宇宙人と出会って
こちらの作品は、私が@rui570のユーザーでカクヨムに投稿していたものになります。カクヨムにログインすることができなくなってしまったことから今後はカクヨムに投稿する活動を終了し、こちらのサイトで活動することになりましたので、こちらのサイトに投稿させていただきました。また、ユーザー名もカクヨムにログインしていた際に使用していたものから変更されていますので、よろしくお願いいたします。
ここは日本のどこかにある高校。その高校の教室で一人の生徒が担任の先生に怒られていた。
「レイト、お前またクラス成績最下位みたいだな。お前は真面目で正義感が強いが、勉強とかは全然ダメじゃないか!」
「す、すみません…」
この生徒の名はレイト。心優しい性格で正義感が強いが、勉強はできない。そのため、よく先生に怒られている。先生はレイトに言った。
「この後、運動会でやるクラス対抗リレーの練習があるからせめてそこでは活躍しろ!」
「わかりました…」
リレーの練習ではレイトのクラスは隣のクラスに勝っていた。いよいよレイトの番だ。レイトはこれだけは失敗するわけにはいかないという気持ちでいっぱいだった。レイトのクラスメイトが走ってきて持っていたバトンをレイトに渡した。バトンを受け取ったレイトは猛スピードで走りだした。もう少しでゴールだ。その時、レイトは足元に落ちていた石ころにつまずいてその場で転んでしまった。レイトが地面に倒れこんでいる間に隣のクラスの生徒が追い抜いていき、ゴールしてしまった。レイトは立ち上がるが、激痛のあまり走ることができない。右足から血が出ているのだ。レイトのクラスメイトである男子生徒がレイトに近づいてきてレイトを怒鳴りつけた。
「レイト、お前何やっているんだよ!ふざけるんじゃねえよ!」
「ごめん。転んじゃって…」
レイトの言うことを何も聞かずにクラスメイトである女子たちも次々と文句を言い始めた。
「レイト君、あんなところで転ぶとか信じられない!」
「そうだよ。みんなが一丸になっているのに一人だけふざけるなんて空気読もうとすらしていないじゃん!」
「違うんだ…俺は石につまずいて…」
レイトの言うことを遮って学級委員長である男子生徒が言った。
「お前、担任の先生に言いつけておくからな!覚えておけよ!」
その日の放課後、レイトは担任の先生に再び怒られた。
「お前、やる気あるのか!リレーの練習ふざけていたと聞いたぞ!」
「先生、僕は…」
「もういい。お前のことはご両親に伝えておくからな!」
レイトは落ち込んだ表情で自宅に向かった。そして、何とか自宅に到着した。
「ただいま。」
レイトは家にいる両親に声をかけたが、両親は何も言わずにレイトをにらみつけた。レイトの父がレイトに近づいてきて言った。
「さっき先生から電話があったぞ。クラス成績がまた最下位だとか運動会の練習一人だけふざけていたとか。」
「違う!俺は真面目に…」
レイトは本当のことを両親に伝えようとしたが、両親は耳を貸そうとすらしない。
「いい加減にしろ!お前はこれまであった人間の中で最悪だ…!」
「そうよ。父さんも母さんももうあなたはどうしようもない子供だとしか思えない。」
母のその言葉を聞いたレイトは持っていた荷物をその場に置いた。
「わかった…。もういいよ…!」
レイトはそう言うと家を出てどこかへと走り去ってしまった。レイトの父がレイトの母に言った。
「あいつには何もできないからどうせすぐ帰ってくる。」
「そうね。放っておきましょう。」
レイトは泣きそうな表情になりながらもひたすら走り続けていた。既に夜になっている町の中を。
レイトは学校の裏山に到着して山の中にある大きな橋の上にいた。
「俺はもう…何をやってもダメダメだ…。それならもう…」
そうつぶやくとレイトは橋の手すりに乗っかった。飛び降りようとしているのだ。
「もう…俺なんか…」
次の瞬間、空から青く光る何かが山の中へと落ちていった。
「な、なんだ!今のは?」
驚いたレイトは手すりから降りると何かが落ちた方向へと駆け出していった。レイトは山の奥の方をたった一人で進んでいく。やがて白い煙と青い光が見えた。
「あれだな…」
そうつぶやくとレイトは少しずつ光の方へと近づいて行った。そこには円盤が不時着していた。その近くには猿のような宇宙人の姿もある。
「嘘だろ!」
レイトがうっかり大声で言ってしまったその直後に倒れていた宇宙人も目を覚ました。
猿のような宇宙人はレイトを見つめた。
「なんだよ…。俺に何の用だ?」
レイトの質問に答えず、宇宙人はレイトを見つめていた。しばらく見つめてから宇宙人はあおむけに倒れこんだ。
「おい、大丈夫か!しっかりしろ!」
レイトはその宇宙人に駆け寄った。その宇宙人は苦しそうな声を上げた。
「み…ず…」
それを聞いたレイトは近くの川に連れていき、その水をペットボトルにくんで宇宙人に飲ませた。それと同時に宇宙人が目を覚ました。宇宙人はレイトにお礼を言った。
「俺を助けてくれてどうもありがとう。おかげで俺の目的を達成に一歩近づけそうだよ。だが、安心しろ。お前は命の恩人だから命だけは助けてやる!」
「悪いけど、お前…急に何を言っているんだよ…?別に俺の命はどうでもいいけど…」
レイトは宇宙人の言っていることの意味を理解することができない。猿のような宇宙人は全身から白い光を放った。それにレイトは両手で伏せた。やがて光が消えた。レイトが伏せるのをやめるとそこには黒いスーツ姿の男が立っていた。どうやら宇宙人が人間に擬態したらしい。スーツ姿の男性に擬態した宇宙人が説明を始めた。
「俺の名はモンカー。銀河系のはずれにある惑星クモンからこの地球を侵略するためにやってきた。この地球を第二の故郷にすると言った方が正しいかもしれないが…まあいい。俺の目的を達成することはできなくもないが、宇宙船が壊れてしまったから仲間との通信はできない。だが、地球人は知能が低いだけでなく力も弱いということが分かったから俺一人でも地球人を滅亡に追い込むことは簡単なことだろうな。」
それを聞いたレイトは無表情だった。モンカーは声をかけた。
「なんだ、お前。驚かないのか?」
「お前、俺を殺さなくて本当にいいのか?俺は殺してほしいと思ったけど…」
「そうか…なら容赦はしないぞと言いたいとことだが、お前は一応俺を助けてくれたからやっぱりやめようかなと思うが…。まあ、とにかくお前は保留だ。だが、俺の計画の邪魔をするようなら容赦はしないからそれだけは覚えておけよ!じゃあな。」
そう言うと人間に擬態したモンカーはどこかへと歩き去っていった。それを見送ったレイトはこれからどうしようか迷った。
「もうしばらく生きてみるか…。けど、家に帰るのはやめておこう。」
そうつぶやくとレイトは山を下りていった。
山を下りたモンカーは町の中をたった一人で歩いていた。
(まずは俺たちの計画に邪魔になりそうな人間たちをターゲットにするか…。まずは…誰にしましょうかね…)
最初に誰を殺そうか考えていた時、自転車に乗った一人の警察官を見つけた。
(警察か…。俺の計画の邪魔になりそうだからまずはあいつだ…!)
モンカーはバッグからレーザーナイフを取り出して警察官に近づいていき、突き刺そうとしたが、すぐに気づかれてしまった。警察官はモンカーの右手をつかんで言った。
「この武器は…地球には存在しない…!貴様は宇宙人だな!」
そう言うと警察官はモンカーに向けて拳銃を発砲した。弾は左足に命中し、モンカーの左足から緑色の血が出てきた。
その頃、レイトは一人で夜の町を歩き回っていた。近くのコンビニでサンドイッチを買って一人で食べていると一人の女子が肩をたたいてきた。
「なんだよ?」と言ってレイトは振り向くとそこにはレイトの幼馴染である女子高生のミカが立っていた。これにはレイトも驚いた。
「ミカ、なんでお前がここにいるんだよ?」
「ただ、散歩していただけだから…。」
ミカはそう答えた。レイトはうなずくとどこかへ歩き去ろうとした。
「ちょっと待ってよ。さっきのことまだ落ち込んでいるの?」
「だったらなんだよ!」
レイトはすごく落ち込んでいるということをミカは知っている。
「レイト君は真面目だし、すごく頑張っていることは知っているよ。だからこれ以上気を落とさないで!」
「やらかしまくっているけどな…」
レイトがそう言ったその時だった。
「あっちの方に宇宙人がいるんだってよ!」
「まじかよ!」
レイトはそう言った二人の男性に声をかけた。
「宇宙人ってどこにいるんだよ?」
「えっ?あっちの方だけど…」
男性は右の方を指さした。レイトはその男性にお礼を言うとその方向に走り出していった。ミカもレイトの後を追う。
モンカーは警察に押さえつけられていた。そこにいるのは警察だけでなく、たくさんの人々が集まっていて大騒ぎになっていた。モンカーは逃げ出そうと抵抗しているが、多くの警察官に包囲されているため、逃げ出すことはできない。そこへ、レイトが駆けつけた。
「やめてくれ!こいつは俺の仲間なんだ!」
「お、お前は…さっきの…!」
突然現れたレイトが発した意外な言葉にモンカーは驚いた。警察官はレイトをどけようとした。
「どこのだれか知らんが我々の邪魔をするな!」
「嫌だ!宇宙人だからという理由で俺の仲間を傷つける奴は誰だろうと許さない!」
レイトは必死に抵抗した。そこへ、レイトを追いかけてきたミカが走ってきた。ミカもレイトたちを助けようと警察とレイトたちの間に割って入った。
「いったい何があったのかに関してはよくわからないけど乱暴はやめて!」
「うるさい、黙れ!」
警察官はミカを押し倒した。レイトは警察官たちがミカに気を取られているすきにレイトはモンカーを連れてその場から逃げ出した。
ここは地球ではなく、宇宙船。その宇宙船にはモニターがあり、警察から逃げているレイトたちの姿が映し出されている。そんなレイトたちの姿を猿のような宇宙人たちが見ていた。そのうちの一人がレイトとモンカーの様子を見て言った。
「ウーカーチーフ、モンカーのやつ俺たちを裏切ったみたいですね。」
「そのようだな。だが、奴が裏切ったふりをして人類を滅亡させようと影で動く可能性があるから殺すのは少し待つとしよう。だが、奴が本当に裏切るかもしれんからその時は容赦はしない。我々も地球へと向かうぞ!」
ウーカーと呼ばれた黒い体色の宇宙人はどうやらリーダー的存在のようだ。ウーカーの言葉に全員が右手を一斉に上げた。異議なしという意味だ。ウーカー率いる猿のような侵略者たちを乗せた宇宙船は地球へと向かい始めた。
侵略者たちの魔の手が迫っていることなど知らずに警察官たちを振り切ったレイトとモンカーはモンカーが乗っていた宇宙船に隠れていた。モンカーは人間の姿から宇宙人の姿に戻りながら言った。
「なぜ俺を助けた?俺は侵略者だぞ。人類の敵なんかを助けてどうするつもりだ?」
「たしかにお前は宇宙人だ。けど、何も悪いことさえしなければ地球人だろうが宇宙人だろうが関係ない。俺はそう考えている。けれど、もしお前がそれでも地球を侵略しようと考えているのなら俺がお前を倒す。」
それを聞いたモンカーはにやりと笑みを浮かべた。
「はっはっは!そういう考えか…面白い奴だな…お前…!」
高らかに笑ったモンカーを見て今度はレイトが聞いた。
「何がおかしいのか教えてくれ。」
「おかしいんじゃねえ…。俺はお前が気に入っただけだ…。」
それを聞いたレイトはうなずいた。その直後に夜空を青白い光が横切って山のさらに奥の方へと落ちていった。
「なんだ?奥の方へ落ちていったぞ!」
レイトは奥の方へと進んでいく。モンカーもレイトについていく。そこには円盤が着陸していた。その円盤の中から猿のような宇宙人が大勢出てきた。それに驚いたレイトは木の陰に姿を隠した。モンカーも姿を隠す。レイトが小さな声でモンカーに質問した。
「あいつらは何者なんだ?お前の仲間か?」
「奴らは俺の仲間だ。俺と同じ星から来た同族だ。」
モンカーは小さな声で答えた。レイトが言った。
「ということは地球を侵略するためにやってきたということか…。それならあいつらを止めないと…!」
「レイト、本気で言っているのか?さすがに無茶だろ。」
モンカーはレイトにそう言うが、レイトの考えは変わらないようだった。
「たしかに無茶だとは思う。けど俺は平和のためならなんだってしたいんだ!」
モンカーはそのことを黙って聞いていたが、やがて口を開いた。
「なるほどな…いいだろう。やっぱりお前は面白い奴だな。協力してやる…!」
その言葉を聞いてレイトは驚きを隠せなかった。
「急にどうしたんだよ?お前の目的は地球侵略じゃなかったのか?」
「俺はお前のことが気に入ったと先程言ったはずだ。だから俺はお前に協力する!」
モンカーの答えにレイトはうなずいた。
ウーカーたちは円盤を基地に変形させてその基地から次々と武器を取り出した。
「まずは手始めに近くの人間どもを町ごと吹き飛ばしてやろうか。」
ウーカーはそう言うと部下たちと共に町の方へと歩みだした。そこへレイトとモンカーが現れ、ウーカーたちの行く手をふさいだ。ウーカーがモンカーに言った。
「モンカー、俺たちと一緒に来い!」
「断る。お前らの好き勝手にはさせないぜ!」
モンカーはレイト共に光線銃を構えた。今にも戦いが始まりそうな空気だ。
「邪魔者は消えてもらう。お前ら、やれ!」
ウーカーの部下たちが襲いかかってきた。レイトはモンカーに渡された光線銃から光弾を発射して次々と襲いかかってくる宇宙人たちをうち倒していった。しかし、倒すたびに次々と敵の数が増えてきてきりがない。モンカーが森の奥の方へと一人で走っていった。
「おい!どこ行くんだよ?」
レイトはモンカーに気を取られ、その間に大勢の宇宙人に押さえつけられて動けなくなってしまった。ウーカーはレイトの方を見て笑った。
「はっはっは!仲間に裏切られてショックみたいだな。まあいずれアイツも殺すんだがな。まずは貴様の番だ!」
ウーカーは刃が青く光っている大剣を構えるとレイトを斬りつけようと勢いよく振り上げた。その時だ。どこからかモンカーの声が聞こえた。
「レイト、どけえ!」
その声を聞いたレイトは右腕をつかんでいる宇宙人を頭突きで倒してから右手で自分を取り押さえているエイリアンたちに強烈なパンチを食らわせてからその場から急いで離れた。
それと同時にどこからか無数のミサイルが飛んできて多くの宇宙人が吹き飛ばされた。
「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」
モンカーはレイトのもとへ駆け寄ってきた。
「レイト、大丈夫か?」
「大丈夫だ。そんなことより今のなんだ?」
モンカーはレイトの質問に答えるために説明し始めた。
「俺は先程宇宙船に戻ったんだ。強力なキャノン法があることを思い出してな。宇宙船が壊れちまったから発射できないかと思ったが、ミサイルとかを発射することはできる状況だったからラッキーだったぜ。」
「なるほどな。とにかく助かったぜ。奴らの計画もこれで終わったな。」
戦いが終わったと思い込んでいたその時、どこからか不気味な声が聞こえた。
「まだ俺は生きているぞ。残念だったな!」
次の瞬間、木の上からミサイルで吹き飛ばされたはずのウーカーが飛び降りてきてモンカーに強烈なパンチをお見舞いした。
「うわあぁぁぁ!」
突然の攻撃によってモンカーは悲鳴を上げながら吹っ飛んだ。レイトは光線銃を構えるが、ウーカーの手刀で叩き落され、そのまま殴り倒されてしまった。モンカーが短い筒のような物をレイトに投げ渡した。
「これを使え!」
レイトはそれを受け取るが、使い方がわからない。
「これどうやって使うんだよ?使い方がわからねえ!」
「持ち手のスイッチを押せ!」
次々とくるウーカーのパンチを避けながらモンカーはそう言った。モンカーの言う通りレイトはその筒にあるスイッチを押した。その瞬間、緑色のレーザーが飛び出て剣の刃のようになった。これにはレイトも驚いた。
「何これ?めちゃくちゃ強そうだな。」
「俺たちの星では最強の武器と呼ばれているコスモカリバーだ。お前は使ってくれ。」
「わかった。」
そう言うとレイトは光の剣を構え直してウーカーに斬りかかった。モンカーは持っていた光線銃を逆手に持ってそのまま殴りかかっていった。しかし、攻撃は簡単にかわされてしまい、強烈なキックを受けてしまう。レイトも剣をウーカーの背中に向けて振り下ろすが、ウーカーはびくともしない。ウーカーは両手でレイトとモンカーの喉を締め上げた。
「俺の勝ちだな…!はっはっは!」
レイトは持っていた剣をウーカーの胸部に突き刺した。
「うう…。貴様…」
ウーカーは二人を離して胸部を苦しそうに抑えた。自由の身となったレイトは再び剣を構えて向かっていった。モンカーも刃が紫色のレーザーでできたコンバットナイフのような武器で斬りかかった。レイトはウーカーの目の前で飛び上がると剣で敵の右肩を切りつけた。その後にモンカーが滑りながらウーカーの右足を切りつけた。
「今だ、レイト!」
モンカーの言葉にレイトはうなずくと剣を構えて勢いよく突っ走っていった。そして目の前に来て勢いよく剣を振り下ろそうとした瞬間、ウーカーの強烈なパンチをもろに食らってしまい、レイトは勢いよく吹き飛ばされてしまい、仰向けに倒れこんでしまった。
「フフフ…。これこそが逆転だな…!」
ウーカーはレイトが使っていた剣を拾うとそのままレイトに突き刺そうとした。
「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
モンカーが猛スピードでレイトの前に立ちはだかった。おかげでレイトは助かったが、ケンはモンカーの体を貫通してしまっている。
「モンカー!クッソォ!」
レイトはモンカーが使っていたナイフを拾うとその場から逃げ出した。
「お前を生きて帰すわけにはいかないぜ。覚悟しろ!」
そう言うとウーカーも猛スピードでレイトを追い始めた。レイトはモンカーが乗ってきた宇宙船にたどり着き、宇宙船の中から爆弾を見つけた。振り向くとウーカーが剣を持った状態で走ってきている。
「くらえ!」
レイトはそう叫ぶとモンカーのナイフを最初に投げつけた。ウーカーは剣でそれをはじいて笑った。
「残念だったな。俺様の勝ちだ!」
そう言った直後に爆弾が飛んできてウーカーの体に当たると同時に大爆発を起こした。
「ぐわああああああ!」
大爆発で炎が上がり、ウーカーはそのまま燃え尽きた。
宇宙からの侵略者たちを倒したレイトは急いでモンカーの元へと向かった。モンカーは苦しそうに胸を押さえ、緑色の血を流しながら倒れている。そこへ、レイトと警察から逃げてきたミカが走ってきた。
「おい!モンカー、しっかりしろ!」
「私、助け呼んでくるからレイト君は…」
「いや…やめろ。俺は…もう…」
「何馬鹿なことを言っているんだよ!」
レイトは泣きながら言うが、モンカーは最後の力を振り絞って言葉を発した。
「レイト…今まで…ありがとな…」
そう言い残すとモンカーは笑みを浮かべて静かに目を閉じた。レイトはモンカーを山の奥の地中に埋めた。モンカーが乗っていた宇宙船のそばに。
「モンカー、お前は俺にとって最高のヒーローであり、最高の親友だった。地球を守れたのは全部お前のおかげだ。今度は俺が頑張る。だから見守ってくれ!」
レイトは地球を守るために戦った相棒の墓に花を供えると、そのまま一人でどこかへと歩き出した。自分自身を磨くために孤独な旅へ出発したのだ。
最後に連載となっておりますが、短編小説になります。私の編集ミスです。申し訳ございません。




