58・ヘタレな勇者は取り憑かれたまま。
軍団の指揮官はどうやら首謀者と繋がってたみたいだね。
彼も王族の一人ではあるそうだ。
端っこではあるようだけど。
首謀者はもう捕獲されてると知って引き下がった。
このまま、王に逆らっても反逆罪になるだけだしね。
クーデター騒ぎを心配して駆けつけたことにしたようだ。
コレで終わりとはどっちも思ってないのは確実だけど今回は
王さま側が勝ったってことだろうね。
王城はメタボロになった。
でも、魔法は便利だね。
一週間もかからずにほとんど元に戻ってたよ。
まあ、直せなかったモノもたくさんあるんだけどね。
副騎士団長は騎士団長になった。
お礼を言われた。
加勢したこともだけど魔王さまに文句を言ったことで。
「非公式とはいえお味方くださったから城をぶち壊されても
文句は言えなかったよ。
前騎士団長たちのせいでもあるしな。
だけどあれだけ壊されるとなぁ・・・。
文句の一つくらい言いたくなるよな。
でも、やっぱりあんなのを見たら言えないよなぁ。」
あー・・そうだよねぇ・・
一度死んだんでドコか変なのかもしれないな・・オレ。
まあ、文句の一つや二つでどうこうできる弟魔王さまじゃあないってのは
理解できたけどね。
「王女の護衛の連中に身体強化を教えてただろ?。
アレを伝令からオレ達も教わったんだ。
オカゲでオーガどもと戦っても誰も死なずに済んだよ。
礼を言わせてもらうよ。」
・・・みんな上達が早かったんだねぇ。
それほど経ってないのにもう実戦で使えたんだ。
すごいねぇ・・ジーク・・うん・・比べちゃイケナイよな。
近衛はほとんど崩壊していた。
王の味方をした人達はかなりが殺されてたし敵になった人は
もう近衛にはできないよね。
処刑された人も居たし奴隷に落とされた人も居た。
国境の最前線に送られた人はまだマシだったかもしれない。
暫くは騎士団から派遣された人が近衛の代行をすると言う。
首謀者の先王の王弟は裁判にかけられるそうだ。
生きたまま捕まえたからかえって面倒だったかもしれないね。
王さまも彼も・・。
気になるのは前騎士団長と近衛の何人かが変身したオーガだ。
死んだら元に戻ってた。
一時的に変身するなんて魔法がココの世界には有るのか?
魔王さまに聞いてみた。
でも、聞いたこともないと言う。
最強勇者の道場な「体育館」の連中なら何か分かるかも・・
でもココは元の世界じゃあない・・。
ココの神さまに聞くなんてことができるだろうか?
また、神託をお願いするとかしないとダメかな?。
「ココの管理神に連絡してみるよ。
オレ達の知らないコトなんてそれこそ無限大だけど神ならオレ達よりは
分かるコトは多いだろうからな。
まあ、コイツラの死体は証拠物件だから保存させてもらおう。
なにか分かったら返すと言っといてくれ。」
そう言うとクーデター見物は済んだから帰ると言ってさっさと
転移して行ってしまった。
魔王さま、アイテムボックスの魔法・・使えるんですね。
あのー・・相棒の背中にまだ背後霊が憑りついて離れないんですけど。
まあ、ミーアさんも残ってるからイイか。
ギルドに帰ったら受付嬢のマリエさんが泣いていた。
ギルマスも無事に戻って来たのになんで?
、、、ギルマスは右手と左足を失うことになったと、、。




