

「オレ・・やっぱり止めといたほうがよかったかなあ。」


受付嬢マリエ

「そんなことありません!

あの子の好意を無駄になんかできません!

ココの世界に無いモノなのに、貴重なハズのものなのに譲ってくれたんです。

有難く受けておくのが一番だったんです!。」


ギルマス

「うん・・そうなんだろうけどなぁ・・

ココの世界に無い貴重なモノってのがなぁ・・

これからアイツラに必要になるかもしれないのにもう引退寸前な

オレなんかに使っちまったから・・」


マリエ

「でも・・私はギルマスが手足がなくなった姿を見てなんか

いたくなかったです。

王都のギルマスが・・最強のギルドマスターがそんな姿・・」


ギルマス

「手足が欠けてた方がギルドからは動きにくいからギルマスの仕事を

こなすのには都合がイイと思うがなぁ・・・。」


マリエ

「なんてこと言ってるんですか!

手足がちゃんと付いてることの何処が不満なんです?

あの子達だってちゃんと付いててほしいから薬を譲ってくれたんですよ!。」


ギルマス

「だからさ・・・

アイツラのほうがこれからも苦労しそうだからな。

手足を失うような事態が起こらないってダレが言える?。

オレはもうギルマスにまでなっちまったロートルだからな。

これ以上のことはもう起きないと思うんだよ。」


マリエ

「そうは言ってももう薬は使ってしまいました。

あの子の言ってたように魔力を循環させたらアッという間に元通りに

自在に動かせてますよね。

今更薬を返せないんですからグチなんか言っても無駄ですよ。


恩を感じちゃったんなら返すことでも考えた方がイイです。

後悔してもなんにもなりません。」


ギルマス

「うん、、わかっちゃいるんだよ。

手足が無い方がイイなんて思ってる訳でもないしな。

アイツラの力になってやれる事がもうほとんど無いから

気が引けているんだろうなぁ、、オレも。」


マリエ

「帰り道は魔王さまがなんとかして下さるって言ってました。

ジーク君にくっ付いてたあの子はアレでも王族だそーです。

なんだかお気に召したとかでくっ付いて離れないとか。

その辺りが帰還させてもらえるキッカケみたいですね。」


ギルマス

「あの歳で魔力弾やら転移魔法やらもう使い放題だもんな。

魔王国の王族ってもードンダケなんだと思ったよ。

弱っちいあのジークがお気に入りってどうしてなんだ?

子供の思うコトなんて気にしたことも無かったんだが・・」


マリエ

「あー・・ご家族はお母さまだけでしたもんね。

弟さんとか妹さんがいれば少しは分かったでしょうけど・・


そういえば家族を作る気は無いんですか?

お嫁さんをもらって子供を量産すれば子供の気持ちも少しは

理解できるかもしれませんよ。」


ギルマス

「嫁・・ねぇ。

子供以上に思ってることが謎だからなぁ・・女って。

オフクロでさえ時々何を考えてるのか分からなくって結局介護用に

お前を買わせてもらったんだよ。


今更だけどメーワクだったよなぁ。

済まなかった・・・。」


マリエ

「お母さまはアナタの心配をされてただけですよ。

優しい方でしたから迷惑なんてことは無かったです。

手足が無くなったと知ったらきっと悲しまれたと思います。

だからあの子達には悪いとは思ったんですが薬を受け取って

ほしかったんです。」


ギルマス

「そうか・・・まあ、親がくれた手足だもんな。

アイツラがくれた手足になったが大事にしないとオフクロに

叱られそうな気がしてきたよ。」


マリエ

「そうですよ・・大事に使うのが恩返しだと思いますね。


あの子を送って魔王国に行くそうですからもうこれでお別れですけど

無事を祈ってあげましょうよ。

あの三人が無事に元の世界に帰れるように。」


ギルマス

「あのイインチョーって子も一緒だから大変だろうけどな。

魔術師も苦労だろうけど大丈夫だろうと思うゾ。

なにしろオレの弟子なんだからな。」



結局、ギルマスは外堀を着々と埋められてきてるのには

まだ気づいてないようです。

女の考えてることが分かるころには多分とっ捕まってると思いますねぇ。

プププ・・マリエさん・・健闘を祈りますよ~。

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