14話 友の仇[テンプレ]
「なぁ、仇、取りたくないか?」
「え?キメラは倒したんじゃ?」
「いや、ギルドは混乱を避ける為そうやって公表してるが、厳密に言えば、消えたんだよ」
「は?」
「霧になって消えたんだよ。そんでもって、また出たから俺がこの町に来た」
「なるほど…やらせてください!」
「よし!行こうぜ!」
シヴァが陽気に言う。
「ここらへんにいるはずだ」
「あの、クエストは受けないんですか?」
「あぁ、極秘だからな。でも安心しろ、俺の報酬を山分けだ」
「え、いいですよ、お金なんて」
「何言ってんだ、宿屋に借金して住んでるんだろ?」
「まぁ、そうですね」
「なら遠慮すんな」
「はい…」
シヴァに押されて受ける。
「お、居たぞ」
「はい」
「動揺しないのか?」
「んー…なんででしょうか。負ける気がしないんです」
「そうか。まぁとりあえずお前だけで行け」
「は?」
「今のお前なら大丈夫だ」
「いやそういう問d」
「行け!!(迫真)」
「えぇ(困惑)」
仕方なくキメラに向かう。剣を握ったが不思議と震えなかった。
「おらあああああ!!」
「剣士の心得を習得」
音がしなかったし、手応えも無かった。
「やったか?」
とシヴァが言う。
(おい!フラグ立てんな!)
しかしフラグが回収されることは無かった。
キメラの体が真っ二つになったのだ。
「え?」
「なにその侍みたいなやつ」
と突っ込まれる。
「とにかく、これでやったな」
「はい…」
(侍とかあるんやな…)と思いつつも、ロナリアの仇を取れた事に喜びが溢れてくる。
なんていうか…閲覧着いてて驚いた。そして思った。感想聞きたい|ω・`)チラッ