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27・ヘタレな勇者はビビってる。

 ギルマスに神託のことを話してみた。

まあ、ソレで解決するとも思ってなかったけどね。


「勇者ってコイツのことなのか?それともアノ彼女か?

まあ、神託ってこんなもんなのかねぇ・・

かえって混乱するよなぁ。


ともかくコレでお前らは城から無関係の冒険者でいるのは

無理ってことになるよな。

帰る気があるなら城と関わらないとイケナイってことだな。」


王女の縁談ってどーなったんですか?

断る方向で交渉中って話でしたよね。


「う~ん・・それがなぁ・・どうも断り切れないみたいでな。

魔王の別荘がココとの国境の近くにあるそうでソコに招待を

されたらしいんだ。

顔合わせで向こうが気に入れば話が成立ってことになるだろう。」


向こうが気に入れば・・ですか。

王さまは気に入ってほしいんですかね?


「親としては多分断りたいだろう。

だが王として、国としてはコレはかなりイイ話だ。

何しろコノ世界を牛耳ってる国の王との縁談なんだ。

魔族とはいえ縁続きになるなんてオイシイ話がそうそう

向こうからくるなんてことは無いからな。」


オレ達は現状タダの冒険者でしかない。

あの神託に従うとしてもとても関われるような立場じゃあないもんなぁ。

勇者の彼女なら王女の近くにいても不自然じゃあない。

女性の護衛として身近にいてもね。


関係者でもなんでもない冒険者なんぞ近づくこともできない。

でもコレが帰還のヒントなんだもんな。

なんとかくっついて行けませんかねぇ。


縁談をどうこうしたい訳じゃあない。

そんなことは口出しできることじゃあないと思う。

なにしろ国の存亡がかかってるかもしれないからね。


オレ達のところは恋愛結婚が至上な雰囲気があるけど結婚は

「両性の合意のもとに」ってことになってる。

つまり二人が納得してれば恋愛感情抜きでもオッケーってことなんだ。


それに離婚率は恋愛結婚のほうが見合い結婚より高かったりするんだよ。

恋愛の熱が冷めた時に相手がどう見えるか・・

結婚する時には考えてなかったりするよね。

夢中になってる時は考えもしなかったことが見えて来たりする

ってことなんだろう。


まあ、結婚どころか彼女すらいないオレなんかが何か言うなんて

論外だろうとは思うけどさ。


考え込んでいたギルマスな師匠は潜り込めないこともないと言い難そうに言った。


「お前らのプライドに関わるんだがな。

勇者の彼女の従者になってくっ付いて行くってやつだ。

勇者と言っても相手は女だからな。

お前らの所はどうか知らないがココだと女の下の居るヤツは

ハッキリ言ってバカにされる。

あからさまに差別しようとするヤツもいるんだ。


魔王国は違うみたいだがな。先代の魔王は女だったから。

それでも勇者に負けたんで男の方がイイという傾向になって来てるらしい。

どうする?アノ勇者の彼女に頼んでみるか?。」


彼女が迷惑でなかったらお願いすることにした。

ヒントでも神さまが下さったヒントだ。

今すぐでなくても道が開けるかもしれないからな。


勇者はビビってた。

勇者の彼女にボコボコにされてるもんなぁ・・

だから・・そんなに怖がるなよ・・

彼女は強くて戦闘好きだけど乱暴な女性じゃあないんだゾ。

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