表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

エピローグ

最後です。

 あれからおよそ一月がたった。

 今は八月の七日。

 俺は今、六月に行った場所に来ている。


「ここらへんだったよな」


 弥生がナンパされていた場所だ。

 彼女に会った場所。

 俺が彼女を助けた場所。


 あの後から、夢行路にいけなくなった。

 いや、夢香露が無くなった。

 無くなった。

 買っていた分も、売っていた場所も、何もかも…

 まるで最初から無かったかのように…

 いや、無かったのだろう。

 所詮、あれは夢。

 ただの夢だ。

 もともと、無かったのだ。


「そういや、携帯の番号聞いてなかったな」


 俺は、弥生を探している。

 ゼロに近い可能性を信じて、ここに来ている。


「ま、ただ、諦められないだけ…か…」


 未練がましいのだ。

 しっかりと弥生が死んだことを確認しなければ。


「無理…ありすぎだな…」


 そもそも、彼女の住所を知っているわけではない。

 知っているのは名前と好きな物や色ぐらい。

 なんの手がかりにもならない。


「あの…」


「ッ!!!!」


 いた。

 彼女が…


「すいません…」


 弥生が…


「榎本 公太さんですか?」


 夢行路であったときの台詞を言いながら、

 あそこであったときと同じ口調で、

 そこには弥生がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ