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自書資料  作者: デョ
第2章 架空のゲーム作品
2/6

架空の作品『月光想君』

・月光想君

読み つきあかりにきみをおもう

ジャンル 乙女?ゲーム

メーカー マッスルウエーブ社(架空の会社)

名前の由来 攻略対象達がふとした時に見上げた夜空の月や月明かりの風景に主人公(ヒロイン)を思い浮かべるシーンから


あらすじ

平民で在りながら類い希な魔力をもち、更にはそれが希少な(肉体)属性である事が発覚した主人公は半ば強制的に魔法学園へ入学させられる。

異端視されながら自ら魔力(肉体)を鍛える日々の中で学友達と心(拳)を通い合わせ少しずつ成長していく。


各キャラについて


主人公

高い魔力と希少な肉体属性。

男性ボディービルダーと見紛うばかりの肉体と厳めしい顔立ちが奇跡的なバランスがで融合している少女?

口頭で喋る事はほとんど無く、台詞の大半は戦闘中の雄叫び。

攻略キャラ3人が話しかければ肉体言語で応える有り様。

正直言って何故攻略キャラが構うのか、作者も分からない時が有る。

攻略キャラよりも悪役令嬢の気高さに惹かれている面も在り、逆ハールートで攻略キャラ達から悪役令嬢討伐に参加要請が来た時は悪役令嬢の気高さに応え自ら討つ為に参加している。

その事から逆ハールートは別名『悪役令嬢ルート』とも呼ばれている。

作中でのまともな台詞は悪役令嬢ルートエンディングの『宿敵(とも)よ…』の3文字のみだったりする。


ワイルド王太子

主人公と並ぶ偉丈夫だがワイルドなのは見た目と台詞だけ。

編術の達人で身の丈を越える巨大な2本の編み棒を操り繊細な編み物を編み上げる。

得手が編み物という事から弟王子達からは見下されている。

その事で落ち込みたまたま目についた主人公に喧嘩を売り返り討ちになった事から主人公に惹かれていく。

個別エンドは公爵になるか、得意の編み物で大量生産した金属糸製防刃ベストを武器に軍需産業界でのしあがるかの2択である。


小動物系子爵次男

小柄な体格で小動物を愛する心優しい少年。

演奏が得意でウクレレ片手に動物達と大合唱という状況が街中で散見されている。

動物からもかなり好かれていて彼の周りでは天敵同士であっても争いは起きない。

たまに楽器ではなく集まってきた動物達を弾き奏でる姿も見られるが此方も達人級の模様。

かつては自宅で動物を飼っていたが父親の手によって息子を鍛える名目でペット達を調理されてからは、家で動物を飼うのは止め、野良の動物とのみ戯れるようになる。

ある日、傷ついた鷹を拾い途方にくれた所で更に刺客に襲われた。

そこで颯爽と表れた主人公に鷹共々救われ、主人公を慕うようになる。

個人エンドでは貴族籍を抜けた後、主人公と農業を営むか主人公を護衛に吟遊詩人として世界を廻るかになる。


イケメン騎士

イケメンボイス故に貴族令嬢達に言い寄られ、身の危険を感じるようになってからは女性から逃げるようになっていた。

見廻りの時に財布をスられた主人公と出会う。

最初は主人公を男だと思っていたが気絶した主人公を介抱した時に女?と知り一方的にギクシャクする事となる。

最終的には拳で語り合って和解した。

それからは自らのイケメンボイスに一切動じない主人公に次第に惹かれていく。

個人エンドでは主人公と共に騎士として歩むか共に傭兵団を築くかの2択になる。


悪役令嬢

伯爵家の令嬢。

攻略対象達が平民におもねる姿を快く思わず、主人公を排斥しようとする。

奴隷戦闘員を用いて主人公を襲撃したり船に乗った主人公を爆撃したが今一歩及ばずギリギリの所で何度も逃がしてしまう。

攻略キャラの個別ルートではいつの間にかフェードアウトするが逆ハールートにおいて主人公と対決する。

その場合は『おのが人生に恥ずべき事は何もない』と魔力枯渇を利用して自決した。


奴隷戦闘員

悪役令嬢が各地から買い集めた食い詰め人達。

最初の戦闘で死んだ26人は名前がアルファベット順になっていた(作者的には26人分の名前を考えるだけのネタはありません)。

悪役令嬢は使用予定戦闘服を2種類準備したが貝殻マイクロビキニアーマー(男女共通)の方は不評だった為、黒の全身タイツが採用された。

普段は戦闘訓練に明け暮れ、たまの休みは趣味に没頭する生活を送っていた。

最初の戦闘で26名が死亡。

その後も令嬢の命により主人公を襲撃し続け、その命を散らしていった。

最終決戦までに全滅した。


・エイシアこと戦闘員Aこと田中(たなか) (えい)

貧農の娘として生まれ、魔力持ちであった為に魔法学園に半強制入学する予定だったが入学予定前年に飢饉が発生し、急遽税が引き上げられた。

その結果、払えない税の方として奴隷落ちした。

そして悪役令嬢に買われ、戦闘員に仕立てられ、その命を散らした。

身近に死がありふれていた時代、彼女(エイシア)の夢は『長生きする事』だった。

コイバナと恋愛小説が好物で休みの日は図書室に入り浸りであった。

ファンブックにおいて素顔の初お目見えが為された。

ゲーム作品内の四大美少女(悪役令嬢・エイシア・シーナ・イーネ)の一人として数えられている。

その後、地球系世界に転生している。


戦闘員B(ビーノ)

奴隷戦闘員達のムードメーカーだった少年。

最初の戦闘で主人公の拳打により首がもげ取れて死亡した。

将来の夢は冒険者になる事だった。


戦闘員C(シーナ)

見た目は大人びた妖艶な美女。

実年齢は奴隷戦闘員の最年少(12)。

初戦闘で主人公の手刀で上半身と下半身が泣き別れとなり内臓をぶちまけながら死んだ。

将来の夢はお針子さん。


戦闘員D(ディルダップ)

寡黙でクールな美少年。

笑顔の破壊力|(物理)がコンプレックスでなんとか治したいと思っていた。

ビーノ、フレンディの二人と紳士協定を結んでいた。

コンプレックスを治したらフレンディと一緒にエイシアに告白する積りだった。

初戦闘で主人公に捕まり魔法弾を打ち落とす為の肉棍棒として使われ爆裂四散して死亡した。


戦闘員E(イーネ)

ゲーム内四大美少女の最後の一角(笑)

4人しかいないのだから仕方ない(笑)

見た目だけなら(シーナ)(イーネ)(エイシア)

でも年齢ならば(イーネ)(エイシア)(シーナ)

見た目は黒髪ストレートロングの和風美少女なのに残念すぎる。

『空回り?それがどうした?笑えば良い』を地で行くキャラ。

とスタッフから酷評(笑)されたキャラ。

ディルダップに夢中で落とす為に先ずは恋敵(エイシア)と仲良くなろうとしたが当のエイシアは自身の恋愛には興味無しな人だった。

コイバナ大好き結婚願望てんこ盛りの18才。

最初の戦闘で主人公の振るう肉棍棒(ディルダップ)で挽き肉にされたのはある意味本望か…。


戦闘員F(フレンディ)

奴隷戦闘員にして調理人。

口下手であまり喋らない。

エイシアに想いを寄せるが見た目的に強力なライバルであるディルダップに怖じけて身を引こうとしたが当のディルダップから『あのエイシアを俺一人で落とせる訳が無い。互いに協力して、先ずは男を意識させよう!』と紳士協定を持ちかけられて翻意した。

最初の戦闘で主人公に頭を握り潰されて死亡した。


・小隊長こと戦闘員G(ガイ・エルム)

未成年戦闘員達の父親的存在。

常に仏頂面だが本人は感情が顔に出てる積りでいる。

子供好きで孤児院で働く事を目指していた。

ゲーム内では部下(未成年)の色恋沙汰を生暖かい目で見守っていた。

最初の戦闘で主人公と数合切り結んだ後に貫手で心臓を抉られた。


・攻略本からの抜粋

攻略スタッフからの評価(愚痴)

『こんなの乙女ゲームじゃない』

『乙女ゲームというより漢女ゲーム』

『雑誌紹介に書かれたジャンルは自称恋愛SLG』

『格闘ゲームかアクションゲームで出して欲しかった』

『マッスルウェイブ社って筋肉サイコー!なゲーマー御用達の会社でしょ?なんで恋愛SLGって思ったよ』

『パラ上げメニューに筋トレだけ20種類近くある…』

『プロテイン調合メニューがある恋愛SLGなんて聞いた事が無いよ』

『絵師さん提供イラストの内、特に(リキ)入れて描いたってキャラ達だけ見つからない…』


製作スタッフからの応援コメント

無名キャラのコーナーにて


『作中で一番の(リキ)入れて描きました。

是非探してみて下さい』という絵師のコメント有り。


攻略本のキャラ紹介の無名のキャラのコーナーにおいてのみ奴隷戦闘員達の素顔のイラストが見れる。

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