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30話 開拓村のゴースト退治2


『アウイン 第六次 開拓村』

第2都市アウインから南の位置にあり、馬車では片道3日程度の距離にある。

第6次とある通り、今回は6回目の開拓になり、

過去の5回は全て失敗している。


 1回から3回目の開拓では、アウインの王族が主導して開拓を行っていたが、

3度の失敗により、王家の財政を圧迫した。

そのため、4回目以降は力を持つ貴族や商人が主導しているのだそうだ。


 また、4回目以降の開拓では、王家が直接関っているわけではないので、

この街の騎士団や教会の聖騎士団と言った大規模な兵力は使えず、

全て自前で行わなければならない。

そのため、開拓の規模は初期の3回に比べて、小さくなっているそうだ。


 開拓とは、現実世界においても難しい。

本当に何もない平原に、一から都市を作ろうというのだ。


十分な食料もなく、

十分な物資もなく、

十分な人員もなく、

十分な施設もない。


そのため、ちょっとした天候の変化、流行病等で容易く壊滅してしまう。


 この世界では現実世界とは異なり魔法があるが、全ての人間が使えるわけではないし、

モンスターの襲撃にも備えないといけない。

つまり、現実でもこの世界でも、村の開拓は非常に困難なことなのだ。



 馬車に揺られながら、ソフィーさんに貰った資料を見返す。

現在、アウインを出発して1日と半分。

時刻は午後1時、天候は晴れ。

暑くも無く、寒くも無く、非常に過ごしやすい。

周りには特に建物なども無く、草原が広がっており、

絶好の遠足日和である。


 まあ、そんなことを考えていられるのも今の内だけだろう。

そろそろ今回の事件の目的地である、異界化した森に到着する。


 件の森までは、別のパーティーが護衛をしてくれる。

その別のパーティーというのが、偶然にもアウイン水場で知り合った、

アルフレッドのパーティーだった。


 アルフレッドのパーティーは5人。

リーダーは戦士のアルフレッドで、

他の4名は戦士、神官、斥候、魔術師だ。


 アウイン水場では、後れを取ったアルフレッドだったが、

今回の護衛では、問題無くモンスターを蹴散らしており、

馬車も彼ら自身も、被害は無い。

護衛の方は、このまま彼らに任せておいても良さそうだ。


 馬車の隣ではリゼットが弓の手入れをしていた。

リゼットの前には、2本の弓が置かれている。

一つはリゼットが元から使っていたロングボウ。

もう一つは、自分が渡したクレセントムーンという三日月を模した白銀の弓だ。


『クレセントムーン』

光属性のレア装備。

特殊能力は矢を放つと同時に、光の矢が散弾のように発射され、

広範囲に攻撃を加えるというものだ。


 ゲームだった時、聖騎士は弓を装備出来なかったが、

せっかくのレア装備だったので、売らずに取っておいたのだ。


 この世界では聖騎士だろうと弓を装備することは出来る。

しかし、今まで弓に触ったこともない自分の技量では、

せっかくのレア装備も宝の持ち腐れだ。


 実際、リゼットに弓の使い方を教わったのだが、

一応前に飛ぶだけで、狙ったところには当たらない。

これなら、ダーツを投げた方が、まだマシな位だった。


 そのため、自分で使用するのは諦め、リゼットに譲ることにした。

彼女には、クレセントムーンの他に、各属性の矢も一緒に渡している。

これで、敵が光属性に耐性を持っていたとしても、

別の属性の矢を使えば対処出来るだろう。


ただし、リゼット曰く、

「クレセントムーンは、少し、軽い……

あと、この弓は、母さんの形見だから……」

とのことだ。


 つまり、クレセントムーンを十分に使いこなすのは練習が必要であり、

母の形見の弓であるロングボウを使いたいということだった。


 冒険者にとって、自分の武器は自分の命そのものだ。

リゼットにとって、ロングボウの方が使いやすいのなら、そちらの方が良いだろう。

彼女の弓の腕には、装備の差を覆すほどの技量があるのだから。


 ただ、それはそれとして。

広範囲をカバーできるクレセントムーンが強力な武器であることに違いないので、

リゼットにはクレセントムーンも一緒に携帯してもらうことにした。



「おい、ソージ! ついたぞ。」

馬車の先頭からアルフレッドの声が聞こえる。


「おう、今行く! リゼット行くぞ」


「はい……」


馬車から降りて、アルフレッドの元に向かう。


「あそこに森があるのが見えるか?

あれが、異界化した森だ。」


 アルフレッドは馬車の進行方向から、右斜め前を指差す。

1km以上先だろうか、遠くに小さな森が見える。


「ここからはちょっと距離があるが……

これ以上進むとゴーストの出現範囲に入っちまう。

悪いが俺らはここで待機だ」


「ああ、分かってる。

此処から先は、自分たちの仕事だ」


 身に着けている聖騎士の鎧を確認し、

鞘に入れた聖剣を腰のベルトに固定する。

馬車の中で準備はしていたので、これで仕度は終了だ。


「とりあえず、2時間探索をして成果の有無に関らず、一度戻ります。

それまでに戻らなかった場合は……」


「俺らはお前らを見捨てて、

最高速度で輸送路を突っ切り、開拓村へ……か。

まあ、俺らも仕事だけどよ。

出来れば勘弁してほしいぜ、2重の意味でな」


 開拓村への食料の輸送は、早急に成功させなければならない。

そのため、自分たちが戻らなかった場合に、馬車が街に引き返すという選択肢はない。

そんな選択が取れるのなら、異界の解除と食糧輸送を同時にする必要は無いのだ。


「……そうならないように祈ってくれ。

それじゃ、行って来る」


「祈るのはお前の仕事だろうが……

まあ、武運を祈ってるぜ」


 アルフレッドに見送られて、目的地の異界化した森に向けて出発する。

異界化した森は輸送路の外れにあるので、まずは道なりに進んでいく。


 今の所、周囲にゴブリン等のモンスターはいないし、ゴーストの姿も無い。

上を向けば青空が広がり、太陽の光がさんさんと降り注いでいる。

こんな天気のいい日にゴースト退治など、まるで実感が湧いてこない。


 しかし、10分程歩いただろうか。

薄い膜を破ったような感覚と共に、景色が一変する。

世界は赤色でフィルターをかけた様に、全てが赤に染まる。


青い空も白い雲も緑の地面も……全てが赤い。

空気は生暖かく、周囲には血の匂いが漂う。


……なるほど、これが異界か。



「リゼット大丈夫か?」


「大丈夫、です……」

だが、その顔色は悪い。


「リゼット、これを」

リゼットに光のアミュレットを渡す。


光属性の魔よけであるアミュレットは、

自分が身に着けている聖印に比べると効果は小さいが、

それでも無いよりはマシだろう。


「あ……ありがとう、ございます。

これで……行けます」


「無理はしないようにな。

それじゃ、行くぞ。」


自分が先頭になり、森に向けて歩いて行く。

今の所、異界の中といっても地形が変わるようなことはないようだ。

輸送路も特に異常は無く、森への距離はそのままだ。


輸送路から外れ、森の方へ歩く。

森までは草原が広がっている。

草が腰の高さまで生えており、歩き難い。


「……ソージさん!!」


 がさがさと、草を掻き分けるように進んでいると、リゼットが声を上げる。

その声と同時に剣を抜き、意識を戦闘モードに切り替える。


「あれは……人、か?」


目的地の森の中から3人の人影が出てくるのが見える。


 3人は一塊になり森の周囲を動き回り、何かを探しているようだった。

恐らく行方不明の冒険者だと思うが、彼らは何をしているのだろう?

あからさまに怪しい。


 これが明確に敵であるのなら、遠距離攻撃を仕掛けるが……

しかし、赤い色で染め上げられたこの空間では、

相手が何者であるのか、はっきりと分からない。


「仕方ない、行ってみよう。

ただし、警戒は怠らないように」


「はい……」


左手に盾を構え、右手に剣を装備し、ゆっくりと慎重に近づいていく。



「ソ、ソージさん!!

あ、アンデッドです!!」


謎の集団から200メートルの位置。

一番最初に反応したのは、リゼットだった。


「ッ!!」


「!!

あああああああ、来るな!!

来るなぁああああ!!」


彼女の声で、お互いに戦闘に突入する。


敵は3人。

男性の戦士が一人。

女性の神官と狩人が一人ずつ。

これは冒険者ギルドから聞いた、行方不明の冒険者パーティーと一致する。


 しかし、先陣を切って突撃してくる戦士は、頭が割れ中身がこぼれ出ている。

後衛の女性陣も似たようなものだ。

肌の色は土色になっており、生気が感じられない。

出来れば生きていて欲しかったが、こうなっては仕方が無い。


 男の戦士は絶叫しつつも、一直線にこちらに突っ込んでくる。

同時に神官はこちらから見て右に移動し、

狩人は左に移動する。

戦士は自分が抑えるとして、リゼットに後衛のどちらかを倒してもらっても、

一人は必ずフリーになってしまう。


くそ、よく考えられている。


「戦士は自分がやる!!

リゼットは神官から仕留めろ!!」


 こちらに向かってくる戦士を迎え撃つため、自分も前に出る。

現状では、3対2で人数的に劣勢だ。

残しておくと厄介そうな神官をリゼットに頼んだが、

敵の狩人は一方的にこちらに攻撃できる状況だ。


時間を掛けたくない。


 しかし、敵の戦士の装備は片手剣に盾装備。

盾は厄介だ。

自分が盾を使っているため、その利点はよく分かる。

体の半身を覆う金属の板をかい潜り、攻撃を当てるのは非常に難しい。

時間を掛ければどうとでもなるが、今は時間がない。


ならば……リスクを取って速攻をかけるしかない。


「行くぞ、シールドブレイク!!」


 防御の硬い相手の対処は、ソウルイーター戦で経験済みだ。

ただし、敵の防御を弾き飛ばすこの一撃は、隙も大きい。

前回は連打で相手に防御を固めさせたが、今回は初手からいきなりだ。


 だから、相手のカウンターをくらうのは覚悟の上。

致命傷で無いならば、後で回復可能。

鎧の防御力を信じて、ただ剣を敵に当てることに集中する。


 一気に敵との距離を詰め、その勢いのまま剣を左下から右上に全力で振り抜く。

敵は盾で自分の攻撃を防ごうとするが、自分の攻撃の勢いを殺すことが出来ずに、

盾は左手ごと大きく外側に弾かれる。


体制を崩した相手の反撃は無い。


さらに一歩踏み込み、斜めに振り上げた剣を敵の首筋に叩き落とす。

剣スキルによって、達人の域に達した剣は、特に抵抗もなく敵の首を切断する。


「よし、一人目!!」


同時に後ろから風切音が聞こえ、右方向に居た神官の首が宙を舞う。


「最後!!」


 左手の狩人を見ると、既に弓を引き絞り、矢を放つ瞬間だった。

狙いは、リゼット。

彼女も次の矢を弓に番えているが、敵の狩人の矢が速い。


 自分は戦士を迎え撃つために前に出たため、距離が空いている。

間に合わない。


「ならば……マテリアルシールド!!」


 頭の中でショートカットを選択する。

同時に敵の矢がリゼットに向けて放たれる。


 マテリアルシールドは物理攻撃を防ぐシールドを生成する魔法だ。

敵の弓矢1回なら余裕で防げるはず……

くそ、この瞬間は心臓に悪い。


「あ、くぅ!!」


 敵の矢は、出現したシールドに弾かれたが、

その衝撃に驚いたリゼットは、矢を落としてしまう。

敵の狩人はその隙に次の矢を弓に番える。

その動きはアンデッドであっても、淀みなく速い。


 自分も戦闘になれているとは言えないが、

それはリゼットも同様だ。

リゼットの弓は放てば一撃で敵の首を落とす精度を持つが、

射るのに時間がかかる。


 こちらが先手を取っている場合にはそれで良いが、

今回は、ほぼ同時に戦闘に入っている。

この様な状況では、リゼットの弓は遅いのだ。


「リゼット!!

頭を狙わなくていい、体を狙え!!

回転を上げろ!!」


 そう指示を飛ばしながら、

敵の矢の射線に盾を構えたまま滑り込む。

こうすれば、リゼットの矢の射線も遮ってしまうが、

敵の矢はリゼットには届かない。


 直後、盾に衝撃が走る。

幸い、敵の矢は盾を貫通することは無かったが、

その分、衝撃は盾を持つ左手に伝わり、

鈍い痛みが走る。


「くそ、痛てぇ!」


 いくらレベルが高くとも、痛いものは痛い。

レベルが高い、HPが高い、防御力が高い。

それらは、たくさん我慢ができるというだけなのだ。


 だが、泣き言を言ってもいられない。

痛みを我慢し盾を構えたまま、走る。


 敵は既に3発目の矢を番えている。

このままだと敵にたどり着く前に、最低2発は攻撃を受けることになる。


「……身体を……狙う……」


 自分の背後から風切音。

自分の頭上を飛び越えた矢は、山なりの軌道を描き敵の肩に突き刺さる。

敵は堪らず、弓を落とす。


「マジかよ」


 リゼットの矢は指示通り、時間を掛けずに放たれたが、

きっちりと敵の肩に当たっていた。

リゼットから見て、自分の体が敵を隠しているはずなのに。


「ならば……自分も頑張らないとなぁ!!」


そのまま敵との距離を詰め、弓を落とした敵に容赦無く剣を叩きつける。


「やれやれ……戦闘終了か」


敵の狩人から剣を引き抜き、

そのまま周囲を警戒するが、他の敵の気配は無い。


「あ、あんな感じで、宜しかったですか?」


「おう、リゼットはすごいな」


そう言って、リゼットの頭を撫でる。


「あ……」


 すると、リゼットの顔が紅くなる。

エルフ特有のとんがった耳もだ。


 思わず頭を撫でてしまったが……

意識すると自分の方が照れてしまう。

……まあ、いいか。

一応、夫婦になったのだから。


リゼットの頭から手を離す。


「しかし、これは酷いな……」


 下を見れば先程の雰囲気を一瞬にしてぶち壊す、冒険者の遺体が3体。

しばらくすると、倒れた冒険者は装備を残して、灰になる。

この現象はゾンビと同じ、ブルード鉱山を思い出す。


「……くそ、嫌な予感がする。先を急いだ方がいいな」


「あの……彼らの装備は……」


「今は置いていこう。まず、この異界を何とかしないとな」


彼らの遺体は灰となって消えてしまったが、葬儀はいずれ行わなければならない。

彼らの残した装備を浄化しないと、装備が意思を持ち動き出す。

所謂、リビングアーマーというやつだ。


とりあえずの処置として、装備を一つにまとめて聖水をかける。


「よし、探索を続けよう」


「……痛いよ、おじさん」


突如、背後から掛けられた声にぎょっとして振り返る。

そこには、四肢がバラバラになった幼女の幽霊が宙に浮いていた。


「っぁああああああ!!」


 反射的に剣を振り抜く。

幼女の顔を横に一閃するその斬撃は、しかしまるで手応えがない。


ステータスを凝視する。


--------------------------


Lv:e3*

n.前:コle*タe

H!:4%A

}P:*2+1


--------------------------


くそ、またか。

ソウルイーターと同じステータスバグ。


「痛いよ、痛いよ、痛い!!痛い!!痛い!!」


 剣を振り抜いた姿勢の自分に対して、空に浮かぶ幼女のゴーストは、

ばらばらになった手を伸ばす。


「が……グ、ぐぁ!!」


自分の頬に触れた手は、そのまま自分の中に入ってくる。


ぞっとする。


痛みはない。


しかし、氷の柱を体の中に入れられた様に、身体が冷えていく。


身体が動かない。


「ソージさん!!」


 リゼットの放つ矢が、幼女のゴーストの手を貫く。

放たれた矢は『光の矢』、光属性が付与されたその矢は、

本来なら実態のないゴーストにも効くはずだが、敵のHPはまるで減っていない。


 しかし、まったく効果が無いわけではない。

矢が当たった腕は霧散し、身体の自由が戻る。


「助かったリゼット!!

くそ、これでも喰らえ!!」


頭の中のショートカットから『ヒールLv5』を選択する。


「うああああ!!痛い!痛い!痛いィいい!!!」


 ヒールを受けた幼女のゴーストの身体は一度霧散し……

すぐに元に戻る。

HPも変化無し。


……厄介だな。


 攻撃が効いていないのも厄介だが、敵の姿も相当厄介だ。

攻撃を受けた幼女のゴーストの絶叫が、まだ耳に反響している。

敵だと分かっているのに、罪悪感に押し潰されそうだ。


「ソージさん……だめ……

攻撃、効いてない……」


「逃げるぞ!!

あれは無理だ!!」


リゼットの手を引き、森の中に向かって走る。


「待ってよ、おじさん!!

置いてかないで!! 痛い! 待って!」


「ひっ!!

ソージさん、追ってくる!!

どうしよう!!」


「落ち着け!!

恐らく、あれはただの影だ!

本体は別にあるはず!!」


あれは、きっとマンガやゲームでよく出てくる、

影とか、幻とか、ホログラムとかの類だろう。


この類の物は、離れた場所に本体があるものだが……


「……そうか、死体だ!!

あの子の死体を探すぞ!!」


 しかし、森の中では、ただでさえ視界が悪いのに、

今は異界化の影響で辺りは赤に染まっている。

おまけに天然の森林は、草木が生茂り走り難い。

この状況で、一人の遺体を見つけるのは至難の業だ。


 後ろを振り向くと、幼女のゴーストは付かず離れず追ってくる。

くそ、煽られてるな。


「あの子の死体を……探せばいいんですね……」


 そう言うと、リゼットは地面を蹴り、さらに近くの木を蹴り、

頭上の樹の枝に着地する。

その高さおよそ5メートル。


何と言う身軽さ、さすがエルフ。


「私は……上から、探してみます……」


「よし、頼んだぞ!!

こっちは自分が惹きつける!!

こい、こっちだ!!」


 幼女のゴーストにヒールを当てて、注意を自分に惹きつける。

狙い通り、幼女のゴーストは自分の後を追いかけてくる。


「ほら、鬼ごっこだ!! ついて来い!!」



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