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マツノ木

作者: 杏戸 夏

もともと歌詞っぽいものを作ることを目標にしました。

なのでとても短いものになってます。

町の南の丘の中心の大きな木の前

一人座った女の子を見つける

こんなところで何しているの?

その問いにただ一言

「未来を待っていたの」


少し時は流れて

女の子と友達になり

毎日一緒に遊ぶ

大きな木の前が集合場所

でも

その日に君が来なかったのは

ただの約束時間の不具合?

後で親から聞いたこと

亡くなったって

居眠りトラックとともに

海に落ちたって

死体すら見つからなかったって

僕はその場で泣き崩れた


町の南の丘の中心の大きな木の前

一人座った女の子を見つける

これは僕の夢ですか?

その問いにただ一言

「未来に待っているわ」


また時は流れて

僕はタイムマシンを開発して

戻ったのは十年前

ちょうど初めて会った日の前日

いま

その日に僕が戻れなかったのは

ただのタイムマシンの不具合!

すぐに君へと伝えたこと

未来で待てって

壊れたマシンに乗って

守ってあげるって

絶対に死なせはしないって

君は笑って「待っている」


次に来たのはまさにその日

君が轢かれる十分前

君は丘に向かって歩いている

今すぐ 行かなきゃ


君に追いつくのはまさにその時

君が?僕が?轢かれる二秒前

君を守るための最後の策

お願い タイムマシン


町の南の丘の中心の大きな木の前

一人たたずむ男の子を見かける

どうして泣いているの?

その問いにただ一言

「未来を待っているから」

二人がどうなったかは想像にお任せします。


感想・批評くれたら杏戸喜びます。

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