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白の花園  作者: 我
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そんな時代もあったねと。

ここは、どこなんだろう。

ぼんやりと考えた。

考えたけれども、答えは出ない。


あれから随分と、長い時が流れた。

それでもまだ、答えは出ない。

少し、遡ってみようと思う。


差別されたり、忌避されたり。

あそこは、そういう場所だった。


いなければならない。自らの意思で出ることはできない。

媚びへつらったところでどうにもならない。

演技など出来なかった。した人物はいたのだろうか。

知る由もない。少なくとも我は出来なかった。

何もかも見透かされそうな。

この人からは逃げられない。常にそう感じていた。

今もその印象は変わらない。


存在する我がイヤだったし、抜けた今も

納得がいかない。

けれども、ちゃんと笑うことはあったし、一時ではあっても、ツナガリが、あった。

あったように思う。多分。あったんじゃないかな。

あったと、思いたいだけかもしれない。

思っていたほうが幸せだから。



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