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海パンは、穿かない
ミツルに、男子の水着のあとがない言い訳。
教授の書いた診断書によって、水泳の授業は、全て休んだ。
ミツルは、水泳は、嫌いではなかった。
だが、いくら胸は、男子のまま?とはいっても、かつては、ISとはいえ、一応男子の突起物はあった。
『かわいらしい』と賛辞される蕾となってしまっては、無理である。
男子のロッカーでの着替えは、男子の時からタオルを巻いて着替えていたとはいえ、無理である。
教室で待機。
ミカリ「あなた、病気なの?」
ミツル「…うん」
ミカリ「私、生理なんだ」
ミツル「えっ」
ミカリ「小四で、生理は早い?」
ミツル「そんなこと…」
ミカリ「けっこう居るよ、○○ちゃんとか」
地味で、むしろ他の女の子より幼く見えるくらいなのに。
くすりと笑うと。
ミカリ「男の子には、刺激が強かったかな?」
女の子なんだけど。
ミカリ「あんたが女の子なら、友達になってほしいんだけど」
担任「お前ら、自習していろと言ってなかったか?」
ミカリ「ごめんなさい」
まいた複線を回収できるか自信ありません( =^ω^)