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プロローグ
まさか自分の人生が、こんな結果になるなんて思いもしなかった。
全てはあの時、自分自身で選んだ結果だから、何の不満もない。
ただ、別の人生もあったのではないかと、時折考えてしまうことがある。
今の人生に満足していないわけではないが、人生の岐路で他の選択肢もあったのではないかと考える自分がいる。それは贅沢な悩みなのかもしれない。
今、こうして人生を振り返るのは、これからのことを他の誰かに託さなければならないという不安や期待が、そう思わせるのだろう。
だが、最後には笑って終えることができたのだから、良い人生だったと言えるだろう。
だからこそ、矛盾しているようだが、笑って終えられた今、他の人生も経験してみたいという気持ちが湧いてくるのだ。
その答えは、この本を読んでいるあなたに委ねたい。
さて、そろそろ本題に入ろうと思う。
少々長くなってしまうが、私の人生の物語に付き合っていただければ幸いだ。
もっとも、決して最後まで読んでいただかなくても構わない。
あなたの判断で、途中で読むのをやめていただいても大丈夫だ。
前置きが長くなったが、では私の物語を始めよう。




