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白の花園  作者: 我
2/3

鳩のジョナサン

そうだ。窓から、鳩が見えた。

8羽。


そのうちの1羽が、変わっていた。

いつも他の鳩からは遅れて飛んだり、違う方向に飛んでいったり。

どうなるんだろう。鳩のジョナサン

と勝手に名付けてよく見つめていた。


しかし、心配はいらなかった。

少し大きめの鳩がジョナサンを追いかけて、群れに連れ戻すべく誘導したりしだしたのだ。

あれは、母親だったのだろうか。

なんにせよ、それを目撃したときには安堵した。


ああ、一羽じゃない。孤独じゃない。大丈夫だと。




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