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ようこそ死神農場へ!  作者: ととまこ
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28 加護と神々

良かったら読んでくださいm(__)m

 1人1個までだが、神の加護はどの種族も受けることが出来る。

 

 加護を受けること自体は簡単だ。

 神殿に行き、その神に祈りを捧げればいい。

 神が認めてくれれば加護を受けれる。

 

 また、本人が望むなら受けた加護を捨てることも出来る。

 そして、神からは一度与えた加護を消すことは出来ない。



「Aランクの下級神から加護を受けてるなんて2人とも凄いじゃないか」


 下級神は100体以上いると言われているのでランク付けがされてる。

 ランクはA~Eまであり、ランクが高いほど加護を受けにくい。

 ランクが何故あるのかというと加護により貰える力が大きい。


 アーレスの加護は身体魔法の強化の力が貰える。

 メルドールは家事力の上昇の力。


 あくまで本人のサポート位の力しか貰えないが欲しい人は大勢いる。

 なのでAランクの神に認められる人は年に1~2人出ればいい方と言われている。


 俺もAランクの神から加護を受けれる人は凄いとは思うが……


「アルさん。イシュタ様から加護を授かった人に凄いと言われても嫌味にしか聞こえませんよ?」


 クレアがジト目で俺を見てくる。

 サラも「全くです」と何度も頷いてる。


「うっ!す、すまん…」


 そう……俺は上級神のイシュタの加護を受けてる。

 アーレスもメルドールも下級神。

 上級神のイシュタとは神としての力が天と地ほどに差がある。


「……ふふ。冗談ですよアルさん」


 クレアはジト目を辞めて笑みをこぼす。


「アーレス様の加護ですら身に余るのにこれ以上欲張ったら罰が当たってしまいます。 サラは?」


「私はメルドール様から加護を授けられ幸せです。メイドとしてこれ以上の喜びはありませんから」


 2人は満足そうに頷いてる。


 

「では、このお話の続きは夕食後にするとしましょう。 準備してきます」


 サラは俺たちに軽くお辞儀をする。


「私も手伝いますよサラ」


「俺も手伝うぞ。籠作ったんだからそれに乗っけてくるよ」


「それでは、お願いします」


 俺たちは仲良く夕飯の準備をするのだった。



▽▽▽▽▽




「アルさん。どうして下級神と上級神がいるのでしょうか?同じ神様なのになぜ分けたのでしょう」


 夕食後、加護の話ではなく今度は神々の話になった。


「簡単なことだよ。上級神はニルヴァースが創造して、下級神はライフ姉さんが作ったんだ」


「え!?そうなのですか?」


「ああ。ニルヴァースはこのアースランド大陸を作り、その後『死神イシュタ』、『生命神ライフ』、『太陽神アフジュタ』、『月の神ルー』を創造した」


 本人から聞いたから間違いだろう。


「生命神であるライフ姉さんは下級神とこの大陸の生物を作ったって話だ」


  これが【アースランド大陸】始まりの話。

  5000年続くこの大陸はこうして出来上がったのだ。


「……何か信じられません。 神殿では創造神様が私たち人族をお作りになったと教えて頂いたのですが本当は違うのですね…」


 クレアの言葉に「きっと広まったら大騒ぎでしょう」とサラは言っているがそうはならないだろう。


「あはは。その話はどうせ広まらないよ」


「え!? それは私たちが外に出れないからですか?」


「違う違う。 創造神から聞きましたなんて誰が信じると思う?」


「「あっ!!」」


 信じるとしたら本人が言った時だけだろう。

 他人が言ったところで妄言としか思われないし、下手したら侮辱罪とか言われて犯罪者扱いだ。


「ニルヴァースの事だから言うはずないし、別にこのままでもいいじゃないかな」


 俺の言葉に2人は少し考えていたがやがて頷いた。


「アルバート様はニルヴァース様の事をよく知ってるのですね」


「まぁ、1週間暮らしてたから」


「ふふ。 アルさんならニルヴァース様の加護も受けれちゃうかもしれませんね」


「あはは。創造神の加護なんて俺が受けれるわけないじゃん」


 その事でイシュタと揉めたなんて言えるわけないだろ。

 俺は乾いた笑いをしてその場をしのぐしかなかった。

ありがとうございますー!

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