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茜空に何を思う⑦


私は眼前に広がる景色を眺めながら頭を働かせた。

怒号も一つのBGMになっていた。


もうすぐ茜に恐れをなした女子が逃げ出してくる。それまでにこの状況を整理しよう。



まず、これまでは命が尽きる際に逆行現象が起きていた。その為私は何十年というサイクルで同じ人生をやり直してきた。

最も、同じ道を歩んだことはなかったのでやり直しと表現するのが正しいかは分からない。


ただ今回はどうだろう?

昨晩?に関しては寝ている間に誰かに殺害されたことも可能性としてはなくは無いだろう。


ただ、PARCOの中にいた私が時間逆行したのは説明がつかない。瞬殺されるわけでもないだろうし…


それにPARCOと家の中で共通点が見つからなかった。



……

…分からない。



「相トこんなとこで何してんの?」

来た。ということは、彼女達はもう逃げ出した後なのだろう…


私はゆっくり彼女の顔を見た。

当初は怯えておりろくに顔を見れていなかったが、しっかりと見てみるとどうだ。

整った顔をした彼女が、キョトンとしてこちらを見ているではないか。


「…綺麗な顔だなぁ」

思わず口から言葉が出てきた。

まずい。この流れは冷たい眼光が光る流れ…



ではなかった。


顔を赤らめて目をそらす、

まるで普通の女の子の反応を彼女は見せた。

「は!?ちょ…なんだよ急に気持ち悪いな」


これが有馬茜なのだろうか?

なんだか急に偽物に感じてきてしまった。

こんな人間らしい、女の子らしい反応をする子だったのか。


いや、ただの私の虚像が『不我関』のごとく他者に興味を持たない生き物とそう認識していただけなのかもしれない。


私は彼女を誤解していたのだろうか…


「あぁ…ごめん。ちょっと有馬さんが心配で見に来てたんだ」

慣れと安堵からか、普段の私に似つかわしくないセリフが溢れた。



「あんた何!?口説いてんの?キモいんだけどまじで!」

いつもより饒舌に。

いつもより感情的に彼女は語った。


最も『いつもより』のいつもを私はそんなに知らない。



私は有馬茜という人物を測れるほどには、何も知らないのである。


「あ」

そうか。

最初と前回の違いが分かった。


私は彼女に関わろうとしたのだ。

前回は状況の把握が追いつかず放ってしまったが、初回は何故か関わろうとしていた。

第六感がそうさせたのか、あるいは別の要因があったのか…


つまり、有馬茜と関わることが今回の逆行の脱出口になるわけだ。そうに違いない

そうと決まれば話は早い。


「あのさ。有馬さ…」

既に彼女は私の前から姿を消していた。




一人で考察をしている間、律儀に待ってくれる女の子ではない。




そんな当たり前を私は知識の一つとして加えたのだった。





こんばんは。

最近の暖かさの到来で風邪をひいてしまいました。

最も、ゴールデンウイークの風邪が治りきってないのが事実です。


昨今は、友人や先輩とps4で遊ぶことが多くなりました。

モンハンとDBDの二つです。



時々思うのが、終わりの見えないゲーム

そういったゲームはいつ終われば良いのだろうか。いつ、終わることを目的としているのか。


果てのないゲームだからこそ、ゲームで知り合う人間とか居たら仲良くなれるのかなぁ…

とか夢を見ていたものの、知り合いとゲームしてるから輪が広がることもありませんでした。


いつか、会わない友人というのも出来たらいいなと憧れを持つ

引きこもり気味のゲーム好き人間でした。



最後まで読んで頂きありがとうございます。

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