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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

殺人をしたい女

作者: 夢菜

私は、怪談や殺人事件などに興味があり、本や動画を見ています。

自分でも書いてみたいと思い書いていますが文章力などは未熟なのでご了承ください。

私は、井上京香。


小さな会社で事務や雑務をこなしている。


この会社は、ブラック企業で、残業代はでない。


京香の上司の高山は、京香に対して酷い扱いをしている。


自分の仕事をギリギリまでやらず、京香にギリギリで終わりそうなタイミングでやらせてくる。


おかげで京香は、自分の仕事だけなら定時で帰れるはずなのに、この仕事のせいで毎日が残業なのだ。


それでもやっと入れた会社なので辞めたくはない。


ある日、高山はどっさりと書類を持って来て、


「明日の朝までに終わらせろよ」


と言って去っていった。


「こんなに沢山明日の朝までに出来るわけないじゃない。終電は確実に無理で会社に泊まることになるな」


そう呟いた時にそばに山田雄一が聞いていた。


なんとか自分の仕事が終わり言いつけられた書類を始めた頃には、定時になり、みんな帰って行く。


誰も関係ない素振りで帰ってしまう。


そんな時に、山田が声をかけてくれた。


「手伝うよ。昼間に呟いていたのが聞こえちゃってさ、女の子一人を会社に泊まらせる訳にはいかないからね」


そう言うとそそくさと手伝い始めた。


何とか終電には間に合う時間には終わった。


「ありがとう。すごく助かったわ」


帰りの身支度を整え、駅まで送ってくれた。


「いつでも手伝うよ」


山田の言葉に感謝をした。


その日を境に山田が手伝ってくれることが多くなって、京香は山田に好意を持ち始めたが、恋愛感情とは違う感じ。


そして、ある日の朝、高山に呼ばれ、行くと業務を言いつけられた。


「今日、接待があるから一緒に来い」


強制的な言われようだった。


その日の夜に行くと接待の相手は後から来て、


「いい女じゃないか。私は松原だ。よろしく」


私はその言い方に、は?っと思ったが、何も言わなかった。


仕事の話をして、途中、高山がトイレに行くのに席を立った。


そのタイミングで松原は私に近寄り、抱き寄せた。


私は必死に抵抗するが、男の力には叶わない。


結局、松原のやりたい放題にされてしまった。


身の回りを整えた頃に高山が戻ってきた。


何事も無かったかのように、商談の話は決まり、高山は嬉しそうだった。


この時、京香は、復讐を考え始めていた。


接待があった翌日から京香の態度がおかしいことに山田は気づいて聞いた。


「何かあったの?」


京香は何も無いよ、

大丈夫とアピールした。


それから一週間ほどだったある日、京香は、久々に定時で帰れる日があった。


駅のホームで電車を待っていると、目の前に高山がいる。


電話しているようで写真のようなものをヒラヒラさせていた。


「あいつは、大丈夫。私の言うことを聞いているよ。何かあればこの写真で脅すから大丈夫だ」


そういうので写真に目をやると一瞬見えた画像には、あの時の写真だと分かった。


なんて卑怯なやつなの?こんなやつ死ねばいいんだ!


そう思った時、運良く電車が滑り込んできた。


私は咄嗟に線路へつき飛ばそうとした瞬間、後から誰かに押されて、私の体が高山を押す形になり、高山は電車に跳ねられた。


高山の血が少しかかったが、きにならなかった。


その一瞬で、高山の手から写真を取り上げていた。


高山は死んだ。


しかし、気は晴れなかった。


私が殺したのでは無い。


周りの人が証言してくれて、私は事情聴取だけで済んだ。


でもまだ、一人いる。


あいつを片付ければいいんだ、この手で。


その日から計画を練り、数週間後にはイメージが出来上がっていた。


決行日は明日。


京香は、ワクワクしながら眠りについた。


朝早めに起きた京香は、テレビをつけて、ご飯の支度に取り掛かる。


その時、京香の耳に飛び込んできた。


「昨夜、○○会社の専務の松原洋介が自宅のマンションから飛び降り自殺をしました。即死だということです」


え?どういうこと?


京香は、偶然って重なるんだなと思った。


しかし、この時の京香は、この手で誰かを殺したい欲求にかられていた。


誰かを殺したい・・・



しばらくは、平和な時間が過ぎた。


新しく上司になった人は優しくて、何も問題はなかった。


定時に帰った京香は、帰り途中、公園に差し掛かった時、猫をいじめる三人の中学生を見かけた。


京香は、あの三人を懲らしめようと策を練った。


数日後、三人の中学生は行方不明になる。


どうして?私が手にかけようとした人はみんな私の前からいなくなってしまう。


あー、人を殺したい、殺してみたい。


日に日にその願望は大きくなる。


いつか殺せるかなぁ?


京香は、自分の手で殺したい時の想像をして胸を踊らせるのだった。





京香は、この先、殺人ができるのでしょうか?

気が向いたら続編を書くかもしれません。


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