10歳 転校した
話は、前に戻ります。
ある作品のオマージュです( =^ω^)
ミツルママ「今日は、とりあえずパンツ(ズボン)のほうが」
ミツル「もう女の子なんだからスカートでいい」
ミツルママ「……そう」
とはいったものの、学校にまでスカートで行くのには抵抗があった。
やはり怖かった。誰も知らないとはいえ、前の学校で男の子でいたことを知られはしないか?
始業式
当然、同じクラスになる女の子の列に並ぶ。
とても、違和感を感じた。
かつて、男の子の列に並ぶのも、既に男の子でなくなっていることに後ろめたさを感じてもいたが。
『かわいらしい蕾』になったというだけで、今度は、女の子の列に…完全にもう戻ることはできない。女の子として生きるしかないのだ。
それでも、始業式が終わり、掃除を終えて下校。
ミツルママ「どうだった?」
ミツル「無事、何事もなかった」
ミツルママ「…そう…」
だが、授業も始まり
下校
女の子1「なにあんた、少女漫画のヒロインにでもなったつもり、お高くとまって」
ミツル「そんなことない。ただ、前の学校でも友達が居なかっただけで」
女の子2「その暗い顔が、イラっとくるんだ」
「やめなさい」
女の子3「海野ミチル」
同じクラスの女の子の「海野ミチル( =^ω^)」だった。
海野ミチルは、女の子1に対して、モデルガンの銃口をしっかり向けて構えていた。
女の子4「あっ、用があるから私帰る」
女の子2「待ってよ」
結局、女の子たちは、去っていった。
海野ミチルは、モデルガンを仕舞うと立ち去る。
次の日
金髪を長く伸ばした変な男が徘徊するというので、集団登下校が徹底された。