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28・ヘタレな勇者は金髪希望。

 勇者な彼女は名前をアリスさんと言う。

快くオレ達を従者として側においてくれることになった。

アリス様・・だね。


アリスといえば不思議の国のアリスだけどモチロン金髪でも青い目でもないし

エプロンドレスな訳もない。

髪は黒っぽいけどすこし青味がかってる。

目は深いグリーンできれいだね。


なんで容姿の話をしてるかと言うと城の連中にはオレ達の事を

知ってるヤツラがかなり居るってことなんだ。

認識疎外の魔法なんか使ってたらかえって怪しまれるしね。

なので髪を染めるところから始めた。


勇者アイツはレベルが上がったせいか来た頃とは多少は印象が

変わってきている。

髪の色と髪型を変えて目の色も魔法で変化させた。

この世界では普通の茶髪で茶目でいくことにした。

ココに来た頃はモヤシだったけど体にも筋肉が大分付いた。

別人まで行かないまでもなんか似たヤツくらいで行けそうだ。


問題はオレだ。

アイツは俯いてたりイジケて向こうを向いてたりしてたから顔自体の印象は

薄かっただろうけどオレは普通に他の人達としゃべってたからねぇ。

今度は顔を隠す方向で行くことにした。


魔術師だからフードをしてても怪しまれにくい。

コレはできるだけかぶってることにした。

それでも髪は変えておくことにしたよ。

勇者アイツより濃いめの茶髪と茶目にした。


なんだ?・・金髪にしてみたいって?

・・ソレって王女と同じにしたいってコトなのか?

まあ、あこがれる気持ちは分かるけど今回は目立たない事が第一だ。

スマンが茶髪でガマンしろ!。


オレは髪で半分顔を隠す。・・ゲ〇ゲの鬼太郎風・・かな。

目玉オ〇ジは好きなキャラクターだから居ないのが寂しいね。

コレで相手と目を合わせないようにしてればなんとかなる・・かもしれない。


でも結構アヤシイので弟子兼従者ということにしてもらった。

モチロン王さまには了解をとってもらう。

王女は・・・まあほっとこう。

彼女は自分の事で精いっぱいだろうしね。


ギルマス大先生は笑ってくれたよ。

だから・・いい加減で笑いを止めろよ!クソオヤジ!。

つられて受付嬢までこらえきれなくなってるじゃあねぇか!

・・そんなに変かなぁ・・・


「プププ・・スマン・・まあ今までとのギャップだな。

結構イイ線行ってると思うゾ。

あとはお前たちが控えめな行動ができるかどうか・・だな。

見習い護衛の時でさえ目立っちまってたからな。

気を付けないとバレるかもしれん。

注意第一だな。」


なんとか変装もできたので主人役のアリスさんに見せた。


あー、やっぱり・・まあ・・笑うとは思ってたんだけどね。

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