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レイジュの治療

ヴァンスタイン城

私は自室で診察を受けていた

ドレスの開いて露出した背中部分に聴診器型魔力測定器を当てられている

診てくれているのは、ダークの幼馴染だといセツナという女性

黒髪の見目麗しい雰囲気を纏った彼女だけど

カルテの戦い以降一回見かけただけで、以後彼女と会う機会はなかった

そんな彼女が今回私の診察を担当することになったのは

私が、突然高熱を出して倒れたことが原因だった

その時たまたま通りかかったセツナさんに発見され自室まで担ぎ込まれたといった理由だ

現在ベットに寝かされて、体の熱冷ますためを冷えたタオル額に当てている

「これは・・・やっぱり」

「あなた、悪魔と契約したのね・・・」

セツナに診てもらって分かったことがある

私が倒れた原因それは・・・

私の下腹部に悪魔デビが刻みこんだ契約の証

通称:レイジュと呼ばれるもの

レイジュはそのそれそのものが世界に広く薄く空気中に存在してる闇の魔力を自動的に集める収集増幅機になってるらしく

持つ者の闇の魔力を飛躍的に高めてくれる

しかしレイジュには欲求を高める効果があるらしく、欲求は人によって様々

そのレイジュによる生理現象の欲求の疼きが日に日に増え肉体と精神の限界を迎えて倒れてしまったのが原因らしい

「どうしてそんな無茶を?」

「セツナさん・・・それは」

セツナさんのその問いに、私は

熱っぽさとだるさでしどろもどろになりながら答える

「だって、私には力が必要だったのよ」

「ここが私の居場所で・・・ダークやデビ達と共に歩んでいける」

「足手まといにならないよう、強くなってこの国を覇道国家を目指す約束・・・した」

私はいつもの理知的な振舞いが出来ず、まるで子供が言ってるような口調になってしまっていることに辛うじて意識そいていた

ただ、初めてダークやデビとあった時の思い出を元に言葉を絞りだすのが精一杯だった

「・・・そうなのね」

熱でうなされる私の横でセツナは顎に手を当てて少考える

「でも困ったわね・・・恐らくこの契約の印を何とか出来そうなデビ・ルークは現在外出中」

確かにそうだ、これの原因となったデビはどっかにいって外出している

自然に引くのを待つか、体がだるいけど自分でなんとか魔力を放出させるしか・・・

「となれば・・・」

しかしセツナさんからは意外な言葉が放たれた

「私がその聖痕を一時的に発散させ除去するわ」

「え」

私は思わず間抜けな声上げてしまう

セツナさん言ってる

「あ、聖痕って言うのはクロノ神聖国での呼び名ね、聖女や賢人にも現れるのよ」

「それと私の事はセツナで良いわレティシア」

へ~そうなんだって違うそうじゃない

「ちょ・・・まってセツナっ」

手で制止する私の抵抗もむなしく

徐々に接近していくセツナ

「大丈夫、安心して私そういう経験あるから」

「患者にそういいうのいたから」

な~んだ、それなら安心

ってなるわけないでしょ!

男女だろうが同性だろう軽々しく行う行為ではない

ましては、同性だから抵抗はある

一人でやった方がマシだと言おうとする、が

「一人でっ」

「一人でやると時間がかかる、一日中喘いでいたいのなら止めはしないけど・・・」

私は、何も言えなくった

「そういいう問題じゃ・・・分かった・・・どうぞ」

私はセツナの強硬な姿勢にとうとう私の心はぽっくり折れてしまった

「伊達にあのダークの幼馴染じゃないわ」

「ただのすごいマッサージよ」

すごいマッサージって何よ・・・

私とセツナは折り重なるようにベットに倒れた

私はセツナに特別なマッサージをされた

そのマッサージの後、私の体調は嘘のように回復した

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