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自書資料  作者: デョ
第3章 架空のアニメ作品
4/6

架空の作品『機動洗濯機Z(ヅィー)ベルン』

自書試料の架空作品シリーズは筆者が何らかの理由(主な理由は筆者の力不足)で連載不能と判断したものを掲載しております。

タイトル:機動洗濯機Z(ヅィー)ベルン


架空のアニメ作品


ジャンル:SF・ロボットバトル


タイトルの由来:特記事項無し、単なる語呂合わせともいう


あらすじ

人類が宇宙に巣立ってから幾星霜…


宇宙の片隅にその店はあった。


『岳瑞木掃除洗濯店』


彼等は報酬額次第で小はハンカチ一枚から、大は宇宙要塞一基まで様々なモノを洗い抜く。


これは彼等が洗場(・・)を駆け抜けた日々の物語である。


登場人物


岳瑞木(たけみずき) (あらた)


岳瑞木掃除洗濯店の二代目社長(22)。


破天荒な両親を見続けた為か、常に冷めた目付きをしている。


基本的に面倒臭がりだが時折熱血漢な面もある。

乗機はDWー01Cアーダイン・カスタム


岳瑞木(たけみずき) (あおい)


岳瑞木 新の妹(13)。


本作品の主人公。


元魔法少女である母譲りの魔力制御力を持つ。


その為、魔力系統は『愛と勇気とみんなの笑顔が私のエネルギー!』といったフワッとした分類に入る。


乗機はRTー03 (ヅィー)ベルン3号機。


荒神(あらがみ) (まこと)

宇宙軍惑星警備隊小隊長(24)

岳瑞木掃除洗濯店に度々依頼をするいわゆる重要顧客。

主人公が恋愛気質ではない為に役回り的に新との仲を始終からかわれている。

軍人にしては珍しく精神感応炉を機動出来る数少ない人物。

戦闘機パイロットとしての腕はかなり高いはずなのだが出撃すると三回に一回はコックピットに直撃を食らって戦線離脱している。

が、数分後には何事も無かったかのように普通に登場している。

「白刃取りは軍人のたしなみ」等と(うそぶ)いているが周囲の反応は「隊長だけです、そんなのは!」の一択である。

というか『コックピット内でビームサーベルやパイルバンカーを白刃取り出来るパイロットが普通にいたら人型戦闘機などいらない』という話である。


登場機体


・DWー01C アーダイン・カスタム

宇宙開発により、『いずれ一家に一台、宇宙戦艦の時代が来る』という妄想に囚われた狂科学者によって開発・建造された狂気の機体『DWー01アーダイン』

RTー01〜03の(ヅィー)ベルンシリーズの機体で培った核融合炉・精神感応炉・魔力増殖炉の運転データを元に各炉を一機ずつ、計三機の炉を搭載した過剰()力機

そのアーダインを宇宙用から汎用機・陸上洗浄作業機・水陸両用洗浄作業機の何れかへと改修したのが『DWー01Cアーダイン・カスタム』となる。


通常の人型戦闘機ですら専用サイズの核融合炉が一機あれば充分な火力や戦力を得られる。

が、Zベルンで二機、アーダインに至っては三機もの炉を積んでいる為、Zベルンは炉一機辺りが小型・低出力化が、三機の炉を積んでいるアーダインに至っては機体の大型化というデメリットが発生している。

パイロットのメンタルと魔力制御力次第で容易に高出力が得られる半面、出力の不安定が常に懸念されている。

尚、作中における一般人からしてみれば精神感応、及び、魔力はどちらも妄想の産物以外の何物でもない。

その為、Zベルンシリーズとアーダインシリーズは軍用機の基準となる『通常出力』が軍用機の基準を充たしていないと観なされ、軍の『治安維持の為の強制接収』の対象とはなっていない。

機体の外観は球体型の胴体、正面中央に円形の大型メインカメラ、背面中央に可動式バーニアノズルとエネルギーイジェクターが各四基。

メインカメラの両脇にサブカメラ用レールが縦に二本走り、移動式サブカメラはレール上に計八基設置されている。

背中には高圧液体砲が二門取り付けられている。

機体の両側面中央につけられた腕は戦闘用アームと同様の形状となっている。

機体下部については、ベース機の宇宙用機には大型タンクが二本、汎用機・陸上洗浄作業機・水陸両用洗浄作業機は重力圏内用の脚が着いている。

足裏には多目的アタッチメントが着いていてバフホイール|(床材の艶出しに使われる研磨用のホイールの事)やポリッシャーホイール|(床用の機動ホイールブラシの事)、ホバリングホイール|(圧縮空気や反重力等、何らかのエネルギーで浮力を得るホイールの事)等、用途毎に換装が可能。

機体番号の由来は単語の頭文字で

・Deep Washer Custom

である。



・RTー03 Zベルン3号機

特殊動力の試験用に開発されたシリーズ機の3号機。

1号機の核融合炉・精神感応炉試験、2号機の核融合炉・魔力増殖炉試験に続き精神感応炉・魔力増殖炉の試験を担当した機体である。

1号機・2号機の共通点は二機のエンジンを搭載してるにも関わらず、その特殊性故に片方の炉が不安定で出力不足や不安定な出力に悩まされる機体となっている。

3号機に至っては炉が二機とも特殊仕様な為、普通のテストパイロットでは動かせないという欠陥機と化している。

三機の共通点は二機の小型・低出力炉を積んでいる事。

炉が臨海出力に達するか、若しくは暴走した時の為に機体の何処かにエネルギーイジェクターが設けられている事。

炉が二機とも発動した際に機体が燐光を発する事。

1号機と2号機は発光時、両肩の装甲に何らかの文字が浮かぶ事等が挙げられる。

3号機の発光現象はやや特殊でまず機体表面が玉虫色に発光し|機体周辺を覆う形で(機体を守るかの様に)光の文字が乱舞する。

続いて機体の各所に効果音を発しながらフリルやレース状の光を発する。

最後に大量のフリルとレースがあしらわれた光のミニスカートと背面装甲全体を覆う様な蝶々結びの光のリボンを纏うと玉虫色の光が解除され、周辺を回る光の文字が爆散して消え、機体が見得を切る。

光の文字を並べると『魔法少女網走』『手前等皆纏めて覚悟せえや』と読める。

この現象は劇中で主人公の母が3号機で出撃した際に起きた現象で後に主人公からどうやってやるのか詰問される羽目になる。

これに懲りたのか二回目の母出撃の際は『省略』の二文字の光文字が画面を一撫でしただけで発光状態へ移項している。

主人公が乗機した際の発光パターンは感情表現等に使われるのが多い|(但し主人公は無自覚)。

照れれば機体の頬が染まるし怒れば青筋マークが宙に浮く。

顔文字や絵文字、アスキーアートといったパターンも有る。

機体の外観は概ねロボットアニメの人型戦闘機の方向性で良い。

RTシリーズの外観特徴は機体の随所にエネルギーイジェクターが着いている事であり、3号機は機体の背中にバックパック式メインイジェクターが設けられている。

機体の随所に設けられたサブイジェクターはエネルギーソードやエネルギーガンとしても使用可能。

又、メインイジェクター・サブイジェクター共にバーニアスラスターとしても使える。

アーダイン同様、足裏にアタッチメントが着いていて各種ホイールが使用出来るようになっている。


・RTー01 Zベルン1号機

概要は前項である3号機と共通する。

3号機との外観上の違いは細部のサブイジェクターの形状と機体のカラーリング、そして発光パターンである。

3号機と同様に1号機もパイロットによって発光パターンが変わる。

主人公の父が乗機した際は機体が金色に発光し、左肩装甲前面に『(にち)』、右肩装甲前面に『(りん)』の黒文字が浮かび、機体背面のメインイジェクターから排出されたエネルギーが光輪を描いている。

岳瑞木新が乗機した際は機体が銀色に発光し左肩装甲前面に『(がち)』、右肩装甲前面に『(りん)』の黒文字が浮かび、機体背面のメインイジェクターから排出されたエネルギーが光輪を描いている。

軍に一時接収された際に複数の発光パターンが確認されている。

荒神真が乗機した際は黒・紫・赤のトリコロールカラーに輝き左肩装甲前面に『(しょう)』、右肩装甲前面に『()』の白文字が浮かび、周囲から「それは発酵違いだ!」と突っ込まれている。


・RTー02 Zベルン2号機

概要は前項である3号機と共通する。

3号機との外観上の違いは細部のサブイジェクターの形状と機体のカラーリング、そして発光パターンである。

2号機の魔力増殖炉は1号機の精神感応炉と異なり、パイロットに魔力制御力を要求する為、1号機以上にパイロットを選ぶ機体となっている。

背面にメインイジェクターが有るのは1号機・3号機と同様だが2号機は機体頭部に多連装小型エネルギーイジェクターが設けられている。

物語以前の両親の過去語りにて発光パターンが確認されている。

発光パターンは機体が深緑色に発光し頭部イジェクターからはシャンプーハットの様に光が延びる。

頭頂部は白く発光し、背面には甲羅の様に光が集まっている。

両肩に浮かぶ光文字はライムグリーン色の『河』『童』。

発光時は何故か水中での機動性が大幅に向上し、全身を覆う光が被弾を肩代わりしている。

Zベルンシリーズの発光パターンの違いは精神感応炉や魔力増殖炉から発生・排出されたエネルギーが精神感応する性質に有るとされている。

1号機では強大な推進力として、2号機では水中適性の大幅な向上と疑似装甲として、3号機やアーダインシリーズでは魔法のエネルギー元として使われている。


Zベルンシリーズの機体番号の由来はReactor Testから。


・Zベルンシリーズとアーダインシリーズの装備

Zベルンシリーズ及びアーダインシリーズの概ねの装備は共有されているが一部の特殊装備は出力の関係上、専用となっている。

本項では装備名横の()内に共用装備は共有と、専用装備の場合は機体番号を書かせて頂く。


・ウエス(共有)

布。

乾拭き・水拭き両用の万能掃除道具。

細かい所の掃除に使われている。

後述の万能ロッドと合体させる事でハタキとしても使える。


・ハタキ(共有)

埃落としに使われる掃除道具。


・箒(共有)

後述のホイールビットが使えない対象を掃除する場合に使われる万能掃除道具。

ゴミの掃き寄せや細かい隙間のゴミの掻き出しにも使われる。


・たわし(共有)

洗剤などと併用し汚れを擦り落とすのに使われる掃除道具。

後述の万能ロッドと合体させる事でデッキブラシとしても使える。


・デッキブラシ(共有)

洗剤などと併用し汚れを擦り落とす掃除道具。

前述のたわしが様々な場所で使われるのに対し、こちらは機体重力を生かした床面清掃に使われる。


・精神感応ホイールビット(共有)

主に宇宙戦艦や宇宙基地、宇宙要塞といった対大型や対広範囲の掃除に使われる装備。

ポリッシャーホイール(機動式回転ブラシ)やバフホイール(床材のワックス表層を削り均して光沢を出す為の装備)、ホバリングホイール(反重力や圧縮空気等で機体を浮かせる装備)等がが有る。

Zベルンシリーズやアーダインシリーズの足裏のアタッチメントに装着して使われる外、精神感応による遠隔誘導操作も可能である。(むしろ前二つは遠隔誘導操作(こちら)の方がメインの使い方である。)

ただ2号機が遠隔誘導操作を行う場合、1号機・3号機・アーダインシリーズに比べて反応が鈍い。

同等に扱う場合はパイロットの負担がやや重くなる傾向にある。

後述の万能ロッドと合体させる事で直接操作が可能となりポリッシャーマシーンやバフマシーンとして使う方法もある。


・光輪(RTー01)

機体背面のメインイジェクターが作動した際に発生する現象。

主に推進力として急加速等に使われる。

また戦国時代の母衣のような背面防御や砲撃等の背面迎撃にも使われる。

主人公の父に至っては手にとって手裏剣替わりに使って周囲を呆れさせた事が有る。


・皿(RTー02)

機体頭部の多連装イジェクターが作動した際に発生する現象の一つ。

上方からの攻撃から機体の頭頂部を守るピンポイントすぎる防御機能。

同時に機体の水中適性を上げる効果もある。

非常に頑丈だが破壊されると一時的に機体が機能停止に追い込まれる欠陥がある。

その見た目と性質から『河童の皿』等と呼ばれている。


・シャンプーハット(RTー02)

機体頭部の多連装イジェクターから排出されたエネルギーが発光する事であたかもシャンプーハットのように見える事からこう呼ばれる。

機体の一部を上方からの攻撃から守れるがあまり強度は高くない。

外、機体の水中適性を上げたり(水中での慣性や水中抵抗の任意緩和)、ローターブレードかして機体を低空飛行させる事も可能である。


・光の甲羅(RTー02)

背面のイジェクターから排出されたエネルギーが産み出した甲羅状のエネルギー魁。

背面防御や体当たりの外、理論上は取り外して叩きつける(シールドバッシュ)等の使い方が可能である。


・魔法少女衣装(RTー03)

主人公の母が乗機した際に発生する特殊な発光現象。

機体の随所にフリルとレースがあしらわれた姿は主人公の母が現役の魔法少女だった頃の衣装を彷彿とさせる。

追加装甲的な役割を果たすと思われるが詳細は不明である。


・携帯用魔動洗濯機ミョルニル(RTー02、RTー03、DWー01、DWー01C)

名前の通り魔法を動力元として動作する洗濯機。

その為、RTー01が動かす事は魔力不足で出来ず、その場合はパイロット自身の魔力で動かす必用が有る。

見た目は前述の万能ロッドの先に箱形洗濯機が着いている。

小はハンカチ、大は人型戦闘機まで洗える優れもの。

但し生き物は洗えない。

洗濯で発生した汚水は機体内部で汚れ・水・洗剤に分解され、汚れは魔力に分解、若しくは再利用可能な資源であれば別空間に収納される。

水と洗剤は除菌された上で再生、再利用される。

以外にも折り畳み可能で普段は拠点となる施設に格納されているが後述の魔法によって手元に転送される仕組みとなっている。


・精神感応遠隔誘導ハンドビット(DWー01、DWー01C)

DWシリーズの豊富なエネルギーをもって漸く全開可動出来る特殊装備。

DWシリーズのハンドユニットは精神感応で遠隔誘導操作が可能であり、これが『単機での人海戦術による各種手作業』という無茶な内容を可能としている。(単にポリッシャーやバフ掛けであればRTシリーズでも単機人海戦術が可能)

DWシリーズのアームは外観上、人型戦闘機の格闘戦用アームの見た目をしているが、内部にハンドビット用のカタパルトが設けられており、さながら機関銃の様にハンドビットを射出する事が可能である。

このハンドビットには『|宇宙要塞等の表面に頑固に固着する汚れを落とす為の爆破洗浄機能(自爆機能)』も着いている。

普段ははミョルニル同様に拠点となる施設に格納されているが後述の魔法により補充する事が容易に可能となっている。


・魔法について

世間一般ではその存在を否定されているが一部の人間は行使を可能としている。

主人公の両親はフリーの元ニンジャ(忍者に非ず)だったり元魔法少女だったりするのでその極一部に含まれていたりする。

本項ではRTー02、RTー03、及びDWシリーズに搭載された魔法機能に関して記述する。


・回収

周囲に漂う無主物デブリ等の資源を自動選別して回収する魔法機能。

回収された資源は拠点施設に分別保管される。

RTシリーズやDWシリーズがほぼ無補給で長期間行動出来るのはこの機能が大きなウェイトを占めている。


・自動修復

上記で回収した資源を用い機体の損傷箇所を自動で修復する機能。


・自動生産

上記で回収した資源を用い機体の部品を自動的に生産、組立、保管する機能。

ハンドビットが爆破洗浄等という暴挙以外の何物でもない手段を取れるのはこの機能が理由。


・転送

拠点施設に保管された装備を手元に引き寄せたり機体内部の格納庫に納めたりする機能。


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