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無機質な部屋で少年は何を思う②




「あれ?どうして…」




彼女の動揺は言うまでもない

私はこの部屋のことを彼女に聞くまで知らなかった。


ならどうして私はこの部屋にいるのか…




まさか




「え、もしかしてユウキくんが次のここの住人なの?」



そういうことなのだろうか





「え、でも吉崎さんもここにいて…」


彼女の話だと持ち回り制のはず

どうなっているのだろうか





「もしかしてあなた自ら命を絶ったの?」





答える気になれなかった。




無言の私に彼女は意を汲み取った




「そう…それでここに来たのね」



彼女は何かを知っているようだった。





「私は学校行ってくるから帰ってきたら私の知ってることを教えてあげる。」






そうか、世間はすっかり夏休みが明けているのだった。



「あ、だったら僕も」



一緒に行くよ。

そう言いかけた私の口は途中で止まった




一応私は入院をしていた身

何の前触れなく登校するのは好ましくないだろうか




彼女は何か言いたげな顔でこちらを向いていたがそのまま部屋を後にした。






ただリハビリしていたときみたく体が動かない訳でもない

ましてや突き落とされたあのときの痛みはすっかり残っていない





そして何より




仮病で休んだときのアレに近い感情が私を襲った





「暇だなぁ…」



私はベランダに出て景色をぼんやりと眺めていた。



外は残暑が感じられる日差しで、ベランダにいる私はその熱気と空調の室外機の熱風から汗が噴き出してきた。




どこまでも澄み渡る青空



雲ひとつ見られない






長閑な景色だこと。



集合住宅の一室から覗く景色は

人々の生活を遠巻きに臨くことが出来て

その一つ一つの生活模様が私にとっては暇つぶしの良い材料であった。






そういえば…




彼女に鍵を預かるのを忘れていた。




「散歩にも出かけられないとは虚しいなぁ」



仕方なく私は部屋の中を散策することにした





一応、女性の部屋ということもあり迂闊に引き出しをあけることはしないまでも、これまでの先駆者たちが過ごしたこの特殊な部屋に興味が湧いたのだった。





3LDKもの広さのこの部屋には女性が一人で暮らすには広すぎるほどの面積を占めている



吉崎翠の部屋を除き一部屋ほど、鍵がかかっていて入れない部屋があるのだが、どうにかして中を見ようという気概は私にはなかった。





物の数分で飽きてしまった。




「コンビニでも行こうかな」




少し家を空けるくらいならいいだろう。


玄関のサンダルを借りてドアに手をかけた





「あれ?」



ドアを掴んでいる感触がない。

手元を見ると、ドアに手が届いていなかった




手を伸ばしても伸ばしても

ドアに手が届くことはなかった





手が届かないというよりは

空を掴んでいるようなそんな感覚だった









いろいろ試したもののいよいよドアに触れることはできなかった。




昨日の夜、怖い話をYouTubeで見てて



ふと。自分で怖い話作ってみたら面白いかなと思いました。



色んな体験談作り話あったら教えてくださーい。




4連休暇だなぁ…

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