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かえせといわれてかえれたはなし  作者: ぽすしち
 鞠

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10/25

迷いもなく


「オトイにうちにこいといわれて、喰われなくてよかったな」


「へ!?あの、・・・・・・」


「アヤカシのような女だろう?まあ、喰うのは嘘だが、怒らせるとこわいのはたしかだ。オチョウも似た女になりそうだがなあ。 まあ、とにかく寺までゆこう。ここはまだ門前だしな」


 男はあつめた枯葉を近くに掘った穴にほうきでおとしこむと、掃除をしていた道から奥まったところにある、両側を古く大きな石にはさまれた細い道へ足をむけた。



 動きにまったく迷いがない。



 ヒコイチが街でしりあった目の不自由なアンマなど、家の中ならいざしらず、外を歩くのに杖はかかせないと言っていたが・・・。



「ん?ああ、なあに、慣れよ、慣れ」


 くちにだしたわけではないのに、ふりかえってわらってみせた男のあとを、しかたなくヒコイチも追うことにした。








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