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勇者カップルと踊る精霊達  作者: ここがキーパーソン
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1.社交ダンスで優勝したら異世界に召喚された

「優勝は、マーク・リリアン組です。」


マークと目を合わせ、フロアを囲む観客を見渡す。

彼らの拍手と声援が会場に鳴り響く。


姿勢を整え、深呼吸をする。

フロアの中心に立ち、会場が落ち着くのを待つ。

「それでは、優勝者のオナーダンスです。種目は何にしますか?」


マークと視線を交わし、体をリズミカルに縦に揺らす。

彼の頷きが見える。


「「サンバ」」

二人の声が一つになる瞬間、思わず笑みがこぼれる。

観客は息を呑んで、二人に注目する。


今までに感じたことのない一体感が広がる。

マーク、音楽、フロア、観客、全てが鮮明に感じられ、

気づけば私たちは踊り始めていた。


サンバはカーニバルの踊り。

フロアをぐるりと回るように踊る。

今日はフロアが少し狭いなと感じる。

観客の横を通り過ぎると、その表情や感情がはっきりと伝わってくる。


ずっとこのままでいたい。

マークがそう思ってるように感じた。

今日の優勝のために毎日二人で踊り続けた。

しかし、これは今まで経験したことのない感覚だ。

まるで体が光に包まれているように感じる。


え?本当に光っている?まぶしいっ!何も見えないっ!


―――――――――――――――――――――――


()()()、儀式は成功です!しかも、驚くべきことに2人も勇者が召喚されました。」


まばたきすると、まだまぶしさが残っており、周囲がぼんやりと見える。

部屋は暗く、蝋燭の灯りだけが部屋を照らしている。

黒いローブに身を包んだ人々や騎士のような人々がそこに立っている。


騎士たちが二列に整列し、その間から紺色の服に金の装飾を施した人物が少し近づいてくる。


「勇者?召喚?ここはどこなんですか?」私は戸惑いながらも声を漏らす。


王は笑顔で答える。「勇者の方々、突然のことで驚かせてしまったようですね。この世界を救っていただきたいのです。」


「勇者の方々?」私はマークの方を振り返る。彼は目を丸くしていて、少し抜けた表情を浮かべている。


「私たちのことでしょうか?」と私は問いかける。


王は頷きながら言った。

「そうです、お二人には魔王を倒していただきたいのです。」


魔王を倒す?私たちどうなるの?

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