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錯綜する世界と進み続ける時間②




「相トさん。聞こえますか?」

医師が私の目を覗き込んでいる。


私は頷いた



「意識は戻っているようですね。」


医師は深く椅子に腰を掛け机に向き直った。



母親がやつれた顔で私を見つめている

一体どのくらい私は眠っていたのだろう

とても一晩心配しただけの顔には見えない。




「ひとまず大事には至らなくて何よりです。」

大きくため息をついた後に医師は続けた

「恐らく前頭葉に負荷が限界スレスレまで与えられたのでしょう…感情抑制機能が暴走してしまい常に覚醒状態にあったようです。」


母親は医師の言葉を理解しているか定かではなかったが、前のめりになって話を聞いていた。


「…ようするにどういうことなんですか先生!」

何故か同席している茜が核心を突いた。



「…なんと表現して良いか。本来人間はここまでなる前に鬱病であったりその他精神疾患に該当するものなので今回のようなケースにはなりにくいのですが…」


口ごもらせながら歯切れの悪い言葉を続ける

「だからなんなんだよ!」

茜が痺れを切らした。



「……脳が正常に機能していません。」

医師から告げられた一言はとても簡素で

それでいて、絶望的な一言だった。



威勢の良かった茜も椅子にへたり込んでしまった。

母親は声を押し殺して泣いていた。




なんだこれ…

どうなってるんだ?



そこからしばらく医師から説明が続いたが、茜は放心状態のまま動かなかった。




いつの間にか両脇を看護師に支えられながら私は病室に戻っていた。

茜も私と共に病室に居座っていた。



母親は、泣きながら父親に電話をしていた。




幾許かの沈黙が病室を支配していた。

外から差す西日が病室をクリーム色に染め上げていた。

長閑な午後のひとときとでも評そうか。




「なぁ…相ト。」

茜がその沈黙を破った。




こんばんは。

このタイトルに深い意味を与えようかと必死に考えましたが、特に思いつきませんでした。



6月と言えばジューンブライド。

ところが今年は令和元年ということもあり


『令和婚』なるものでGWに入籍するカップルが多かったですね。



つくづく人の考えって面白いですよね。

令和=beautiful harmony

美しい調和ってニュアンスかと思いますが


美しい調和ってなんでしょうね笑


暇な方はInstagramで調べてみてください。

婚姻届と指輪を写真に収めたカップルが数多出てきます。




本当世の中って面白いですね。




最後まで見ていただきありがとうございます。

それではまた。

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