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弓と剣  作者: 淳A
十剣
487/490

軍師 3

 クポトラデルの首都に到着したその日に王宮を目指した。 下手に準大公に土産を買い回る時間を与え、タケオ殿の怒りを煽り、交渉相手に八つ当たりでもされ、纏まる話も纏まらなくなっては面倒だ。 又、ダンホフの恩恵の慈雨がいつまで続くか分からない。 続いている内に事件の解決に向けて動いた方が上策と判断したからでもある。


 ここまでは順調と言ってよい。 初雪が降る頃になってもダンホフの飛竜が本邸に帰巣していなかった事。 クポトラデルへの出発を当日連絡したにも拘らず、飛竜操縦士が誰も反対しなかった事。 クポトラデルへの旅費は北軍兵士や飛竜の餌代を含め全てダンホフが支払った事。 クポトラデル国境近くに案内人として剣豪シュハーグが待機していた事。 要するに何事もなく短時間でクポトラデルの首都に到着出来たのはダンホフが全面的な協力を惜しまなかったおかげだ。

 特にシュハーグはダンホフ軍では師範級。 数少ない北の猛虎と渡り合える剣士として知られている。 それ程の剣士になるとダンホフ公爵警備専属になり、それ以外の仕事を担当させられる事はない。 次代が決定すれば次代専属となるから、シュハーグがあそこに居たのはナジューラ殿の命令か、少なくともナジューラ殿の許しがなければ実現しない事なのだ。

 シュハーグ本人は、偶々クポトラデルに里帰りし、本邸か皇国方面へ向かう飛竜に相乗りさせてもらおうと駐竜所で待っていた、と言っていたが。 タケオ殿と手合わせしたいという本人の希望があったのかもしれないが、ダーネソンに確認するまでもなく、全くの嘘ではないとしても事実の一部でしかないだろう。


 ダンホフは準大公に貸し出した十頭以外にも飛竜を所有しているが、どれも国外への飛行が可能な大きさではない。 ダンホフ以外にもこの駐竜所に立ち寄る飛竜はいると思うが、クポトラデル国境近辺という辺鄙な場所で長距離飛行が可能な飛竜を待つのは砂漠で雨が降るのを待つも同然。

 それにシュハーグがクポトラデル語が話せるのは有り難いが、剣豪が通訳である必要はない。 ただ準大公に護衛の同行を遠慮された場合、道案内人として、という言い訳が使えるのはシュハーグだけだろう。 しかも彼なら北軍で言えばタケオ殿だ。 いざと言う時、彼一人で一個中隊並みの働きが期待出来る。

 とは言え、異国の僻地で長々遊ばせてよい剣士ではない。 ダンホフ軍なら凄腕の剣士は他にいくらでもいる。 いつ到着するか、そもそも来るのかさえ確かではない準大公のお役に立つべく、最強の剣士を待機させるとは尋常ならざる好意と言えよう。

 加えて入国検査の厳しさで知られるクポトラデル国境を入国許可証なしで通過出来た。 それもダンホフが既に手を回していたからに違いない。 これ程の支援となると単なる恩返しの範疇を越えている。


 タイマーザ師によれば準大公はダンホフ家を数百年に渡って悩ませていた呪いを霧散させたのだとか。 代々のお抱え呪術師の命を奪った強力な呪いで、破呪でなければダンホフ公爵家が続く限り消えなかったでしょう、と言っていたから当然恩返しをするだろう。 ただ命であろうと金に換算するのがダンホフの流儀。 破呪の恩も金に換算して返すと私は予想していた。 まさかこのような金では換算出来ないような援助までするとは。

 それでなくてもダンホフは既に充分なくらい恩を返している。 猫又の件で準大公が不問にされたのはダンホフが十億ルークを国庫に納めたおかげなのだから。


 猫又を飼うなど、たとえ被害を受けた御方はいらっしゃらなくとも即座に死罪となったはず。 準大公であろうと大審院で審問され、勾留所に死ぬまで幽閉されかねない大罪だ。

 私が皇王庁に報告した時、感情を面に出さない事で知られるテイソーザ長官が不快の念をお隠しにならなかった。 準大公なら陛下の温情で死罪は免れるだろうし、幽閉もされないと思うが、爵位剥奪は免れまい。

 という私の予想に反して、不問。 勾留も爵位剥奪も特別なお叱りもなし。 これは私の根回しが成功した訳でも奇跡が起こったのでもない。 ダンホフが準大公の猫は無害と主張し、その保証金として十億ルークを出したのだ。 もっとも金は他人に出させるものという信条で知られるダンホフが文句も言わずに自腹を切るとは、それこそが奇跡と言えない事もないが。


 あの時私はテイソーザ長官とブリアネク宰相のお二人に御前会議での採決を陳情した。 それなら出席者はほとんどが準大公に好意的か準大公の親戚。 温情ある処遇が期待出来る。 大審院での審議のように長期間勾留される心配もない。

 私が皇都に到着した二日後、御前会議が予定されていた。 だが御前会議の議題は前回の会議の終わりに決められ、それ以外の議題が討議される事はない。 通常なら次の会議は早くても一ヶ月以上先。 その間に大審院から召喚されたら大審院の判断が優先され、御前会議で何がどう決まろうと大審院の結審まで準大公は勾留される。

 大審院の召喚前に御前会議で採決されていれば召喚はされない。 だから早急に採決が必要なのだが、お二人共考慮するとのみおっしゃり、開催日時、議題の選定と採決、いずれの確約もしては戴けなかった。

 私はお二人以外の出席者に陳情はしていない。 他の出席者にも根回しする事は考えたが、誰が何と発言しようとこのお二人が首を縦に振らなければ否決されて終わる。 大審院召喚となった場合に備え、出席者の誰が準大公に好意的、或いは中立か、会議という公式の場での意思表明を知っておきたい。 それで父にさえ事前の説明はしなかった。


 幸い御前会議の傍聴はお許し戴けた。 議題は来年度の経済予測で、ダンホフ公爵が金融市場の動きを総括する。 その所見発表の冒頭、彼は金融市場と一見何の関係もない事を語り始めた。

「来年度成長率の予測に影響する出来事がありましたので、まずそれから申し上げます。 既に皆様御存知かと推察致しますが、準大公が猫をお飼いになられました。 準大公夫人から片時も離れないため、サリ様も御一緒に遊ばれていらっしゃるとの事。 この猫に尻尾が二つある件に関し、私見を述べさせて戴きたい。

 猫又は数百年前に一度現れて以来、誰も姿を見た者がいない伝説の害獣。 準大公の飼い猫と同一の猫とは考えづらく、同じく有害とは限りません。 しかし私がこの猫は無害と主張した所で、何を根拠に、と納得し難い御方がいらっしゃるでしょう。 誠に勝手ながらこの猫が有害か無害か、呪術師組合組合長ルデ・タイマーザ師に鑑定を依頼致しました。 彼の鑑定によれば呪術の痕跡は欠片もない猫との事。 念の為に申し上げるならこの鑑定結果に当家の意向は一切反映しておりません。

 尚、ダンホフはこの鑑定の保証金として十億ルークを国庫に振り込む用意がございます。 受領して戴けるでしょうか。 受領して戴けるのでしたら経済予測に変更はなく、前年度比18%増ですが。 受領して戴けない場合、前年度並か前年度比減へ大幅な下方修正をする必要があるため、皆様の御意見を伺わせて戴きたく存じます」


 そしてダンホフ公爵は懐から金額十億と署名がされてある振り込み用紙を取り出し、出席者に見せた。 ダンホフが払うと言ったら必ず払う。 誰かが彼の言葉を疑った訳でもないのに。

 金がダンホフ銀行にあるなら払えと言われるまでダンホフがその金をどう使おうと自由だが、国庫に納入してしまえばダンホフが使える金ではなくなる。 猫又の寿命などダンホフ公爵自身も知らないはずで、現れた時と同様、突然姿を消すかもしれないが、明日消えたとしても二度と現れないとどう証明するのか。

 しかもどういう場合に返金するか、契約書が交わされた訳でもないのだ。 国庫へ納入してしまえば返金されない可能性の方が高い。 陛下は何もお約束なさっていないのだから。

 十億は国庫にとってさえ少なくはない額。 陛下にしてみれば嬉しい臨時収入となろう。 これがあるとないとでは成長率に違いが出るのは分かるが。 国庫へ納入すれば前年比18%増で、納入出来なければ前年度並か下方修正とは。 逆ではないのか? そもそも準大公の飼い猫のためにダンホフがなぜそこまで?

 陛下は勿論、出席した重臣の誰もこの展開を予想していなかったからか、議題の追加は無効、検討の必要なし、と指摘する者はいない。 余計な茶々を入れてダンホフ公爵を怒らせ、振り込み用紙に「無効」と上書きされたら十億がふいだ。 陛下の御不興を買うかも、と考えれば迂闊な発言をする気にはなれないのだろう。


 出席者全員が暫し無言。 そこで議長のブリアネク宰相が発言した。

「準大公に害意がない事は論議するまでもない事。 飼い猫の件を不問とし、保証金を国庫に納入する事に異議のある者は起立せよ」

 まさかの採決。 優柔不断で知られ、自ら採決の動議を出す事などかつてなかった宰相が。

 いや、それは昔の話。 ヤジュハージュのオルゲゼ公爵の襲撃未遂件を討議した時の血の気の多さと言い、去年辺りからブリアネク宰相は強引とも言える指導力を見せるようになった。 今では宰相も準大公に肩入れしているという事か?

 ともかく全員異議なし。 これで不問が決定した。


 つまり私は何もしていない。 準大公は猫又が不問にされたのは私の手柄と誤解していらっしゃるが、それは御前会議の席上、ダンホフ公爵が保証金について準大公に伝えないよう希望したからだ。

 十億は勿論ダンホフにとっても少額ではない。 保証金とは名ばかりで、いつ返金されるか分からないのだから準大公に恩を着せるくらいは許される。 少なくとも教えてダンホフの損になる事ではないから、ブリアネク宰相がダンホフ公爵に訊ねた。

「何か隠さねばならぬ理由でも?」

「本日の会議では無害な猫を無害と認識したに過ぎません。 皆様が御安心なさるように桁を増やしましたが、十億は私が勝手に決めた金額。 しかもこれはいずれダンホフに戻る金。 ですが準大公は中々義理堅い御方。 この金額をお耳にすればお気になさるでしょう。 ダンホフに恩の押し売りをされたと思われては真に心外」


 確かに準大公には義理堅い一面がおありだ。 恩を売られる事を警戒してか、御遠慮深くもある。 だがダンホフ公爵はそのような遠慮を気遣うような性格だったか? 押し売りだろうと何だろうと売れる恩なら売っておく。 それはダンホフに限らず貴族なら誰でもしている事だ。

 ただ意外な事に新年の行事を終えた一月の中旬、この金はダンホフに返金された。 ダンホフが返金を要求した訳でもないのに。 余りに早い返金で世間の好奇心を掻き立てたが、返金を処理したエングラブ管財庁長官でさえ理由は知らないと言っていた。


 皇王族のどなたかが猫にお触りになり、無害を確認した訳ではないだろう。 そのような命懸けのお試し、侍従が止めないはずはない。 御無事だったとしても大変な騒動となる。

 それに城内で準大公夫人のお側に近寄った皇王族は皇王陛下のみ。 猫の姿を御覧になった御方はお一人もいらっしゃらなかった。 思わぬ接触事故があって緘口令が敷かれたのだとしてもマッギニス近衛将軍の耳に入らないはずはなく、彼が知っているのなら私に伝えてくれたはず。

 しかし何かはあったのだ。 陛下の眼光の鋭さ。 全身から溢れ出る生気。 お声の張り。 害どころか益以外の何ものでもないが。 それらは猫と言うより年末に上京の途中、準大公が御覧になった「青い人」に何らかの関係があると思われる。


 準大公のお声掛けで行軍が緊急停止した時、スティバル祭祀長が準大公の後を追おうとした護衛をお止めになったが、あの時の御命令には尋常ならざる響きが込められていた。 まるで青い人との邂逅に皇国の存亡が懸かっているかのような。

 準大公がお戻りになり、青い石が溶けたと報告なさったが、その時失われた青い宝玉の伝説が私の脳裏を過った。 北軍に入隊する前、私はいずれ近衛将軍となる事が期待されていた関係で、サハラン前近衛将軍と面談する機会が何度かあり、その時この伝説について教えられた。 と言っても非常に漠然とした話で、なぜその宝玉が何百年経っても捜索される程重要なのか、サハラン将軍も詳しくは知らないようだったが。

 もし準大公が見つけたのが皇王家の失われた青き宝玉で、それが準大公の左手で溶けたのだとしたら、準大公は生きた青き宝玉、となるのでは?

 石が溶けるという荒唐無稽が可能かどうかはともかくとして、なぜ陛下の生気が輝き始めたのかの説明にはなる。 なぜダンホフの保証金が返金されたのかの説明にも。

 青き宝玉は所有者の感情を感じ取り、その動きに左右されるのだとか。 もし誰かが十億の件を準大公へ伝えたら準大公は死ぬまでダンホフに恩義を感じるだろう。 その感情が宝玉へと伝わり、陛下への忠誠より上回る事にでもなれば、陛下にとって十億どころではない損失のはず。


 因みに私自身は準大公が御覧になったとおっしゃる青い人と青い石を見ていない。 準大公が屈んで何かを摘んだのを遠目に見ただけだ。 それが何かは勿論、溶けたのか落としたのか、確言は出来ない。 だが私も準大公の握手を体験している。

 準大公が拝謁なさった直後、陛下の生気に劇的な変化が現れた。 拝謁中の出来事は全て他言無用が慣例だから何があったのかは質問していないが、準大公が拝謁後左手を揉んでいらしたのでお伺いしたのだ。

「大隊長、左手に痛みでも? 医師かマッサージ師を呼びましょうか?」

「いや、大丈夫。 と思うけど、ちょっと試させて」

 そしていきなり私の手をぎゅっとお握りになった。 その途端、私の身体に生気と言うか清々しい何かが大量に流れ込んだ。 摩訶不思議な体験としか言いようがない。

 準大公が左手をひらひらさせながらおっしゃった。

「ふう。 これなら大丈夫っぽい」

「痛みは如何いたしました?」

「消えた。 冷やしたのがよかったのかも」


 準大公御自身は左手の治癒能力がどれだけ貴重で特殊か御理解なさっていないらしく、少しも出し惜しみする事なく、相手の身分に拘らず握手なさっていらっしゃる。 ダンホフの結婚式でも相当な数の人と握手なさったようだ。 御自身もよく覚えていらっしゃらない為、正確な数は把握出来ていないが。

 ともかく、青き宝玉は猫又の保証金が払われた後の出来事だし、十億で破呪の恩は返し終えている。 少なくともダンホフ側はそう思っていると私は理解していた。 そもそも準大公はダンホフへ大恩を施したとは欠片も思っていらっしゃらない。 それはダンホフも承知しているのだ。


 結婚式前に飛竜を貸し出したのは式に出席してもらう為のお車代だろう。 あれには竜鈴鳴動という望外の見返りもあった。 以来、準大公はいつも同じダンホフの茶竜を操縦し、行った先々でダンホフに借りた飛竜である事を告げている。 おかげでダンホフは青竜の騎士へ愛竜を提供した家として知られるようになり、それによって血も涙もない金貸しというイメージがかなり払拭されているらしい。 ならば飛竜の貸し出し代に関しては帳消しになっていると言えなくもないが。

 操縦士の給金も含めて何ヶ月も無償で提供し、そのうえ旅費、最強の剣士、痒い所に手が届く支援の数々。 何よりダンホフは準大公に恩を返した事を未だに伝えていない。 どれだけ援助しようと、その事実を世間の誰もが知っていようと、準大公が知らなければダンホフが恩を返した事にならない。 そのような基本中の基本、私に教えられるまでもなく知っているはずなのに。


 なぜ知らせたくないのか? 唯一考えられるのが、知らせたらそれ以上の援助が出来なくなるからだ。

 もしやダンホフも青い宝玉に関して何か、私以上に知っている? 軍事関係に関しては必ずしも太いパイプがあるとは言えない家だが、金の流れは情報の流れ。 全ての情報が金で買える訳ではなくても買えるものは多い。

 ただ準大公がクポトラデルへ行く事を事前に知っていたかのような用意周到な対処を見ると、ダンホフが毒殺事件の黒幕である可能性を考えておかねばならない。

 準大公が酒を飲まない事はダンホフも知っているから酒に毒が入っていようと気にはすまい。 モンドー将軍が酒を控えている事は極秘事項ではないのでダンホフも知っているはず。

 しかしなぜポクソン補佐を標的に? タケオ殿を怒らせてダンホフに何の得がある? 或いは標的はタケオ殿で、ポクソン補佐は巻き添え?

 いずれも信じ難い。 タケオ殿はダンホフ次代の義弟の義兄。 次の北軍将軍の有力候補であり、ダンホフが肩入れする準大公を支えてもいる。 タケオ殿の死は何の得もないどころか、ダンホフにとって多大な損失だ。

 では人ではなく、クポトラデルとの開戦が目的? 献呈酒が毒入りと分かれば犠牲者が出なかったとしても両国の関係を悪化させ、開戦は避けられない。

 とは言え、私の実家のような武器商人なら戦争は金儲けの機会だが、ダンホフはクポトラデルにかなりの投資をしている。 平時戦時に拘らず金儲けに長けた家だが、開戦による利益と損失を秤にかけたら損失の方が遥かに多いだろう。 たとえ開戦がレカ殿の戴冠に結びついたとしても。


 いずれにしてもダンホフが青き宝玉、レカ殿の出自、全てを知った上で巨額の援助を準大公に提供しているとしたら。 その情報力、先見の明。 侮り難し。 ナジューラ殿の側近に私より優秀な軍師がいるという事ではないのか?


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― 新着の感想 ―
[良い点] オモロい [一言] 11月か〜待つ! でもこのマッギニス視点で最終回ってホントですか?!
[一言] 想像以上にマッギニスが混乱迷走していた! 考えすぎだよマッギニスさん! いつも若はマッギニスに頼るけど、そのせいで今回は思考の迷宮入りさせてしまって⋯ いつも何も考えてない若、反省してくださ…
[一言] 更新をありがとうございます。 猫又事件の真相が明らかになって 納得してしまいました。 ダンホフ公爵もナジューラ義兄上の気持ちに沿って、若を守るために動いてくれているのですね。 嫌われること…
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