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装剣物語  作者: 川合総司
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戦乱の序曲

初投稿です。一応オリジナルですがあらゆるロボットアニメの要素は入りますのであしからず。

さらに戦争ものなので残酷描写あります。

今、私幸水時矢は装剣機の試作機イクス・リーベンの試験駆動を行っている最中だ。イクス・リーベンは青龍型アークドライブを搭載している。


正式採用が内定しているアークドライブの中では一番出力が安定している。それでも戦術機が搭載しているプラズマバッテリーの10倍の出力がある。


武装であるディメンション・ストライク・キャノンを障害物に向け放つ。障害物は跡形もなく消滅していた。戦術機が使うレールキャノンはおろかビームライフルやフォトンライフルをしのぐ威力だ。


「これは凄まじいな。」

そうしているとアークドライブと装剣機の開発者である常盤玲香から通信が入る。

「時矢少佐、イクス・リーベンの調子はどうでしょうか。」


ちなみに私の軍での階級は少佐でテストパイロットであると同時に初の装剣機部隊の隊長に就任予定だ。


「玲香か。戦術機とあまりにも性能に差があるな。まあ、私にはちょうどいいが。」


実は私は機体の性能が低いと実力を発揮できない、一般的なパイロットとしては落第だそうだ。しかし機体の性能が高いと実力を発揮できる。エースパイロットとしては超一流だと言われている。


「まあ、通常のエースパイロットは使えるだろうから、まあ大丈夫じゃないかな。」

しかしながら私が実力を発揮できる機体は一般的なパイロットにはとても使えないし下手したら命を失う恐れもある。


「それでもエースパイロットなら扱えるのですね。それならばリーベンの量産型を作ればいけそうですね。」


玲香はディスファ社の創業者一族の娘にして世界最難関の工科大を最年少の12歳で卒業し、大学院もあまりに成績がよく1年で卒業してしまった超弩級の天才なのだ。


しかしながら私も私で異例なのだが。

私は元々軍属から日本王国軍に所属している。ある事件で功績を挙げ士官学校に1年入り士官となった。


ちなみに玲香は現在20歳でアークドライブと装剣機の開発責任者なのでディスファ社ではかなり上にいる。


「それならまだいいか。次は空中の移動を開始する。」

そう言って私は機体を空中に浮上させた。ちなみに機体には飛行するために必要なウイングはついてない。というよりアークドライブそのものが飛行装置なのだ。


それだけではないがアークドライブそのものがかなり高性能なドライブなので問題ないか試験駆動をしないといけない。


通常はテストするがな。


そうしていると玲香がこんなことをいう。

「次はバーストモードの試験駆動をお願いいたします。」


バーストモードとは装剣機独自のシステムでアークドライブのリミッターを外し通常の3倍の機体性能まで引き上げる。


「そうか。しかしカタログでは5分が限界となっている。もしテロリストや自由革新同盟が攻めてきたらかなり厳しい。それでもいいか。」


私はそう玲香にいいはしたがバーストモードがどれ程のものか見てみたい気もする。


仕方ない。バーストモードを機動させようとした時、レーダーに機影を確認した。


味方の戦術機はいない。ということは…

「玲香、どうやら私の懸念が当たったな。敵の戦術機と遭遇した。迎撃行動に移る。通信を一旦切る。」


そう言って通信を切ると即座に敵の戦力を確認する。


敵は旧式の戦術機ギュリアス3機か…


ギュリアスの武装は実体弾のアサルトライフル、実体剣のビックアックスのみで海上をホバリング移動している。


ギュリアス3機は射程圏内に入ると即座に発砲してきた。


私は即座に回避行動をとる。イクスリーベンとギュリアスでは機動力に圧倒的な差があるので難なく回避できた。


しかしこちらは新型機、ディメンションストライクキャノンの出力を完全に把握される訳にはいかない。


仕方ない…あれを使うか。


そこで私はリーベンの使ってない装備を使うことにした。


それはディメンションブレイカーという両腕部に装備した近接武装だ。


腕に特殊なフィールドを展開して敵を破砕するものだ。


私はリーベンを瞬時にギュリアスの懐に入るとディメンションブレイカーを起動させ、コックピットのある下腹部を貫き、ギュリアスを1機撃破。


しかし残りのギュリアスとは距離がディメンションブレイカーを使うには遠すぎる。

仕方ない…


残りのギュリアスは撤退しようとするが私はディメンションストライクキャノンで残りのギュリアスを撃破した。


何とか終わったか…


百里基地へ帰投しようとするとまた機影を確認する。次は1機でしかもかなりの速度で接近してくる。


戦術機のようだがその機体に見覚えがないということは……

新型か。

それも飛行可能な機体だ。


さらに従来の戦術機では考えられないような速度でこちらに接近してくる。装剣機ほどではないがかなり性能が高いようだ。


敵はギュリアスと違い、フォトンライフルを装備している。フォトンライフルを実装しているのは聖グランエル公国か日本王国、自由革新同盟ぐらいしかない。

さらに両腕にはレールガンが装備されている。並の技術力ではないな…


私は敵の実力を測るためにディメンションストライクキャノンを発射する。


しかしディメンションストライクキャノンが当たらない。

高速で移動しながら敵はフォトンライフルを発射した後碗についているレールガンを連続発射した。被弾する前にリーベンに搭載されているアークバリアを発動して防いだ。


敵はフォトンライフルから実体剣に持ち変えて肉薄しようとする。少し距離をとった。そして私は決意した。

「今しかない」

そう言ってバーストモードを発動した。

リーベンの目が赤くなり高速で敵の攻撃を回避し、ディメンションストライクキャノンを発射した。

ディメンションストライクキャノンが発射されたのを受けて敵は回避しようとするがディメンションストライクキャノンの出力が上がったため避けきれないと思ったのかとっさにフォトンライフルを発射されたビームに向けて投げた。


さらにスモークで撹乱した隙に撤退した。

「やっと終わったか。」

そう言って私は基地に帰投した。


この事件はその後起きる戦乱のほんの前触れにすぎなかった。

はじめて書いたもののこれで大丈夫か不安だらけですがこれからも続けていきたいのでコメントをお願いいたします。


ちなみにこの物語を書いたのはもともとロボットものが好きです。

しかし、今のところ下火なので自分の作品で扱いたいテーマというのが理由の一つです。

もう一つはぜひとも自分で小説を書きたい。そして小説の中でもっとも好きなジャンルで頑張ってみたい。そう思っているからです。

今回はありがとうございました。

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