第2章:消えたブラジャーの行方と、生徒会長の秘密
第2章:消えたブラジャーの行方と、生徒会長の秘密
消えたブラジャーの行方
臨時教師として、名門高校に赴任した久我奏太。初日の水泳の授業後、更衣室から悲鳴が聞こえてきた。それは、学園のアイドルで生徒会長の白鳥麗の声だった。
「せんせぇ、ブラないのぉ!」
久我は動揺しながらも、タオル一枚で震えている麗を落ち着かせ、共にブラを探すことにした。麗のロッカーや荷物を探しても、彼女のブラジャーは見つからない。
「誰にも見られてない?」
久我が尋ねると、麗は普段の完璧な表情を崩し、顔を赤くして力なく首を振る。
「はい…。まさか、こんなことになるなんて…恥ずかしい」
久我は、麗の困惑と、憧れの的である生徒会長の、こんなにも無防備な姿に、自身の能力が持つ残酷さを思い知る。
「麗さん…。君のブラジャーは、どんなものだったか、詳しく教えてくれないか?」
麗は、久我の目をじっと見つめ、一瞬ためらった。探偵としての冷静さと、彼女を助けたいという真摯な思いが込められたその問いに、彼女は観念したように口を開く。
「えっと…水色の、すごく繊細なレースがたくさんついてて、サイズはD、いや…B70でした…」
麗は、まるで告白するかのように、自分のブラジャーを説明し始めた。それは、彼女の可憐な外見にぴったりの、控えめなデザインのブラジャーだった。久我は、麗の説明を脳内で反芻しながら、心の中で推理を始める。なぜ、よりによって生徒会長のブラジャーだけが盗まれたのか。
その時、麗が久我のポケットに視線を向け、はっと目を見開いた。
「せんせぇ、それって…もしかして、私のですか?」
麗の視線の先にあったのは、久我がつい先ほど、遥から受け取った白いブラジャーだった。
「あ、いや、これは…」
久我は慌ててブラジャーを隠そうとするが、時すでに遅し。麗の顔が、みるみるうちに怒りと屈辱に染まっていく。
「な、なんで先生が、そんなもの持ってるんですか!!?」
麗の剣幕に、久我は冷や汗をかきながら必死に弁明する。
「ち、違うんだ!これは、さっき黒瀬さんが、落とし物だといって…」
久我の言葉を遮るように、更衣室の入り口から、黒瀬遥がひょっこりと顔を出した。
「先生、やっぱりまだそれ持ってたんですか?麗先輩に渡すの忘れちゃったんですか?」
遥は、にこにこしながら久我に近づいてくる。その一言で、麗の怒りの炎は、一瞬で消え去った。
「え…?黒瀬さん…?」
「はい。さっき更衣室の床に落ちてたから、先生に拾ってもらったんです。麗先輩のですか?」
麗は、顔を赤くして頷いた。
「そ、そうです…!ありがとうございます…」
「でも、なんで先生が持ってたの?」
遥は、にやにやと久我を見て、悪戯っぽく微笑んだ。
「さあ?それは先生に聞いてみてください」
「なっ…!?」
久我は、遥の言葉に慌てるが、麗は久我のポケットからブラジャーを取り上げると、しぶしぶと着け始めた。
ブラジャーの試着と、見えた秘密
しかし、麗が久我のポケットから取り上げた白いFカップのブラジャーは、彼女の「水色でB70」という説明とは色もサイズも全く違っていた。
「麗さん、待ってくれ、それは……君のじゃないかもしれないが、とりあえず……」
久我がその場しのぎの言い訳を口にしようとした、その時だった。麗は自分のブラが見つからなかったことに絶望し、目の前の下着を早く身に着けたい一心で、久我の言葉を無視して装着を急いだ。
麗は、ブラジャーを手に取ると、久我に背を向け、タオルで身を隠しながら着けようとした。白いブラと彼女の透き通るような肌が、濡れたタオル越しに、久我の目に甘く焼き付く。
その瞬間、更衣室の入り口に、黒瀬遥が再び姿を現した。
「あれ?麗先輩、もう着けられたんですか?……うわ、デカっ」
遥は、悪気のない口調でそう呟くと、タオル越しにブラジャーの形を意地悪く値踏みするような視線を向けた。その一言が、麗の焦りを極限まで高めた。
麗は、遥の視線に耐えられず、ブラジャーのホックを留めようとした瞬間、体に巻いていたタオルがずり落ち、完璧な裸体が久我の目に飛び込んできた。
「きゃっ!」
麗の悲鳴が更衣室に響き渡る。
「ご、ごめん!」
久我は慌てて目をそらしたが、その視界の端に、タオルからこぼれ落ちる彼女の華奢で、どこか幼さを残した肢体が鮮明に焼き付いていた。
麗は、顔を真っ赤にしながら、ブラジャーを急いで着けようとする。しかし、Fカップのブラは彼女の胸には明らかに大きすぎた。麗の胸は、ブラのカップの中でかろうじて固定されているだけで、布と肌の隙間からは、淡いピンク色の乳首が久我の視界に何度も露わになる。
「せんせぇ……これ……私には、大きすぎます」
麗は、泣き出しそうな、恥辱に耐えるような声で久我に訴えかける。その光景は、彼女の完璧な外面からは想像もつかない、無防備で、幼い「秘密」のサイズを久我に突きつけていた。
遥は、その一連の光景を楽しそうな笑顔で眺めていた。
「...Dカップ...じゃなくて、B70だったな...」
久我は心の中で呟きながら、麗の胸に触れることなく、彼女の完璧な外面に隠された、もう一つの**「秘密」の輪郭**を垣間見たような気がした。




