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21・ヘタレな勇者は役立たず。

 王さまと師匠大先生は若い頃からの知り合いだそうだ。

オレ達の情報を流してたらしい。

ふ~ん・・大人ってズルイよね。


「まずは詫びを言わないとな。色々済まなかった。色々な。

ギルマスが言って来るまで君たちはダンジョンで行方不明に

なったものだとばかり思っていた。

済まなかった・・召喚は娘の独断だったが追認したのは私だ。

ソレが娘の気持ちを落ち着かせられるものならと。


召喚しても魔王には敵わないのは分かっていた。

先代魔王を倒した異世界の勇者も実力ではなく魔道具を使って

勝ったそうだから。」


なんだって王女さまは召喚なんかする気になったんです?

そういうのは普通王さまが決めるものじゃあないんですか?


「魔王は子供が欲しいんだそうだ。

王族の中で一番最近子を設けたのは相手が人間だった者だと聞いた。

だが魔王の正妃は当然魔族だろうから子供を産む人間は側妃ということになる。

妃に欲しいと言われて娘は取り乱したようだ。」


人間を妻にしなくても魔族の妻じゃいけないんですか?


「レベルが高くなると魔族は子供がデキにくくなるそうだ。

魔族のしかも王族となると軒並み才能の塊のようなものだ。

すぐにレベルが上がってしまうので早目の子供を造るのが通例なんだそうだよ。


それなりの身分の者なら皆レベルは高くなる。

最近子供のデキた魔族は子供のデキない体だと思われて居た。

相手が人だったせいなんじゃあないかと思ったようだ。」


魔王もなかなか切実なんだねぇ。

それで召喚して魔王を討伐する気になったんですか・・

でもまあ、出てきたのがコレなんであきれちゃったのは分かります。

でも行方不明を目論んだのってなぜなんです?

普通に放り出せばイイだけなんじゃないですか?


「ソレは我々のしたことじゃあないんだ。

まあ、君たちからみれば同じかもしれないが。

王城の中にも派閥があってね。

王族の敵対者は居るんだよ。

ソイツラの王族に対する妨害工作だった。


あのダンジョンからの金の在処が分かったおかげで先日連中を一部ながら

処理できたよ。

トカゲの尻尾ではあるんだがね。」


オレ達は対魔王の戦力としてはハッキリ言って役立たずです。

一人前の冒険者にもなれてません。

このまま行方不明ってことにしといてもらえませんか?

オレ達を元の世界に帰す方法なんてご存じ無いんでしょう?。


「なんで知らないって分かるのかね?

そんな証拠は何処にも無いと思うんだが?」


オレ達の世界は召喚される者の多い世界なんです。

しかもオレ達の国は戦争なんか親の世代だって経験の無い所なのに

なぜか召喚者の飛びぬけて多い場所なんですよ。

召喚経験者・・つまり勇者がゾロゾロ知り合いに居たりするんです。


あの首輪は翻訳の首輪じゃあなくて隷属の首輪ですよね。

勇者達によるとアレを付けたがる召喚主は大抵帰し方を知らないそうですよ。

まあ・・あなた方だけじゃあないってことですね。


「君はココに来た時すでに多少の魔法を使えたと聞いた。

召喚された経験があったのかね?。」


確かに異世界はこれで4度めです。

ですがほとんど戦闘経験はありませんでした。

本物の強い勇者が一緒でしたので・・・

まあかばってもらいましたからね。


多少の強化はできましたが|コイツ(勇者)じゃあとてもかばってもらうなんて

無理ですしオレにもコイツを庇うほどの実力があるわけじゃありません。


もっとレベルが上がれば神さまにお祈りが届いて帰還を

お願いできるかもしれません。

神殿でお祈りをさせていただいてるんです。

まだ神さまには届いていないみたいですけどね。


「神に?神は帰還手段をお持ちなのかね?」


今までの異世界の神さま方はお持ちでしたね。

まあ、アノ実力の勇者の願いだったからかなえて下さったのかもしれませんが。


・・・対話は続く。

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