花
掲載日:2026/08/29
日常の中にあるささやかな優しさと、大切な人を想う温かな時間を描いた詩です。
画面越しに届く一言や何気ない笑顔など、どこにでもある小さな幸せが心を彩っていく愛おしさを込めました。忙しい日々の立ち止まり木として、静かに寄り添えれば幸いです。
スマホの画面越しに
君から届いた短い言葉がひらく。
バラやチューリップじゃなくていい。
風が吹けば揺れてしまうけれど
僕の胸の奥に深く根をはった
君という名の小さな花。
街の景色が色あせても
僕の季節は君を中心にめぐる。
今日も一日をあたたかく満たす
その、君の花。
ふと見上げた空の青さに、
君の声を重ねてみる。
特別じゃなくていい、
名前もないような日々の隙間で
そっと咲き続けるその笑顔が、
僕の今日を、明日を、やさしく彩っていく。
画面の向こうにいる「あなた」から届く、飾らない言葉や笑顔。それだけで、何の変哲もない日常が鮮やかに色づいていく愛おしさを言葉に仕立てました。
華やかなプレゼントや特別な言葉がなくても、日々の隙間に咲くささやかな存在こそが、心を一番あたたかく満たしてくれるはずです。この詩が、あなたの胸に咲く大切な人を思い浮かべるきっかけになれば幸いです。




