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閑話・先輩護衛達のリーダー。

 ギルドの受付嬢は実は密かにみんなが一目置いている。

実力はスゴイんだが暴走したがるギルマスの手綱をしっかり

握ってるというコトで・・。


彼女から見習い護衛の面倒をみてくれと頼まれた。

オレも昔は見習い護衛をさせてもらったしこれはギルドの新人育成プランだからな。

彼女が言って来たんじゃあ断れない。


まだ登録して一月もたってないガキどもだった。

実力はモチロン無いし多分人をったことも無いだろう。

まあ、だからこその見習いでもあるんだが・・・


三日目で賊が出たが魔法使いは索敵ができるヤツだった。

オカゲで対応するのが楽だった。

襲撃されてもソレが分かってるってのは楽でイイ。


アイツラはビビリながらも最初の壁を越えた。

剣士は泣いてたがオレ達にも覚えはあるから放って置いた。

下手な慰めなんかよりその方がイイと思ったんだ。


暫くしたら落ち着いたようで魔法使いが回復魔法をみんなに掛けて回ってた。

驚いたね。

普通、回復魔法ができるのは神官だ。

魔法使いくらいじゃあできないのが普通で魔導師とか大魔導師あたりになって

ほんのチラホラできるヤツが居たりする。

コイツはいったいどういうヤツなんだ?


「アイツに神官さんが掛けてるのを見て冗談で習ってみたらできちゃったんです。

神官さんほどの威力はないですし魔力もいっぱい喰われます。

でも回復薬よりイイですよ。なにしろタダですから。」


みんな笑ってたよ。

賊は撃退できたし負傷も全快できた。

オマケにアイツは料金を取らなかった。

嬉しくもなるよな。


でもまさか馬にまで回復魔法をかけるとはねぇ。

商人には馬も財産だがあそこまで傷が深いと殺すしかない。

なのにアイツは回復魔法を掛けた。

みんなに掛けた後だったからそりゃあ魔力切れするよな。


馬が死んでたら先頭か後尾の護衛の馬で代用するしかない。

ソレは戦力低下につながる。

アイツは見習いの自分より馬やオレ達の方が大事だと商人に言ったそうだ。

まあ・・確かにその通りなんだが・・


目的の交易都市での待機はみんな休養だがアイツラは見習いということもあって

街中の軽い仕事をしてたらしい。

聞いてみたら公園の整備の手伝いを半日とか支神殿のバザーの

手伝いとか学校で子守とかだった。


そういうのか・・・なんか懐かしいような気もするな。

なり立ての頃はよくそういうのをオレもやってたっけ・・


依頼者たちの評判もよかったとギルドの受付のジジイが言う。

あのジジイは実は引退した冒険者でいうなればご意見番のようなヤツなんだ。


ケチを付けられないように気を付けてるやつも多い。

まあ、アイツラはイイ印象を持たれたようだ。

ランクアップさせてもいいかどうか見てほしいと王都の受付嬢は言ってたが

大丈夫だと思う。

一人じゃあ無理っぽい気もするが二人だからな。


ランクを上げるならその辺に気を付けさせるように言っといてやることにするか。

仲間は大事だ。若いとその辺を勘違いもするからな。


次に一緒に仕事をするときが楽しみな気がする。

そういうヤツってなかなか居ないんだけどな。

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