86・ヘタレな勇者はヘタレなまま?!。
アノ世界の神さまは召喚で異世界からくる者達をキャッチする罠モドキを
設置してたんだそうだ。
ところが完成直前でオレ達が召喚されて穴をあけたらしい。
罠は二重構造で外側と内側にズレがほんの少し有ったという。
オレ達が開けた穴は一ヶ月ごとに一つの穴として重なってたんだそうで
召喚者とか迷い込んだ者は一ヶ月ごとにアノ世界に落っこちてたんだ。
しかも罠ができたことに安心した神さまはバカンスにお出かけされてたとか。
神さまもバカンスに行くらしい・・まあ・・お休みは誰でも必要なんだね。
「もう修理したって話だからアノ世界じゃあ召喚者はこれからは出ないだろう。
神のトラップだがまだほとんど実験段階みたいなモノなんだ。
どこまで有効かはコレカラなんだけどな。」
ソレに捕まったら元の世界に帰してもらえるんですね?
「元の世界が分かれば・・だけどな。
迷い込みだと分からないコトも無い訳じゃあないんだよ。
まあ、お前らもアソコの神がバカンスなんかに行ってなければもっと早く
帰ってこれたんだと思う。
すまなかったな。」
あー・・でもコノ神さまのせいじゃあないしねぇ。
神さまたちも召喚を食い止める方法を考えてはいるんだね。
なんか「Gホイホイ」ならぬ「召喚者ホイホイ」ってイメージが浮かんじゃったよ。
勇者アリスさまは弟魔王からの依頼で来たんだという。
「大事な姉君をパパ勇者に連れて行かれたのが悔しかったみたいなんだ。
代わりにココにきてアノパパ勇者をイジメて来い!って言われてねぇ。
まあ、反対にイジメられそうなんだけど。(笑。)」
弟魔王はホントは自分で来たかったんだろう。
戦闘好きなのに相手になれる者はほとんど居ない。
魔王になるつもりはなかったって言ってたからストレスがたまってるってのも
多分ホントだっただろう。
みんなパパ勇者のせいだと言えば言えるもんな。
まあ、ココで鍛えればアノ世界で弟魔王のお相手も軽くできるように
なれると思うね。
前回はほとんど遊ばれてた雰囲気だったから・・・
オレはアリスさまのためにココの世界のガイド役をしている。
まあ、従者の続きみたいなもの・・だね。
フラレはしたけど嫌いだとは言われなかったんだ。
だから少しでも彼女の役に立つことをしてあげたかったんだよ。
ユウリちゃんはコノ世界に来て魔法が使えなくなっている。
神さまたちが封印しちゃったんだそうだ。
でも本人はあまり気にした様子も無い。
いつの間にか「にーに」と呼ばれてる勇者が付いていた。
「あー・・従者に任命されちゃいました。
どうもパパ勇者の弟妹たちがアイツを「にーに」って呼んでたんで自分でも
そう呼んだら違うって言われたようで・・。
オレって「にーに」認定されたみたいです。」
なるほど・・お兄ちゃんか・・・どうみても子守だけどな。
なんだか勇者で構成された逆ハーレムめいてきたなぁ・・
ココだとあの子は女の子ってことになってるし・・
ま・・まあ、まだアノ歳だから気にするほどでもないか・・(汗。)
ジークはほとんど別人が来たみたいに皆に思われたようだ。
隔離されたせいで委員長と親しくなったと思われて羨ましがられていた。
成績が上がったのも隔離された間に年上の浪人生ゲンさんに
指導されたコトになっていた。
病気になったのを羨ましがられるなんて変だよねぇ。
まあ、委員長は人気がある子だからね。
いじめっ子(笑。)な連中がジークにチョッカイをだしたけど上げ底ながら
一人前の冒険者なんだもんな。
並の高校生じゃあ無理だよ~ん。
呪いが解けたせいで「体育館」での修行も順調だ。
オレがあんなに苦労したのに・・・(涙。)と思うほど
スイスイレベルが上がっていく。
きっと他の勇者達と異世界に派遣されても大丈夫な勇者になれると思う。
まあ、ココの「体育館」の育成プログラムは折り紙付きと言ってイイ。
オレはもうアイツのことはお役御免だな。
そう思ってたんだ。
そう思ってたんだよ!。
なんだよ!ヘタレは返上したんじゃあなかったのか?!
委員長への告白くらい自分でしろよ!!!
・・・コワイって・・・分かるけど・・お前は勇者なんだゾ!。
勇気を出せ!勇気を!!
ソレこそが勇者の最大の武器なんだからな!!!。【終】
あー、、なんとかゴールにたどり着きました。
リアルですることが増えてしまったのでなかなかきつかったです。
魔術師もとい賢者のバルム君の苦労はまだ続きそうですね。
実は委員長は告白を待ってます。
ヘタレなのに頑張ってたジーク君にちょっと母性愛めいた気持ちを
感じちゃったみたいですね。
まあ、一歩踏み出すときはいつでも勇気は必要です。
ジーク君でなくてもね。
いささかハードな春だったのでちょっと一休みしてブックマークしてある
作品を読みたいですね。
もともと読む方が専門でしたので、、、
そのうちまたなにかヨタ話を書きたくなると思います。
それまでしばらくお待ちいただけたら嬉しいです。
ではまた!。




