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装剣物語  作者: 川合総司
2/10

竜騎兵への胎動

大変お待たせしました。すみません。なれていないもので・・・

リーベンの初戦闘から2日後―


「あの最後にきた機体は何だ!戦術機であそこまでの性能がでるとは聞いてなかった。機動力は高いし、フォトンライフルを装備しているだと。フォトンライフルは各国が開発に躍起になっていたはずだ。」


「少佐、それはつい半年前までのことです。我が国もその半年前に成功したではありませんか。さらにいえば自由革新同盟も成功しております。他の大国も成功するのは時間の問題です。」


「確かに仕方ないことでしょう。その情報は軍の上層部と技術開発局までしか伝わっていないのですから。

さらにいえば飛行可能な機体があることはわたしたちには伝わっておりました。その情報を少佐にお伝えする前に交戦してしまいましたので。」


そう玲香に言われてしまったら何も言えないだろうに・・・

そう思っていた時に玲香はある提案を持ちかけた。

「でしたら少佐、新型の装剣機とアークドライブをご用意いたします。アークドライブは青龍型よりも高性能な双龍型を、装剣機は遠距離と近距離両方に対応可能な機体に仕上げます。」


そう言っていると基地司令のロック・芝浦少将から通信が入る。

「少佐、部隊を召集したまえ」

「司令、まさか前回交戦した敵は…」

「そう自由革新同盟だ。それと新型を受領する少佐以外の3名にも新型を受領するよう通達してある」

ライトとトニー、それにアスカにもか…

ライトはマイク・ライトニング中尉でトニーはトニー・ステラ中尉、アスカはアスカ・真央・イシグロ少尉だ。ちなみに女性である。

ライトとトニーは軍属の頃から同じ部隊にいた気心しれた長い間苦楽をともにした戦友だ。

アスカは私がこの部隊の隊長になった時に配属された士官学校を卒業したばかりの新米だ。

「日時は本日の18:30だ」


「了解!」

 それで私幸水時矢は現在22歳階級少佐の独身だ。実は常盤玲花とはいとこ同士だ。私の母がディスファ社の現社長の妹だからである。


現社長は常盤涼香といい常盤玲香の母親である。父親は常盤隆文で会社の専務である。実はもう一人兄弟がいてそれは常盤彩加といい軍の少将であり重要拠点の柏基地の司令である。


ライトとトニーはそれぞれ28歳で私と同じく下士官から士官学校に入って士官となったいわゆる苦労人ではある。見た目はライトは白人系で瞳は青、髪は金髪で、トニーは白人ではあるが髪は銀髪瞳は灰色である。ライトは190センチの大柄でトニーはライトに比べて少し低く185センチだ。

アスカは私と同じ22歳で日本人ではあるが純粋な日本人はほとんどおらずアスカのような日本人が国民の9割にあたる。髪は茶髪だが瞳は黄色で背は178センチである。

ちなみに私は178センチでアスカと同じだ。玲香は172センチで日本の女性の平均身長は163センチなので少し高い。

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さて、謎の機体に登場していたパイロットは言う。

「日本軍の新型はなかなか強かった。バリアを展開できるとは手ごわいな。しかしこちらのディスガルムは良かった。敵も苦労していたようだからな。」

「ヴォルグ大尉、新設する強襲機部隊の隊長に就任されるそうでひとまずおめでとうございます」

ヴォルグ・スヴォルスキーというその男に話しかけてきた兵士はそういった。

「これからおもしろくなりそうだ」



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一方、日本では時矢少佐の部隊第一装剣機実験部隊通称ドラグーン隊に配備される4機の装剣機の部隊内お披露目がされていた。


まず隊長である時矢少佐はイクスドラグーンという機体で武装はドラゴニックランチャーという砲撃戦装備で通常モードでは実弾を放つBモード、ビームを放つEモード、初装備の重力砲を放つGモードがあり、ドラゴニックバーストを発動したときのみ使用可能なドラゴニックフレアがある。


ライト中尉の機体はイクスシュタールガンナーで武装はアークフォトンバスターという砲撃戦装備があり、文字通りアークドライブで強化されたフォトンビームを放つ強力な装備とビームソードと中遠距離用のアークビームライフルを装備している。


トニー中尉の機体はイクスシュタールメッサーで装備は特殊剣のアークディメンションソードと中距離用のビームガンとビームソードを装備している。


最後にアスカ少尉の機体はイクスリーベンシュツルンで従来のイクスリーベンと違いディメンションストライクキャノンは装備されておらず、代わりに装備されているのは実体剣のクラッシャーソード二振りとアークアサルトレールガンとヴォルグと呼ばれる二つの遠隔操作の無人機でビーム砲とビームソードで突撃させる戦法を得意とする武装である。



そしてそれぞれの機体のアークドライブはドラグーンは双龍型、ガンナーとメッサーは鋼龍型、シュツルンは青龍疾風型を搭載している。


ちなみになぜ前回の戦闘であっさり領空侵入できたかというと実は現在の機体技術はかなり発達していて戦術機自体にレーダー攪乱機能がありかつ戦闘機ぐらいだとレールガンやビーム兵装であっさりやられるしそもそもレーダーが使えないのであまり意味がないなどの理由だった。


後交戦地点は中国州の鳥取市から北東に300キロの地点だった。


話を戻す。ドラグーンは全長20メートル重量50トン。装甲は天暦240年に発見された新種の金属オーガニウム合金にセラミック複合材を加えたものだ。ちなみにほかの装剣機も装甲は同じものを使用している。

ガンナーとメッサーは全長19.3メートル重量45.1トン、シュツルンは全長19.4メートル重量43.8トンとなっている。


ただリーベンは予備機としておかれている。それはそれぞれに配備された装剣機が使えなくなった際に使われるからだ。5機あるが使われないに越したことはない。


「すごいものですね。私たちに配備される装剣機たちは最新鋭の機体なので精一杯使えるように頑張らないと」

アスカがそういうとほかの隊員たちも口々に会話しだす。

「まあ、アスカ。そう気張らなくてもいいだろ。じきにうまくなるさ」

「我々は最初の装剣機部隊だ。私たちの行動ひとつで評価が変わる。気を付けないとな」


ここから龍の息吹が始まろうとしていた。

失敗も多いですが精一杯頑張ります。

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