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少女の朝

前回めちゃくちゃめちゃ短かったので、今回ちょっと文を増やしてみました。

一作目から皆の評価を期待するのはシロウトとしてあうとだな

朝起きること。


朝ごはんを食べること。


待ち合わせをすること。


目的を果たすこと。


これが、少女の日課。


そしてーー公園に行くこと。


それだけは、自分だけの秘密だ。


体力を思いっきし使った消耗品は、ひだまり公園に来ることで充電される。


と、思っている。少なくとも、少女は。

いつしか、チン。と音が呟く。


少女は、わかったわかったーーと当たり前のように立つ。そして歩く。


牛乳も準備して、いよいよ今日が始まる。

少女は、パンを口にした。


じわりと広がるバターは、少女を満たす。


不規則に牛乳とパンを交互に飲むその姿は、幼い子供が勢い余るかのように、なおかつ大人びた静けさを慕っていた。



食べ終わる頃には、午前7時15分を回っていた。そろそろかな、と無表情に微笑みがこぼれる。


少女の暗示通り、彼は来た。


チャイムなど必要ないとでも言うような声がする。


「おーきーてーるーーー?」


大きいとは言えないなんとも弱々しい声を尻目に、パンを急いで頬張って牛乳で流す。

そして、言葉を返す。


「待って、今行くから!」


着替えも済ませる。


いざとなったら、女はハヤいものだ。


ペースが早まるのを感じ、大きな思い入れがあるのだと感心する。


ーー感心とはいえ自分のことなのだけれど。


その時、木琴の音が散る。携帯の着信音だ。


メールと電話で分けているので、これはメールだとすぐわかる。


服のボタンを締めながら、片手で操作する。


女の子友達から、メールらしい。嬉しい。


『こんどいっしょにあそばない?』


……。


一瞬、手が止まる。


ーー感動する。今の今まで、機械がここまで人を驚かせる技術があったなんて。


ーーおっと、こうしちゃいられない。


ーーだめだな、結構待たせてるかも。


少女は焦りの色を顔に表出し、手に持つひし形の機械を、握りつぶした。


途端にそれは電波を通すモノだと全く理解できなくなるものに変わる。




人型。ひとがた。ヒトガタ。




白髪の背の高いモノは、クローゼットに向かって指を指す、そして曲げる。




引き寄せた。




見事に目が点になり、何度か瞬く少女。


そのモノは、中からちょっとだけシャレたお洋服を取り出し、服の絵柄を少女にどうだと言うように見せる。

無表情で。


ここは人の動作と同じだ、と安堵する。


でも、彼女には到底きれっこない服は、すぐにダメ、と言われた。


結局、役に立たなかった、と思うかのように床に座り込む。


しかし、そのモノはズボンのポケットからある物を取り出した。

そのある物で、少女に向けて発砲した。


学生にとって朝は鬱だ!!!

君もそう思うだろう?

ああ一日中、妄想の世界に浸ることができたなら……

妄想を書き留めるってこと難しいですよね

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